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【コメント】
(1)新型コロナウイルス感染症の現状
(2)製品プラスチック回収モデル事業
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令和4年(2022年)7月13日
【コメント】
(1)新型コロナウイルス感染症の現状
(2)製品プラスチック回収モデル事業

更新日 : 2023年11月28日
ページ番号:000163949
コメント項目

(1) 新型コロナウイルス感染症の現状について(資料なし)

(2) 製品プラスチック回収モデル事業について(PDF:1MB)

月日:2022年7月13日
場所:北九州市役所

出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

令和3年12月24日北九州市長記者会見画像

市長
 まず新型コロナに関するコメントから始めさせていただきます。発生状況につきまして、このグラフをご覧いただければ一目瞭然でありますが、ここに来まして、また急拡大を始めております。今月に入って急速に増加しているわけでありますが、今年の1月からの第6波と同様に、急拡大の傾向にあります。日別に見ますと、16日連続で前週の同じ曜日を上回っております。赤い文字で書かれているのがその状況であります。先週1週間で見ますと、新規陽性者数は、その前週の約2.5倍になっております。BA.2よりもさらに感染力が強いと言われるのがBA.5でありますが、その系統への置き換わりが全国的に進んでおります。ワクチン接種によって、一定の免疫が得られると言われておりますが、それも減衰してまいりますし、また3連休、来週から夏休みということもありまして、今後さらに感染拡大する可能性があります。そこで、病床使用率というものが、医療提供体制の中でも、特に重要なポイントでありますけれども、重症者は福岡県内、市内ともにゼロでありますが、県内の病床使用率は24.0%になり、また本市の病床使用率は22.2%であります。つまり逼迫している現状にはありませんが、全国各地で、1日の新規感染者数が過去最多を更新する県が相次いでいるということも考えますと、このまま感染拡大が続くと、医療現場への負荷が高まるおそれがあると考えております。市民の皆様方には、これまでも感染症対策で大変お力添えをいただいているわけでございますが、こうした現状を踏まえまして、3密の回避、手洗い、マスク、うがい、換気など、1人1人ができる基本的な感染対策の徹底を引き続きお願いしたいと考えております。また今後のワクチン接種体制については、これまでもお知らせしておりますが、いよいよ4回目接種がこれから本格化してまいります。今週末から集団接種を、市内12会場に拡大をいたします。また若い世代の方々の3回目接種をさらに進めるために、金曜日、土曜日の夜に、10代、20代専用の接種会場も設けます。あるあるCityとコムシティであります。この10代、20代向けの会場では、予約なしでの接種も可能であります。ワクチン接種の効果は、時間の経過とともに低下していくと言われているわけであります。市民の皆様におかれましては、4回目接種はもとよりでありますが、若い方々、1回目から3回目の接種も含めまして、対象の方はぜひ早めの接種を、ご検討いただければと考えております。
 次に、製品プラスチック回収モデル事業をスタートいたします。タイトルは、「やってみよう!製品プラスチック回収モデル事業」であります。画面をご覧いただきますと、プラスチックごみには、容器包装プラスチック、つまり商品の包装などに使われているものと、バケツ、プランターのように、製品プラスチックの2つがあります。このうち容器包装プラスチックは、平成18年から、緑色の指定袋を使って分別収集を開始し、現在リサイクルを行っております。一方、製品プラスチックは、現在リサイクルする仕組みがありません。本市としても、家庭ごみとして収集して焼却処理を行っている現状であります。こうした中、国におきまして、海洋プラスチック問題が注目され、それに対応するために、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律を制定いたしました。市町村は、製品プラスチックの分別収集・リサイクルに努めるということにされております。画面をご覧いただきますと、そこで、本市では、製品プラスチックの本格的な回収に向けまして、排出量、また組成などの必要なデータを把握するため、今年の2月に、小倉北区の霧ヶ丘地区におきまして実証事業を行いました。次の画面をご覧いただきますと、今回は、回収量の増加に伴う影響など、より詳細なデータ収集を目的にしております。対象地区を全市に拡大したモデル回収を7月18日、月曜から行うことといたしました。次の画面でありますけれども、モデル地域の皆様には、収集日に、緑色の指定袋に製品プラスチックを容器包装プラスチックと一緒に入れて出していただきたいのであります。ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。回収した製品プラスチックは、異物を取り除いたのちに、容器包装プラスチックとともに、プラスチックの原料などにリサイクルいたします。次の画面でありますが、今回のモデル事業では、リサイクルしやすいように、プラスチックだけでできているもののみを回収いたします。金属などを含んだものや、充電池などの発火のおそれがあるもの、また長さが50cm以上のものなどは収集できませんので、その点のご理解をよろしくお願いいたします。現在、容器包装プラスチックと製品プラスチックの一括回収を実施している政令市はありません。本市としましては、今回のモデル回収の結果を十分に踏まえまして、全国的にも先駆けて、来年度中には、製品プラスチックの全市での本格実施を目指します。今後ともSDGs未来都市として、環境に配慮したまちづくりに全力で取り組んでまいります。それでは、ご質問を承ります。

記者
 では冒頭、幹事社から質問させていただきます。日曜日に行われた参院選に関してですけれども、参院選の終盤では、安倍元首相が銃撃されるという痛ましい事件がございました。そのあと葬儀も行われ、警察庁の要人の警護に関していろいろ議論がされているところであります。一連の流れについて、市長としてどのような思いでご覧になっていたか、一言コメントをいただけますでしょうか。

市長
 安倍元首相は、最長の期間、総理として、日本の国政において指導力を発揮された方であり、同時に、関門連携で大変親しく交流しております下関出身の国会議員でございましたので、関門連携、あるいは北九州のことについても、大変温かいご理解とご尽力をいただいてまいりました。それだけに、もう大変悲しみと、大変残念な思いでいっぱいであります。そしてまた、絶対に許されない蛮行によって亡くなられるという、大変痛ましい、実に残念な、卑劣極まりない凶行を国民は目の当たりにいたしました。それだけに、民主主義の根幹を揺るがすような、このような蛮行を絶対に許してはいけないという、激しい憤りを国民は共有したのではないかと思います。私もその1人であります。これまでの国政におけるご活躍に併せまして、北九州市の発展のためにも、様々なご尽力をいただいたこともあります。本当に卑劣極まりない蛮行、時間が経っても、もう本当に、絶対にこのようなことを二度と許してはいけないという憤りの気持ちはますます募るばかりであります。心からご冥福をお祈り申し上げたいと思っております。

記者
 ありがとうございます。あと1点、参院選自体、自民党の大勝というような結果になったわけですけれども、この参院選の結果自体についてはどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

市長
 これは国民の選択でありますので、自治体の立場から申しましても、国民の、この選択をそのように受け止めたいと思います。当選をされた方々にはお祝い申し上げたいと思います。そして、物価の高騰であるとか、世界的な安全保障、あるいは、エネルギー、食料のいろんな面で大変由々しき事態に直面いたしておりますだけに、国民の期待に応えて、中央におけるご活躍を、心からご期待を申し上げたいと思います。また自治体の立場からも、こういう状況であります。物価高騰などによりまして、国民生活、中小企業の経営も大変苦しくなっておりますので、地元市民の、国政への要望というものもしっかりとお伝えしていきたいと思っています。

記者
 分かりました。幹事社からは以上です。各社さんどうぞ。

記者
 新型コロナの件なのですけれども、感染拡大が北九州市で広がっている要因、どのように市長、お考えでしょうか。

市長
 BA.2からBA.5への置き換わりということも医療専門家は言っておりますが、やはり2年半に及ぶ行動制限、もう本当に我慢、我慢の連続だったと思うのです。先ほどのグラフを見たら分かりますように、第1波から第6波までの歩みを振り返る時に、皆、苦しい思いを耐えてきているわけです。そして、ようやく落ち着いたという、この安心感というものもあったと思います。そういうこともあって、例えば、いろんなスポーツ施設なんかを見ても、アメリカと違って、皆、マスクはしっかりされていますよね。感染症対策はしっかり行った上で。でも、やっぱり出事が大変多くなったと思うのです。それと、やはり中高年の方は、ワクチン接種については極めて、9割とか8割台だとか、かなり多くの方が、自分の健康を守るために大変努力をされておられますが、やっぱりどうしても若い方々に、ワクチンの接種はまだまだ十分ではないという指摘もあります。そういうことで、ようやく第6波が落ち着いてきて、気候もよくなってきたし、2年半に及ぶ我慢の連続だった。そういう中にあって、これは日本だけではないと思うのですけれども、やはりいろんな行動半径が広くなったということが背景にあるのではないかと思います。それと、やはり重症者がいないのです。報道でも軽症の方が大半であるということで、当初、新型コロナ感染症については、命を落とすような、非常にリスクの高い、怖い感染症だというイメージだったと思うのですけれども、昨今の状況がそういうことで、重症化する方がまずいないという状況を、テレビなどで全国の状況はご覧になっておりますし、それから、経口薬でいろいろと回復できるという、こういう情報などもかなり広まっていると思います。そうしたことで、いわゆる二類としての扱いから、理論的な話はさておいて、感覚的に、やはり若い方をはじめとして、2年半頑張ってきたし、この状況からすると、今までのようなことはないのではないかという、やっぱり安心感に繋がるだけの、いろんな、客観的な事実というものもあるように思います。従いまして、今日の状況を第7波の入り口と見るかどうかは別にして、今週の金曜日に、(国の新型コロナウイルス感染症対策)分科会におきまして、果たして、こういう状況でどのような行動制限を考えるか、あるいは考えないのかという議論があると思います。昔のように、飲食店を閉めるとか、そういうことでは、そのエビデンスもそうなのですが、多くの国民の共感が得られるだろうかという気がします。そういう中にあって、確かにこの急拡大の状況は懸念されておりますので、どういう形で向き合っていくのか、中央におきましても、感染症の専門家に大いに議論をしていただいて、この夏をどう乗り切るかということについて、一定の指針が早く示されることを期待しています。

記者
 ありがとうございます。ということは今の時点で、例えば市民生活に制限をお願いしたりとか、そういうことは考えていないということでよろしいですか。

市長
 そうですね。今までも、お一人お一人ができること、マスクを外では外しましょうよという、そんな話が政府関係者からも、また私どもも申し上げてきたのですが、現実に街を歩いてみますと、高齢者だけではありません、若い世代の方も、アウトドアでもやっぱり注意して、マスクをなかなか外されようとしないという、それだけお一人お一人が、感染症対策で十分気を付けておられる方が大変多いというふうに思います。問題はこの間、インフルエンザ(による学級閉鎖)が全く発生していないように、基本的な感染症対策というものが、いかに我々の健康を維持するために重要な役割を果たしているか、大きな効果があるかということは、皆、共感していると思いますので、まずは、我々ができることを着実に毎日こなすということではないか。行動制限という議論は、中央において大いに議論がされると思いますけれども、今は、すぐにそういう状況ではないような感じがいたします。

記者
 ありがとうございます。

記者
 発表案件の中のプラスチックの回収をまとめてということで、政令指定都市では、今現在ではないということなのですが、まとめて回収することの、何か支障があるとしたら、どういったことに課題があるのでしょうか。

担当者
 まとめて回収する課題ということなのですけども、容器包装プラスチックと、あと製品プラスチックっていうのは、結構、容器包装ですから、普通は柔らかいお菓子の袋とか、そういうものなのですけど、製品プラスチックになると、ちょっと製品なので硬いというのがあります。そういうのがありますと、一緒に集めて、工場に持っていって、選別作業ということでいろいろやるのですけど、機械に通す時に、やっぱり硬いものを通す時に機械が傷みやすいとか、そういう課題はあります。ですから、こういう実証を一緒にやってみて、そこら辺の、機械に対しての負荷が大丈夫かとか、そういったことも検証していく予定にしています。以上です。

記者
 ありがとうございます。

記者
 話題が行ったり来たりして申し訳ないですが、コロナのことについてなのですけれども、市長としてはもう、いわゆる第7波と言われるものに、既に入っているのか、それとも入り口にあるのか、どういったお気持ちでしょうか。

市長
 やっぱり感染症の専門家が、今日の全国的な状況をどう分析するかということが大事だと思っております。その中で、東京などの状況を前に、(分科会の)尾身会長が第7波ということを口にされたということは、大変重い現状認識ではないかと自分は思います。ただ今週の金曜日、分科会でも相当議論がされるということでありますので、その議論の経過を見守りたいとは思いますが、自分としては、ここまで国民が頑張ってきておりますので、そして、それによって失われたものも大変大きいと思うのです。経済、社会のみならず文化も含めて、日常の生活にどうやって戻っていくかということについて、世界情勢が非常に不安定で、食料・エネルギー、円安ということで、物価が高騰している中にありますので、そういう状況を考えますと、第7波、もうこれに入るのだということは、あまり認めたくはないですね。何とかここで踏み止まれないかという気持ちはするのですが、しかし、それは、やはり専門家による議論というものを、今週末、よく見てからにしたいと思っています。

記者
 ありがとうございます。

記者
 発表項目とは関係ないのですけれども、参院選が終わりまして、前々回ですかね、会見の時にもちょっと触れさせてもらったのですけれども、市長選に関しまして、参院選後に後援者の方のご意向を伺ってというお話は前回もしていただいたと思うのですけれども、参院選が終わりまして、ある程度の具体的な見通し、大まかな見通しとかっていうのがもし固まっておられれば、お伺いできればなというところと、かねてからお話しされている、進退に関するお気持ちっていうのは、現時点ではお変わりないでしょうかというところをお尋ねできればと思います。

市長
 これまで申し上げておりますように、いろいろとご相談をするにしても、参議院選挙に皆様がかなり時間を割き、没頭されている時でありましたので、それが終わってからということであります。まだ終わって1週間も経っておりませんので、そういった意味では、今、いろんな方々に、どういうふうにお会いしてお話を聞くかということを、準備しながら、できるところからというふうな段階でございますので、全体として、それをどのように総合的に判断して、自分の考えを述べるかという時期については、まだ未定であります。

記者
 分かりました。ありがとうございました。

市長
 後段のご質問は、気持ちは変わっていないかということですが、変わった時には変わったと申し上げますから、そういうことは、申し上げてはおりませんので。それと、あともう1つ、この議論の過程で、インフォーマルには、様々な立場の方からお話を聞いているのですが、いずれにしても、来年の2月に選挙になります。それ以降の体制について、どういう展望を持っているかということも話題になるわけです。その時に、自分からは、この15年半の経験則からして、今、いろんな成長戦略にしましても、いろんなことで、これまでの蒔いた種が少しずつ芽吹く状況でもありますので、これは、やはり党派、会派を超えて、一緒になって、この市政の強力な成長戦略を推進するためのスクラムを組めれば、それは大きな推進力になるのではないかと。いわゆる保守中道勢力がチームワークよく、国はじめ、いろんな方面に、頑張って前向きに進むということが望ましいということは、私から常に言っていることであります。従いまして、今のご質問は、私自身どうするのか、気持ちは変わっているのかどうかというご質問だったのですが、それも、もちろん話題ではあるのですけれども、やっぱりゆくゆく、その市政のあり方として、何をどうする、こうするという以前に、やはり15年半の経験からして、今後、市政の円滑な発展のためには、やはりそういうチームワークが大事ではないかということについては、ご相談をした方は、皆、異口同音に共感していただいています。

記者
 分かりました。ありがとうございます。

担当者
 それでは、その他にご質問はいかがでしょうか。よろしいでしょうか。では以上で会見を終了いたします。ありがとうございました。

市長
 ありがとうございました。

このページの作成者

市長公室報道課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

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