ページトップ
印刷用ページ(新規ウィンドウで表示します)
現在位置:トップページ > 市政情報 > 市長記者会見 > 過去の市長定例会見 > 令和3年度(2021年度)市長定例会見 > 令和3年10月21日
【コメント】
・新型コロナウイルス感染症の現状
・世界体操・新体操選手権
【発表案件】
・ファイザー集団接種の追加実施
・若者のワクチン接種推進CM開始
【報告】
・「サステナビリティボンド」実績
ページ本文

令和3年10月21日
【コメント】
・新型コロナウイルス感染症の現状
・世界体操・新体操選手権
【発表案件】
・ファイザー集団接種の追加実施
・若者のワクチン接種推進CM開始
【報告】
・「サステナビリティボンド」実績

更新日 : 2021年11月4日
ページ番号:000160986
コメント項目

(1)新型コロナウイルス感染症の現状について(資料なし)

(2)「2021世界体操・新体操選手権北九州大会」について(資料なし)

月日:2021年10月21日
場所:北九州市役所

発表項目

(1)ファイザー社製ワクチンによる集団接種の追加実施について(PDF:200KB)

(2)若者のワクチン接種を推進するテレビCMの放送開始について(PDF:204KB)

報告項目

(1)「サステナビリティボンド」の販売実績の報告ついて(PDF:500KB)

出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

令和3年10月21日北九州市長記者会見画像
令和3年10月21日北九州市長記者会見画像
令和3年10月21日北九州市長記者会見画像
令和3年10月21日北九州市長記者会見画像

市長
それでは、モニターをご覧いただきたいと思いますが、最初に新型コロナ感染症の現状についてご報告いたします。まずワクチンの接種状況であります。10月18日現在、少なくとも1回接種した方は67万9,000人。12歳以上の人口の対象者の約80%になっております。全人口の割合では約73%となります。次に、2回接種完了した方は64万3,000人で76.0%。全人口の割合では約69%となります。次に、年代別の接種状況をご覧ください。2回接種完了した方の年代別の割合を見ると、若い人ほどまだ接種率が低いという状況は全国と同じであります。ただ、既に予約を入れていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。その方の状況を少し黒っぽいグラフで示しておりますが、これを見ますと、予約・接種済みまで入れますと、10代でも66.2%になります。高齢者の方は90%と、こういうことになります。このように、年代が若くなるにつれまして課題はあるわけでありますが、現時点では、10代の2回接種完了者は約39%。しかし、予約を入れますと、65%を全ての世代で超えていることになります。こうやって、今後、各年代とも2回接種の完了者は着実に増えていくものと見込んでおります。順調に予約・接種が進みますと、10月末にはほぼ8割の方が2回接種を完了する見込みであります。また来月の半ばになりますと、希望するほぼ全ての方が、これは8割以上の方でありますが、2回接種を完了する見込みとなっております。次に、ワクチンの効果であります。まずは、「感染しにくい」ということであります。数字で見ますと、9月から10月15日までの感染者で見ますと、2回接種して14日経過された方は、それ以外の方と比べまして、約14分の1に抑えられております。また接種が進む40代、50代におきましては、感染者がピーク時の70分の1まで減少いたしております。分かりやすく言いますと、1万人強の方が、陽性が市内で確認されておりますけれども、2回接種されて、ブレイクスルーで感染された方は400人少し超えたぐらいであります。次に、「重症化しにくい」ということが言われております。本市においても同じでありまして、重症予防効果は確かにあると考えます。本市で2回接種して、14日経過をされて、不運にこの感染された方を見ますと、重症まで悪化した人は確認されておりません。このように、ワクチンの効果は、本市におきましても数字に、明確に表れております。ぜひともワクチン接種を検討していただきたいのであります。次に、ワクチンの追加接種のご案内をさせていただきます。これまでファイザー社製につきましては、国からの供給が枯渇しておりましたが、これからまた供給されていく見込みとなりましたので、ファイザー社(製)について、それと今行っておりますモデルナ(社製)の今後の見通しについて申し上げたいと思います。今週末から、ファイザー社(製)ワクチンによる「集団接種」を追加で実施することになります。これ(モデルナ社製)はワクチン接種後、ごく稀ではありますけれども、心筋炎などを発症する事例が報告されております。また10代、20代の男性の場合、この武田/モデルナ社製のワクチン接種後の発生頻度が、ファイザー社(製)のワクチン接種後よりも高いとされております。これを踏まえまして、10代、20代の男性の方を中心に、接種の選択肢を提供したい。まだ接種をされていない方に、新たな接種機会を提供するものであります。そこで、予約枠の追加であります。現在の集団接種会場で予約枠の追加を行います。10月23日の土曜日から11月21日、日曜まで、毎週土曜日・日曜日午後の予約枠を増やします。場所は、現在実施中の会場である市内の12会場であります。次に、新規実施であります。新たに東西各1会場におきまして接種を行います。市内の12会場での接種は11月21日まであります。11月27日から12月26日まで、毎週土(曜日)・日曜日の14時から17時に実施をいたします。場所は、小倉北区のあるあるCityと八幡西区のコムシティであります。対象は、満12歳以上の市民でありますが、10代、20代の男性には「優先枠」を設定いたします。(予約枠全体のうち)5割程度を考えております。予約の受付は10月22日、午前9時から開始します。1日あたり約600枠であります。ここで皆様によくご案内申し上げたいことは、このモデルナ(社製)を最初に打って(2回目接種は)ファイザー(社製)に変わる方もいらっしゃいます。ネットの処理ができないので、希望される方はコールセンター、区役所の相談窓口への来所、このいずれかによって予約いただきたいのであります。ネットの予約サイトは、このファイザー社製については「不可」とさせていただきます。画面をご覧いただきますと、現在可能な会場がこうやって掲示されております。あるあるCity、コムシティでは、毎週水(曜日)・木(曜日)の18時から21時にも武田/モデルナ社製のワクチン接種を行っております。こちらは平日・夜間の接種ですから、仕事帰りなどでの接種も可能でありまして、併せてご検討いただきたいのであります。次の画面であります。これまでご説明した内容を、分かりやすくと言いますか、ビジュアルにまとめますと、次のとおりであります。現在実施している武田/モデルナ社製のワクチン接種が、毎週水(曜日)・木(曜日)、あるあるCityとコムシティで実施します。1日約700枠であります。新たに追加するファイザー社製のワクチン接種は、毎週土(曜日)・日曜日に実施します。このうち、11月21日までは市内12会場で実施します。1日約600の枠であります。その後、11月27日から12月26日まで、あるあるCityとコムシティで実施いたします。1日約600の枠であります。こうした取組を通じまして、希望される全ての市民のワクチン接種の完了を目指します。引き続き感染拡大防止、適切な社会・経済活動の再開などに繋げてまいりたいのであります。この件は以上であります。次に、若者のワクチン接種を推進していくためのテレビCM放送開始についてご報告いたします。今後の感染再拡大防止を図り、ワクチン接種の推進など、感染症対策に関する広報啓発活動を強化するために、テレビCMやSNS発信、街頭の大型ビジョンの放映などを一体的に行う総合広報活動を、10月22日から開始いたします。特に若者のワクチン接種を推進することが課題でありますから、積極的にPRを行っていきたいと考えます。今回、「私には、打つ理由がある。」と題しました映像を制作して、テレビCMとして放送することにいたしました。併せて、感染した方や、様々な理由でワクチンを接種できない方への差別の防止を啓発するための動画も制作して、SNSなどで発信する予定であります。完成した映像3本、それぞれ15秒でありますので、皆様にここでご覧いただきたいと思います。

(動画視聴)

市長
以上であります。ぜひ皆様の宣伝をよろしくお願い申し上げたいと思います。テレビのCM放送と同時に、市内の街頭の大型ビジョンがありますし、SNSでも配信を行います。多くの若者にワクチン接種を検討していただければ幸いであります。現在、小倉駅に隣接する、あるあるCityや黒崎駅前のコムシティで接種会場を設けております。利便性の高い場所にありますので、学校や仕事帰りなどに利用していただきたいのであります。この件は以上であります。続きまして、「サステナビリティボンド」を、初めて販売いたしました。その実績を報告いたします。10月28日に発行予定の自治体初となる「サステナビリティボンド」、愛称は「北九州市SDGs未来債」と呼んでおりますが、この販売実績についてであります。この市債は、機関投資家向けには100億円、個人投資家向けには5億円を販売いたしました。機関投資家向けにつきましては、発行額(100億円)に対して10倍を超える需要、約1,000億円超が集まりました。これは、他の自治体が発行する同月・同年限(10年債)・同規模の、ESG債ではない通常の地方債で見ますと、その募集倍率が約3.9倍~4.3倍でありますから、その2倍を超える水準となっております。また今回、48の機関投資家にご購入いただいておりますが、事務主幹事証券会社の調べでは35社が新規の投資家と、7割超を占める結果となっております。さらに、本市のSDGs関連プロジェクトに賛同して、この市債を購入し、かつ、それを、ホームページなどで発信いただいている投資家がいます。その数、いわゆる投資表明件数は41件に上ります。具体的な投資家名は、発表資料の別紙1に記載しております。ESG、あるいはSDGs推進への積極的な投資を通じまして、「持続可能な社会の推進」に貢献していくという、機関投資家の強いニーズをしっかりと捉えることができたと、確かな手応えを感じております。一方、個人投資家向け5億円につきましても、募集開始から4営業日で完売となっておりますが、販売初日で約99%が売れて、ほぼ完売の状況でありました。158人・団体の方々にご購入いただきましたが、そのうち今回対象を広げた、本市を応援する市外在住の個人・法人等の方々が22人・団体含まれております。風力発電関連産業の総合拠点化や、全国でトップクラスの子育て・教育環境の充実に向けた取組など、SDGsのトップランナーを目指しております本市の先進的な取組について、投資家や市民の皆様にご理解いただいたことが、今回の結果に繋がったものと考えております。この場をお借りいたしまして、多くの機関投資家、そして個人投資家の皆様に深く感謝を申し上げます。今回募集した資金については、各種プロジェクト推進のための貴重な財源として活用させていただきまして、市の「持続可能な未来」に繋げてまいります。この件は以上であります。結びに、「世界体操・新体操選手権北九州大会」についてご報告いたします。18日から、ついに「2021世界体操・新体操選手権北九州大会」が開幕いたしました。これまで世界体操の男女予選が行われ、オリンピックでは見られなかったアスリートの素晴らしい演技の数々、そして日本勢の奮闘は、日本中、そして北九州市民に大きな感動を与えてくれています。今日からいよいよ決勝も始まります。予選を勝ち上がった選手たちに、これまで以上の熱い応援を届けていきたいものであります。またこの大会は、国の技術実証としまして、ワクチン・検査パッケージを導入しております。これは観客を、ワクチン接種者、もしくは陰性証明の提示者に限定する方式でありまして、有効席数100%の有観客で開催するものであります。入場時の確認作業、密を避けるための混雑対応など、どのような問題があるか、今回の技術実証を通じて検証していくことにしております。今までのところ大きな混乱はありません。観客の皆さんに安心して大会を楽しんでもらえていると聞いております。また、今大会でも、選手、関係者の中に新型コロナの陽性が判明した事例もあります。マニュアルどおり、早期に発見し、隔離し、感染拡大を抑え込めておりますが、市民の皆様には、この大会の開催が、これまで実施してきたマスクの着用など、感染症対策を疎かにしてもいいということでは決してありません。そのことをご理解いただきたいのであります。日常生活を取り戻していくためには、ワクチンの接種や基本的な感染対策の徹底が大切ということを改めてお願いしたいと思います。それでは、ご質問を承ります。

記者
まず、今日発表があったファイザー社(製)のワクチン接種に関する点なのですけれども、この全体の枠、何万枠とかっていうのはあるのでしょうか。それともう1つ、「世界体操・新体操」の件で先日、演技後に選手が陽性判明したという事例があったと思うのですけれども、バブル方式を取っていても、やはりそういう、「観客とどうしても近いところで陽性反応が出てしまう」と不安視する声もあると思うのですけれど、そこら辺はどういうふうに受け止めていらっしゃるかお聞かせください。

市長
ワクチンのことについては後ほど事務方から補足させていただきますが、昨日も皆様に大変ご心配おかけいたしました。外国人選手、大会関係者は入国する時に厳格な検査を受けて、パスした方だけが北九州市に来られております。そして、国と大会組織委員会が協議して定めたルールがありまして、1日目、2日目、3日目と、いずれも検査を行うことになっております。そして6日目にも検査を行っておりまして、このコロンビアから入国された選手は、いずれも全て陰性でした。つまり6日目というのは一昨日のことでありますが、その翌日に検査しております。これは試合に負けたので、帰国の手続きに陰性証明が必要だということで検査を受けたと聞いておりますが、そこで陽性が確認されたという事案であります。まずは大会を一時中断いたしまして、徹底した消毒を行ったところであります。総合体育館は大体15分で全体の換気を行うところでありますけれども、そうしたものは当然行ったわけでありますが、同時に、一緒に食事をしたり練習をしたりする、同じ国のチームメイト全員に対してPCR検査を行っておりまして、その陽性になった方を除く全員のチームメイトは陰性でありました。そういう経過でありまして、入国する時に水際で厳格にチェックをしておりますし、3日続いて行い、また6日目も陰性になっていたのに、7日目にこの陽性が確認されたというケースであります。当初から、これは日本国内においてもそうでありますが、どれほど感染対策を講じましても、どうしても一部に(陽性者が)出る場合があります。そこで、組織委員会としても感染を封じ込めると、決して拡大させないということは、「徹底した対応が必要」という認識で臨んでいたわけでありますが、今回こういうことで、ご心配おかけしたことは申し訳なく思っております。ただ、経緯はそういうことでありまして、一番やっぱり可能性があるのは、一緒に食事をし、練習をしているチームメイトでありまして、全員はいずれも入国に続いて4回の調査で陰性だったわけでありました。今回も陰性を確認しております。そういった意味で、何としてでもこれを封じ込めないといけないということで努力をしておりますが、現時点においてはそういう経緯にあります。今後とも感染症対策には万全を期していきたいと考えております。

担当者
先ほどご質問がございました「ファイザー社製の枠全てでいくつか」ということでございます。1日あたり約600枠ということで今回追加枠がございまして、土日合わせますと、1週間で約1,200となります。それが今週末から12月末までで、ちょうど10週間ございますので、10を掛け合せますと、約1万2,000枠ということでご理解いただければと思います。以上でございます。

記者
ありがとうございます。もう1点すみません、先日公示された衆院選の件で、市長が自民(自由民主党)の山本さんと三原さんのところの出陣式とかに顔を出されていたと思うのですけれども、今回その立憲民主党が共産(党)と協力を結ぶというような話も出ている中で、立憲民主(党)のほうに行かれなかった理由とか意図とかっていうのはあるのでしょうか。

市長
国政選挙に限らず、選挙につきまして、自分の心情的な思いは別として、首長としては「市民の賢明な判断を見守りたい」ということで、これまで来ておりまして、ただこの4年間、北九州市のためにご尽力いただいた点については、一言謝意を申し上げるということは自分としても、それは市長として必要なことではないかと考えまして、いろんな集会っていうのは各政治家お持ちでございます。そういう席上に呼ばれることはよくありますので、そういう席上で、この間の様々な地域貢献のご尽力について謝意を述べるということは今までしてきているわけなのですが、今度の場合は突然の解散日程になりまして、なかなか集会を事前に組むということが難しいということで、それが出陣式となり、そしてまた、もう1人の候補者については連合の政策制度決起大会が例年開かれておりまして、そこで一言申し上げた次第であります。野党共闘ですか、自分は、国政のそういうことはよく分からないのでありまして、やっぱり地元自治体としては、新型コロナについて、この1年半の教訓・反省を踏まえてしっかりと対応していただきたい。その場合、経済的なダメージを受けている庶民の生活、中小企業者を守るための方策に、大いに期待をしているということが1つあります。それから北九州空港であり、洋上風力であり、様々な未来志向のプロジェクトが順調に進んでおりますので、こうしたことにご理解いただき、バックアップをいただきたいと、そういったことを中心にお話ししております。従いまして、国政の一部で言われているような政権選択、共闘のあり方云々については、自分は発言をしておりません。

記者
ありがとうございます。幹事社からは以上です。各社さんお願いします。

記者
ファイザー社製のワクチン追加の件で1点お伺いします。今回、国からまた供給があったということなのですが、これはモデルナ(社製)のほうが、心筋炎が起こる頻度が高いということで、ファイザー社製をさらに国が供給したと、そういう理解でいいのでしょうか。それとも全く別のことで供給があったということなのでしょうか。

市長
国のほうでどういう事由になっているのかは、詳細は知りません。もしあれば後から答えますが、やはり「ファイザー(社製)を受けたい」という人は最初から結構いたんですね。それは職域接種、あるいは大学の接種などを通じまして。(1回目と2回目の接種間隔は)ファイザー(社製)は3週間でなりますね。モデルナ(社製)は1ヶ月と長いですし、やはりファイザー(社製)のほうが、馴染みがあると言いますか、いろんな人が受けて、「副反応はどうであったか」ということは大変気になるところでありまして、そういうことから安心感もあったものと思います。ただ、モデルナ(社製)が始まって「モデルナアーム」という言葉があるように、「ファイザーアーム」ということは聞きませんけど、「モデルナアーム」というのがある。実際の副反応はいろいろ調べていくと、そんなに差はないのかもしれませんが、ここに来て、身体に対する影響がもう1つある」という懸念材料が出てまいりまして、「1回目モデルナ(社製)を受けたけど、何とかファイザー(社製)がもし受けられるのであるならば、ファイザー(社製)を2回目に」という要望が出てきたこともございまして、ファイザー(社製)の供給を待望していたところであります。

担当者
少しだけ補足させていただきます。基本的には今、市長が申し上げたとおりでございまして、やはりファイザー社製のワクチンを希望される方がずっといらっしゃるというのは、やはり事実であります。ただ、国のほうがこれまで基本的に、一旦予定していた供給というのは、10月の上旬で一旦終了しておりまして、9月末の通知でも、基本的には「今後、モデルナ社製のワクチンの活用を検討してください」ということで、各自治体に話があっていたところであります。実はそうしたことでございまして、前回、そのモデルナ社製ワクチンを水(曜日)・木曜日に接種を行っているところでありますけれども、市長からも説明いたしましたとおり、ファイザー社製のワクチンも併せて、要求をずっと市としては続けていたところであります。今回、そうしたところに心筋炎の話も新たに出てまいりまして、「それも併せて」っていうことで、国から供給のご連絡が改めていただけたと、そういったことでございます。以上でございます。

記者
今回のファイザー社製ワクチンの集団接種なのですけれども、接種対象者が満12歳以上の市民、全員だと思うのですけれども、「優先枠を10代・20代男性に設定する」ってあるのですけれども、優先枠っていうのはどういう形のものなのか。要はその他の、30代以上の方というか、重なった際に10代、20代のほうを先に取らせるとか、何か、どういう形で優先するのかっていうのを教えてほしいです。

担当者
事務的なお話でありますけれども、市長が先ほどご説明いたしましたとおり、一応5割程度の枠として確保をしたいと思っておりまして、先に取っていただくとか、そういったことではなくて10代、20代男性以外のご予約を随時お受けするのですけれども、10代、20代男性の方が一定程度、そのモデルナ(社製)ワクチン1回目を打たれた方が、2回目ファイザー(社製)のほうに変更したいという、そういったご相談も今、数件いただいているところでもございますので、そうしたことも考慮いたしまして一定の枠を設けるということでございまして、スピードを調整するということではなくて、枠の限りで対応したいと思っております。以上でございます。

記者
ありがとうございます。あと1点だけ。まだ国のほうでも検討が進んでいる状況ではあると思うのですけれども、3回目のワクチン接種についてなのですけれども、これについて今、検討状況とか、どのような形にあるのかっていうのを教えてほしいです。

市長
今、国のほうでも、医療専門家を交えた分科会におきましても鋭意検討が進んでいると思います。海外の状況などを見ますと、免疫が少しずつ下がってくるという中で、3回目のブースター接種というのは広く行われてくると予測します。従いまして、日本政府におきましても、ある一定時期から、一番最初に打たれたのは医療関係者でございますので、医療従事者は医療の専門家でありますから、この「3回目の接種」ということについては非常に深い見識・関心をお持ちでございます。国とのやり取りの中で、それが、具体的に段取りが決まっていくのだろうと。そうしますと、おそらく年が明けまして、地方自治体におきましても「3回目」ということが、いよいよ現実味を帯びた議論になってくるものと思います。今は国における、医療専門家を交えた、協議の模様というものを注視しているところであります。その方向になれば、地元の医師会とよく相談して、機動的にしっかりと対応できるように準備をしていきたいと思います。気持ちの上では、これはやっぱり3回目の接種になるというふうに思います。

記者
先ほど「世界体操」の関係でちょっとお尋ねしたのですけれども、昨日感染が確認された、コロンビアの選手に関してなのですが、バブル方式にはなっていて、水際の検査体制というか、対策は徹底されている中でも、こういうふうに感染者が確認されてしまったということなのですけども、昨日感染が判明した方に関しては、例えばバブルから逸脱するようなケースがあったりとか、そういう事例が確認されているかどうかっていうところと、「感染した」っていうことについて、今のところ考えられる要因っていうのはどういったところなのかというのをお伺いできればと思います。お願いします。

市長
まずオリンピックの時もそうでしたけれども、今回の組織委員会におきましても、「どの国の選手か、関係者か」ということは、非公表ということであります。「コロンビアからの入国者」という言い方をされておりますので、そういう言い方を私どもさせていただきますが、先ほど申しましたように、厳格な水際対策に加えて、4回の検査を行って、全て陰性であったということであります。無症状で、今、隔離して医師が様子を見ておりますけれども、入国してからはバブル内の行動をしていたものと、このように聞いておりますけれども、詳しいことは今後の検討課題、調査の課題だというふうに思っております。どういうことがあり得るのかであります。やっぱり一番身近に生活をともにしているのはチームメイトだと思いますが、チームメイトも4回の陰性をクリアして、そしてこの度、出国の体制に入っているということですので、どうして1人だけ、陽性が確認されたのか。これは時々あることでありますが、かつて陽性になった人が回復したあとに、そのウイルスの欠片が残っていて、PCR検査の時に反応してしまう可能性があるということです。その場合はCt値において、これはもう陽性か陰性か、ギリギリぐらいのところが出てくる場合に、疫学的調査で、「これは陰性なのかもしれない」ということになる場合が一般論としてあるということなのですが、実は、そのことはまだデータを、私ども入手しておりません。分からないんですね。行動は、「バブルで定められたルールに沿って行動していた」というふうに選手団のほうからは聞いているという段階です。

記者
ありがとうございました。

記者
重ねての質問ですみません。今日の発表事項ではないんですが、教育委員会絡みなので、市長にお尋ねするのはどうかと思うんですが、一応、「市民サービス」という視点でご質問させていただけたらと思います。公立幼稚園、全て廃止するという方向で今なっていますけれども、その点で保護者の方々からたくさん陳情が出されているようです。主な内容としては、議論が保護者や子ども不在で進められてきていて、それが「子育て日本一」を表明している北九州市にしては、「どうしてそういうことになったのか」というような内容が主なもののようです。確かに議論は法的にきちんと基づいて進められていて、手続き上、問題はなかったと思います。全廃の方向も仕方がないことなのかもしれないということも、保護者皆さん理解されていらっしゃるようです。ただ保護者、子どもが不在な中、進められていたということで、公立幼稚園が8園から4園に減った際にも保護者のハレーションが起きていたようですけども、その時の反省を生かしたことがどうしてできなかったのか。手続き的には問題なかったけれども、そもそも「問題がない」ということが、市民感覚と行政の間でかけ離れてしまっているんじゃないか。特に幼稚園なんかは保護者、子どもが利用するものであるので、そこの視点に寄り添った、手続きにはないことかもしれませんが、そういったフォローなどが必要だったのではないかと思います。その点、市長の見解をお伺いできればと思います。

市長
今のご指摘の、保護者などのご意見については重く受け止めさせていただきます。ただ、「唐突すぎるのではないか」というご指摘がありますけれども、これまで市議会におきましては、公立幼稚園の役割は終えたのではないかと。ほとんどの子どもは私立の幼稚園で立派に幼児教育を受けているし、私立幼稚園の経営者も幼児教育の推進・向上のために一生懸命頑張っているし、市議会も、国のほうにも要請活動を繰り返して、そういうことをやってきている経緯がある。従いまして、「もう廃止してはどうか」ということが、この数年間の記憶を辿りましても、時折、与党の会派からも出ていたテーマなのであります。その都度、これは非常に重要な課題だと認識しておりましたので、慎重に議論して、教育委員会の考え方もよく聞いた上で、市として、これは教育委員会からのほうからお答えをしたことが多いと思うのですが、現在は市長からも、「行財政改革」という面もあるでしょうから、お答えしておりますが、公立幼稚園の果たしてきた役割を、その機能というものをいかにして継承し、今後の幼稚園教育の中に活かしていくかという、その点が大事だと。廃止することによって、いくらの経費が云々ではなくて、やはり幼児教育全体の中に、公的な教育の良さというものを継承・発展させることが課題で、そのための様々な検討を行っているということは既に申し上げてきております。今回、教育委員会のほうから出ておりますのは、そうした方向性に沿って十二分に検討した結果、それは現行の体制の中でしっかりと継承していける。そのために必要な支援策というのが追加で必要になるとしても、そういうことだと判断して今日に至っているところがあります。ただ、議会においてはその都度、この問題について、市の立場を表明してきているのですけれども、いざとなった時に、保護者をはじめとして、関係者の中に唐突感と言いますか、十分な説明というものが少ないというご意見が出ていることは、市長としても重く受け止めたいと思います。ここまで来ていることをご破算にして、「もう一度元へ」というわけにはいかないわけでありますけれども、そういう意見が出ているということは、今後の対応、また関係方面への説明、また、こうした類似の課題に対する、市の今後の基本的な市政のあり方として受け止めさせていただきたいと思います。

記者
確かに議会でずっと議論をされていた話ではあるかと思うのですが、幼稚園なので、保護者の子どもたちも議論の最初から在園しているものではありません。園長にとっても、市教委(市教育委員会)のほうは「園長に説明をしていた、園側には聞き取り調査はしていた」ということなのですけれども、4月に着任したばかりの園長先生がいらっしゃったそうですが、「聞いたことがなかった」ということでした。確かに議論は前々からあったかもしれませんが、実際に現場にいる方々にとっては、それは知ったことではない話かと思います。それをもって、「前々から議論の話があったことだ」と答弁を平気でなさってしまう、そこが市民感覚とずれているんじゃないかなと私は思いましたので質問させていただきました。改めて、今のお尋ねを受けてお答えいただければと思います。

市長
現実に幼稚園の関係者、ひいてはその保護者も含めて、どういう形で、具体的な日程で説明をしてきたのか、ちょっと今、手もとに資料はありませんけれども、そのようなご意見が出ているということは、今となってはいるわけではありますけれども、今後のこともありますので、教訓としてしっかりと受け止めさせていただきます。

記者
世界体操のほうを伺いますけれども、今のところ選手団の陽性等はあっていますけれども、観客側のほうについて、実証実験側のほうになるかと思いますけれども、大きな混乱は特にないというところではあるのかとは思うのですが、初日に伺った時にも、入場で検査の時間が、条件の時間を過ぎた検査証明をお持ちになって、その場での入場を断ったケースがあったということでしたけども、その後、会期が続く中で、今のところの中で入場を断ったケース、そういった条件に合わず断ったケースがどれぐらいあっているのかというのを、何か集約等があればお聞かせください。それから、これから、まさに今日から決勝等も入っていきますけれども、これまでの予選の中でも日本選手が出る場面の中で、やはりどうしても声が出る、もしくは、私も関係者から声が出ていたのかなという感じもしますけれども、拍手が基本という中でも、どうしてもやっぱり声が出るとか、それはやむを得ない部分もあったでしょうが、その辺りを、これから決勝になれば興奮もまさにしていくので、そういった場面も出てくるかと思います。まだ続く大会の中で、観客に向けて求めたいこと、注意していただきたいこと等々があればお聞かせください。

市長
2人は少なくともお帰りいただいたというか、入場できなかったということは知っておりますが、数件あるのではないかということも、それは後ほど答えさせていただきます。本来、このワクチン・検査のパッケージは、組織委員会全会一致の賛同のもとに、国に対する要望ですので、県と市が行ったという経緯があるのですけれども、その中で市として、少なくとも私の知る限りなのですが、パッケージ方式というのは、当時の国や自治体の方針によれば、(収容定員の)2分の1は(ワクチン接種もしくは検査による陰性証明を行わなくとも入場が)可能である。つまり、ワクチンとか検査とかを必要としない。誰でも(収容定員の)2分の1は入れるという状況にあるわけです。選手たちはバブルの中で窮屈な思いをして耐えてもらう。我々にできることは、スタッフの中から感染者が東京五輪は出ていますので、ここについても8月段階で、ぜひとも陽性を出さないように、ワクチン接種を要請したりしてまいりました。残るは観客であります。周りが皆徹底しても、観客のところで2分の1に、それがないとするならば、これはやはり全体として、感染再拡大のリスクは高いと判断をしまして、要は(観客動員数を)フルにするためではなくて、2分の1無制限に入れてしまうということに対するリスクを考えて国に申請した次第であります。そういった意味では、感染というのは「飛沫を通じて」と言われておりますので、声を出すということが、お酒を飲んでも食事をしても、何でもそうでありますが、飛沫を飛ばすということが懸念されておりますので、声については今後とも(控えていただきたい。)私も一度だけ村上茉愛さんの演技を、わずかな時間だけしか見ていないのですけれども、その時は拍手で、声は出てなかったと思ったのだけど、声について、大声を出さないような、その静止についてのアナウンスをどうしてるか、ちょっと付け加えてください。

担当者
まず1点、今回のワクチン・検査パッケージにおきまして、入場拒否に当たるような形になった方の件数でございますが、今、集計上で、私のほうでお話をお伺いしておりますのが、18日に5名、そして19日、こちらも同じく5名。この内容につきましては、陰性証明の時間が、72時間というふうなところの時間が守られてないであったりとか、陰性証明やワクチン接種証明だけに限らず、ご本人様の、本人確認証はこちらも提出をしていただくのですが、運転免許証であったりとか、そういったところの提示についてなかった方。これは別で聞き取りをしたんですけれども、ご自宅にたまたまちょっと忘れてこられたということで、取りに帰ってまた再入場された方、こういった方も多くいらっしゃいます。ただ、先ほどの5件統計の割合の中で、そのうち何名が戻ってきたのかといったところまでは、把握できておりません。こういった状況でございます。また昨日20日分につきましては、また集計が出てきましたら、お尋ねいただきましたらご回答させていただきたいなと思っております。そしてもう1点、選手の大声、こちらの歓声についての対策でございますが、館内の観客席のそれぞれのサイドのほうに、スタッフを配置しておりまして、もし興奮気味にお声を出されるとか、こういった声を出される応援があった場合につきましては、スタッフからお声掛けさせていただきまして、「申し訳ございませんがお控えください」というふうな注意をするような形でさせていただいております。以上でございます。

担当者
他よろしいですか。では以上で終わります。ありがとうございました。

市長
ありがとうございました。

このページの作成者

市長公室報道課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

メールを送信(メールフォーム)

このページについてご意見をお聞かせください

お探しの情報は見つかりましたか?

【ご注意】

  • 業務に関するお問い合わせなど、お答えが必要な場合は直接担当部署へお願いします。
    上の「メールを送信(メールフォーム)」からお問い合わせください。
    (こちらではお受けできません)
  • 住所・電話番号など個人情報を含む内容は記入しないでください。