コメント項目 |
(1)本市の新型コロナウイルス感染対策の現状について (資料なし) |
月日:2020年6月25日 |
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発表項目 | (1)新型コロナウイルス感染症により中止となったスポーツ大会の代替となる大会等開催への支援について(PDF:120KB) | |
出席者 | 北九州市長 |
令和2年(2020年)6月25日市長記者会見
【コメント】
・本市の新型コロナウイルス感染対策の現状について
【発表案件】
・新型コロナウイルス感染症により中止となったスポーツ大会の代替となる大会等開催への支援について
会見の動画(YouTube)
市長
それでは、今日はまず2点、報告をさせていただいて、ご質問を承ります。最初に、本市におきます新型コロナ(ウイルス)の感染症の状況についてでございます。最初に外出自粛の緩和など、この間、取り組んでまいりました。6月19日から、全国的に外出の自粛、イベントの開催の制限が一段階緩和されまして、本日で1週間となっております。本市におきましても、学校が一斉登校に切り替わりまして、休館していた公共施設も再開をいたしました。新たな生活様式の中で、社会・経済活動が、一層動き出すことを期待しております。そこで、本市の感染状況でありますが、新型コロナ(ウイルス)感染症の感染状況を見ますと、専門家会議でも評価いただいたように、着実に落ち着いてきております。直近1週間の、10万人当たりの新規感染者の数を見ると、昨日時点で0.96人であります。国の1つの目安としましては10万人当たり0.5人、また、増えても1人程度以下という目標がありますが、これは都道府県全体でその判断をする根拠でございます。ただその中で、北九州市民から見ると、いわゆる第二波的な動きが始まって、今日まで悪戦苦闘をしながら収束に向けて努力をしてまいりまして、1つの目標、1つの目安としまして、私としましては、「10万人当たり0.5人」というのを目標にしておりました。あと一歩というところに来ていると考えております。これも医療・福祉関係はじめ、多くの皆さま方の格段のご尽力のおかげであり、また市民の皆さまのご理解とご協力の賜物でありまして、改めて感謝を申し上げたいと思います。そういう中で、本市はクラウドファンディングに取り組んでまいりました。市民のこうした頑張り、活躍に対しまして、寄附金、物資の寄付など、市民や企業の皆さまから多くのご支援をいただいております。まず、5月13日から受け付けております「北九州市応援寄附金」の状況ですが、開始後1ヶ月弱で目標金額の5,000万円を超えております、現在5,500万円に達しております。加えて、企業や団体からも1,900万円を超えるご寄附をいただいております。さらに、マスク、防護服などの医療物資の寄付も数多くいただいております。これらの寄付と併せまして、「北九州市を応援したい」とか、「ふるさと北九州市のために活用してほしい」とか、「がんばれ北九州」といった、温かいメッセージを添えていただいております。こうした、たくさんのご支援に対しまして、この場をお借りいたしまして、深く感謝を申し上げたいと思います。いただいた寄附金、そして物資は、最前線で働く医療・福祉関係者や、外出自粛などでダメージを受けております事業者の方々へのご支援に活用をさせていただきたいのであります。なお、ご寄附につきましては引き続き受け付けておりますので、今後も幅広いご支援をお願いしたいと思います。
感染防止対策のことであります。市民の皆さまには、改めて「これで新型コロナ(ウイルス)がなくなったわけではない」ということを、みんなで共通の認識をしたいと思います。引き続き感染リスクを下げると、感染リスクを抑えるために、マスク、手洗い、社会的距離など、5つの行動目標を、本市はお示しをしておりますけれども、これを、実践をしていただきたいのであります。また、国による「接触確認アプリ」の運用が始まったところであります。早速、私自身も試しに登録をしたわけでありますが、この種の新しいアプリによく心配であります、名前・住所など個人情報の扱いでありますが、このアプリは、そうした個人情報の入力は不要でありまして、手続きも簡単でありました。ただ、不具合が見つかっているということでございますので、政府におきましては、速やかにこの不具合を修正いたしまして、市民が安心して、積極的に活用いただけるようにご尽力をお願いしたいと、このように思っております。また、そのようにして不具合が修正されまして、アプリのそうした修正バージョンがダウンロードできるようになりましたら、市民の皆さま方にも、みんなで気を付けて、この感染を封じ込めていくために、ご活用をよろしくお願いしたいと思います。
次の発表案件は、小・中・高校生が、スポーツ大会、ずいぶん自粛、自粛で中止となっておりました。この新型コロナウイルスで中止となった、児童・生徒のスポーツ大会の代替となる大会などの開催経費を補助することにいたしました。補助額は10万円を上限とします。飲食に伴う経費のみは除外しますけれども、対象経費にはコロナウイルス感染対策費も含めます。併せて市の公共施設、市有施設を利用する場合には、施設利用料の全額を減免いたします。「最後の大会」と位置付けてきた、各種の大会が中止となった子どもたちのやるせない思い、そして、これを応援してきた保護者、関係者の思いにつきまして、市役所、私ども一同、大変心を痛めてきたわけであります。この補助金によりまして、これまでスポーツに真摯に取り組んでこられた最終学年の児童・生徒の皆さんにも、練習の成果を披露する機会を創出することで、区切りの大会としてもらって、次の一歩を踏み出す後押しとしたいのであります。大会の開催にあたりましては、人との距離の確保、こまめな手洗いといった、本市独自に策定した「5つの行動目標」を実施していただき、各競技団体が定めているガイドラインに沿った運営をお願いしたいと思います。主催するスポーツ団体等の皆さまにおかれましては、熱中症対策と新型コロナ(ウイルス)感染症対策の両立で大変であろうと思いますけれども、子どもたちの目標の実現のため、この補助金の積極的なご活用をお願いしたい、このように思います。それでは、ご質問を承ります。
記者
何点か質問させていただきます。まず感染者の状況についてなのですけども、土、日、月と感染者ゼロが続いた反面、未だにこの新規感染者、感染経路の分からない人というのが出ている状況があると思うのですけども、それについての受け止めを改めてお願いします。
市長
着実に落ち着きを見せて、封じ込めに前進しているとは思いますけれども、やはり94万人の北九州市民に加えて、近隣の自治体からも、住民の方がこの救急搬送などで、あるいは病院の治療などで北九州にお越しいただいています。この北九州圏域は大変広くて、時々、散発的なものが発生するというのは、残念でありますが事実であります。おそらく全国的に見て、この新型コロナ(ウイルス)感染症というのは、かなりの大きなウェーブというものを抑え込んだとしましても、散発的なものは、時折出るということはあり得ることだと思います。着実にそれを封じ込めていく努力の連続だと思っております。また、これまでのいろんな、厚生労働省クラスター対策班、あるいは県庁、その他、医療の専門家などの助言をいただいて、私ども封じ込めに躍起になってきたわけでありますけれども、やっぱりどこかの時点で、ゲノム解析など専門家に委ねる分は時間がかかるとしましても、今回の第二波的なこうした動きに対して、われわれなりのまとめと言うのでしょうか、そういったこともチャレンジしてみたいと思っております。一言で言うと、感染力は非常に強いなと。同時に無症状の方が大変多い、全体の5割、濃厚接触者の8割に達していると、これも1つの特徴だと思います。そして第一波が、(感染者)10%の70歳以上が今回31%というふうに、高齢者の方にこの感染症の発生っていうのが見られるという、いくつかの特徴がある。一言で言うと、大変に感染力が強くなっているような感じがいたします。毒素性はこれまでに比べると弱まっているのかもしれませんけれども、そういった意味で、今後とも本市に限りません、全国的に、散発的にこうした感染症の陽性っていうのが判明することはあり得ると。しかし、それを速やかに、濃厚接触者を含めて対策を打って、それを封じ込めるということが重要だと改めて感じております。
記者
県内でも、やはり北九州の多発っていうのが、未だにちょっと目立つ状況が続いているのかなって印象もあるのですけど、北九州で、やっぱり少し多いような印象を受けるっていうところに関しては何かありますか。
市長
これは専門家の中にも、まだ「概ね定まった見解」と言うまでいっていない、まだ分析中、検討中になるのだろうと思いますけれども、いわゆる第一波の時に、やはり検査の時、陰性であったり、あるいは陰性の方が陽性になることもあり得るわけで、また検査に漏れていた方、そういう方々が23日間のゼロという、これは1件、途中で出ておりますので、約1ヶ月間、事実上ゼロだったのですね。その間に感染ということが続いていて、5月23日以降、それが出たのだという考えの人もいらっしゃると思います。ただこの説は、非常に疑問が残るのは、北九州は第一波の時も、国のガイドラインに沿って、しっかりと検査はしておりますし、国のガイドラインを踏み越えて、かなりこの健康観察者のところも、病院などのクラスターを抑止するために、かなり独自の判断で検査をしておりますので、北九州市が、第一波の時の検査体制というのが他都市に比べて遅れていたとか、不十分だったというのは、なかなか言えないだろうと思っています。ということは、全国広いわけでありますけれども、同じようなことというのはあり得るわけでありまして、それが北九州で顕著に見られたということを考えますと、「第一波の継続で、静かになっていたものがまた再燃をした」という見方は、他の自治体の現状を見ると、果たしていかがなものかという感があります。また、今、東京、関東をはじめとして、ゲノムの解析も国の機関に要請をして、まだ答えは出ておりません、時間はかかるということでありますけれども、確かに感染力が非常に強い。「子どもから子どもへ」というのは世界的に見て、事例は極めてレアだと言われていた。その「子どもから子どもへ」も含めて感染し、そしてまた、無症状の方が非常に多いという、これは、国のほうには、各自治体のいろんな症例研究の事例があると思いますが、そういう特徴を持っているわけであります。果たして、ウイルスの変異というものがあっているのかどうか、これは検討中であります。いずれにしましても「なぜ北九州に」という、この問いかけに対する明確な答えというのは、専門家の間でもまだ定まっていないように思います。その分析調査というのは私どもも続けたいと思います。
記者
ありがとうございます。別件で、このスポーツ大会の支援についてなのですけども、この補助の最大10万円と施設料の減免というのは、それぞれ別で行われるということでいいですか。
市長
助成金は、これは別でございます。
記者
これ「スポーツ大会等」となっていますけども、この「等」にはどういったものが含まれるのでしょうか。
担当者
「等」には、競技団体のガイドラインで、まだ大会等が開けない競技団体もございます。そういった競技団体が「代わりにセレモニー的なものをやりたい」というご要望も実際あっておりますので、そういった方々に対しても一緒に補助をしようということで、「等」を入れさせていただいています。
記者
例えば吹奏楽であったりとか、文化系のそういう大会等に対しては対象になるのでしょうか。
市長
今回はスポーツでありますけれども、文化芸術につきましても本市独自の支援策で、アーティストの出演で、いわゆるSNSを活用して発信するチャンスをつくるとか、いろんなことをやっております。そしてまた、今現在も検討中でありますが、例えば社会的距離を取ってスタートをする場合に、予定よりも少ない観客の数で興行をするということになった場合に、経営的にも大変苦しくなると思います。そうした文化団体のほうからも「こうした窮状に鑑みて、何らかの対応をお願いできないか」という要請もきております。今回はスポーツ、しかも小学校6年、中学校3年というふうに、この大変節目の大事なこの大会を、急いで私どももバックアップするということを先行して出しておりますが、文化面につきましても検討をしておりまして、まとまりましたら、またご連絡をさせていただきます。
記者
ありがとうございます。幹事社からは以上です。各社さんお願いします。
記者
市長は第二波に関して「第二波の入り口」、「第二波の真っただ中」という言葉で警戒を呼びかけていらっしゃいましたが、現時点、今、第二波のどういう段階にあると考えていらっしゃいますか。
市長
「第二波」という呼び方がいいかどうか、これは見解が分かれるところかもしれませんが、北九州市民から見ますと、今回の発生状況をグラフにして見ると、1つの大きなウェーブになっているわけで、そこで、私どもはいわゆる「第二波の動き」と、このように表現してきたわけでありますが、この第二波の山は、確実に山を越して、クラスターの封じ込めに成功を収めて出口が見えつつあると、このように感じております。しかし、油断は大敵でありまして、まだ散発的な陽性の方も判明しておりますし、とにかくクラスターにならないように、徹底した封じ込め作戦を続けていきたいと、出口は近づいてきていると、このように感じています。「出口が見えつつある」と、このように感じます。
記者
スポーツ大会についてお伺いしたいのですけども、これ10万円を上限に補助をするということですが、これに基づく予算というのは大体、総額いくらぐらいを見られているでしょうか。それから、あと施設(利用料)の減免の費用っていうのは、これは、やっぱりこれも予算のお金を、計上を考えているのでしょうか。
市長
これは既定経費800万円を予定しておりまして、予備費を充当するということまでしなくても、既定経費の中から既決予算を充てることで足りると、このように考えております。800万円の予算であります。それから、施設利用料の減免でありますけれども、これは特段、予算化しなくてもいいんだよね。
担当者
減免になりますので、特段、予算化でするというものではありません。
記者
そうすると、何かその分、市の実入りも減るような気がしたのでございますが、そこはもう気にしないと。
市長
これはもう、長いこと辛抱して、スポーツ大会ができないで落胆をしていた小・中・高生を励ましたいという思いでありますので、ぜひこの制度を活用して、素晴らしい大会を成功させてほしいと願っております。
記者
一応はスポーツ大会、どんなスポーツを想定しているというふうに見ればよろしいのでしょうか。
市長
今まで、相次いで中止となっている大会を見ますと、各競技団体が全国大会を予定していたり、県大会を予定したり、その市の予選大会というのがかなり中止になっております。従いまして、これらの大会の代替大会・交流会などが対象となります。今、現段階で例を挙げますと、北九州のラグビーフットボール協会、中学生のラグビーチームの最終学年の選手を対象とした交流会を、7月19日に予定をしているということです。また、もう1つ申し上げますと、北九州市陸上競技協会、7月の4(日曜日)、5(日曜日)及び7月の23(日曜日)、24(日曜日)、8月の1(日曜日)、2(日曜日)ということで、中学・高校生を対象とした代替大会を予定していると聞いております。今後、どんどん皆さんに手を挙げていただくことを期待しています。
記者
これはやはり、最終学年ということは小学校6年生、中学校3年生、高校3年生と、まさにそこのところの大会のみで、他の児童・生徒さんが入るものについては補助の対象外ということなのでしょうか。
市長
その大会のアスリートの中に、そうした節目の年格好にいる小学校6年や中学3年生が入っていれば、それも、そこに至ってない若い方々も、その大会に参加できるということです。それでよかった?
担当者
はい。
記者
ありがとうございます。
市長
どこの競技団体も、昨日の時点で「検討段階」というのがかなりあって、ただ、いざやるという場合に会場が確保されるかと、その施設の利用料どうなるかということで、私どもは「会場の確保と施設利用料の10割減免」と、「市が共催をするということで、ぜひ応援させていただく」というふうに申し上げております。競技団体からは、「さらに補助金も交付されるということは大変ありがたいことだ」ということで、今後、前向きに検討が進むものと期待をしております。
担当者
他よろしいですか。
記者
外出自粛の緩和から1週間経ったのですけれども、この間、混乱や改善点が見つかったりとかございませんでしたでしょうか。それと、あと社会・経済活動の、今後の一層の復興への決意を改めてお願いします。
市長
やはり、いわゆる第二波的な動きが全国的にも注目をされたということもありまして、多くの市民が「早く収束・封じ込めせねばならない」と、「そのために、市民としてできることをしっかりやろう」という、そういう心構えの方がどんどん広がって、多くの市民のご理解・ご協力の態勢ができ上がったと感謝をいたしております。ただ、メディアでも報道されておりますが、関東圏、特に若い人たちは、もうマスクを外して、もう長いこと「我慢、我慢」で来ていますから、嬉しさ半分、飲んだり騒いだりということもあるようです。北九州の場合なのですけれども、いろんな報告を聞きますと、やはり仕事が終わって、若い世代の方が、よく見ると、マスクもしてない人たちも少しいるということであります。マスクをしないで、久しぶりのことですから、楽しいひとときだと思いますけれども、やっぱりマスクを外して無防備になるという時に、例えば食事をしたり、大声で話し合ったりと、そういう時に感染のリスクは高まるわけでありますので、ぜひ市民の皆さま方には、「外出の自粛」ということは解除になっております、いろんな施設もオープンにしているわけでありますけれども、ウイルス自体がなくなったわけではないと。やはり一番感染リスクが高まるのは、マスクを外して、無防備になって食事をしたり、いろんな話をする。濃厚接触者というのは、1メートル以内で15分以上接触をすれば、濃厚接触者となって2週間、学業も仕事も制限をされるという、そういう感染症でございますので、ぜひともそこはご注意をいただいて、御身を大事にしてほしいと、このように願っております。社会・経済活動の再開にあたりましては、相当に、経済的に痛んでいるし、事業者の経営も苦境に陥っているというふうに感じております。その中で、北九州市はいわゆる「夏に行く券」というネーミングでクラウドファンディングを利用いたしまして、たくさんの方に、苦境に陥っているその事業者やお店を支援しようと。そういうことで、相当いろんな取組がされてきております。その額も、2回行いましたけれども、1回目で8,000万、2回目も5,000万を超えていると思います。「夏に行く券」、1回目が8,900万円集まりました。2回目が5,600万円を超えているということです。これは7月から、いよいよこれが活用されるという見込みでございまして、こうした「夏に行く券」というのは、市民の人が「きっと困っている大事なお店を応援せねばならん」という、そういう気持ちで、浄財がこうやって集まっているわけでありまして、ぜひそうしたものを活用して、その中には感染症対策でお金をかけて、きちんと対応しているところも少なくありません。そういうお店などを活用して、大いに励ましてあげてほしいなと、みんなで励ましていかなくちゃいけないというふうに思います。
記者
社会・経済活動の再開に関連してなのですけれども、先週19日に、いわゆる言葉で言うと適切かどうかは別だと思うのですけど、「喪が明けた」というふうに僕は理解しているのですが、そうした中で、市役所の職員の方というのは9,000名ほどいると思うのですが、やっぱりこれだけの人数の方々が飲み会とかを自粛していたら、なかなかこういった経済も回らないかなと思うのですけれども、例えば市の職員の方々が飲食に行くっていうのは、もうある程度、警戒しながらやってもいいっていう形にはなっているのでしょうか。
市長
この感染症の問題が起こって、最初に私どもが直面しましたのは、昨年度末をもって退職をされる職員が少なからずおります。それからまた、人事で新しい職場に異動をすると。その歓送迎会というのは、職場の人間関係を考えますと、非常に大事な節目のイベントだったわけであります。それぞれの部局、それぞれの課において対応するわけでありますけれども、やはり外出自粛の要請をしていることもありまして、ほとんどそれが行われないままに1つのシーズンを過ぎてしまったという経緯があります。今回、外出自粛を解除するにあたりまして、社会・経済活動の段階的再開に向かって進み出しておりますので、多くの職員は基本的に「街へ出て、いろいろと事業者を応援したい」という気持ちがあると思いますが、同時にやはり油断は大敵でありまして、やはり、「5つの行動目標」の遵守はもとよりでありますけれども、やっぱり当面「まだ注意をしなきゃならない」という、そういう気持ちがある。つまり現在も自粛ムードが、かなりまだ漂っているような感じがいたします。そういう中で、先ほど言った「夏に行く券」もそうなのですが、これは多くの市民の中に市の職員も入って「頑張っている飲食店を応援したい」という、そういった気持ちも非常に強いと思います。そこで、今後どうするかでありますが、現在、市の職員向けに通知を出すとか、そういう形式なことは、予定はしておりません。予定はしておりませんが、多くの職員は、これまで感染症対策に協力をしていただいて、大変経済的に苦境に陥っている街のお店を応援したいという気持ちが非常に強いと思いますので、感染症対策に十分留意の上で、それぞれの判断で行動してもらえるのではないかと思っております。
記者
特に先週、市長が言われたような、「収束宣言」というようなことを言ってから、「どうぞ」っていう形じゃなくても、「それぞれ個別に、独自に判断で」っていう形なのでしょうか。
市長
「夏に行く券」は市民の、街の事業者に対する応援の1つの典型的な形だと思いますが、7月に入ると、いよいよそれを使って街に繰り出すということになると期待しています。私どもとしても「出口が見えつつある」と、先ほど今の状況を説明したわけでありますが、「出口に到達した、収束させた」と、「完全に封じ込めた」という宣言にはまだ至っておりません。もう一時やっぱり、しっかりと対応する必要がまだあると考えておりますので、それが一定の成果を挙げたと、みんなが認識を共有できるようになったら、自ずから、今度は街の経済を支えていくために、われわれとしてできることに、みんなが行動していってもらえるのではないかと、このように思います。
記者
ありがとうございます。
担当者
他よろしいでしょうか。では以上で終わります。ありがとうございました。
市長
ありがとうございました。
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