ページトップ
ページ本文

5月の水産物(イサキ、コアジ等)

更新日 : 2022年6月2日
ページ番号:000004969

イサキ

イサキの写真

 イサキは暖海性の沿岸魚で、本州中部以南、黄海、東シナ海、南シナ海の沿岸の岩礁域、浅海域などに生息する。
 体型は長楕円形で、体の色彩と斑紋は、成育の過程、季節により変化する。
 幼魚は大群をなして、浅場を泳ぎ回り、その頭から尾へ数条の黄褐色の線が刻まれていることから、イノシシの子供と同じ、「ウリンボウ」の愛称を持つ。
 体長は40cmくらいまでになり、定置網、刺網、釣りなどで漁獲される。
 旬は初夏で、この時期のイサキは脂がのって、すこぶる美味である。鮮度の良いものは、身が薄いピンク色をしていて、刺身にするとおいしい。このほか、塩焼き、フライ、ムニエル、中国料理ではから揚げなどにして食される。
 また、イサキの骨は、タイと同様に硬く鋭いため、喉に刺さらないように注意が必要である。

コアジ

コアジの写真

 マアジの10~15cmくらいの大きさのものをいい、豆アジとも呼ばれている。
 太平洋・大西洋の温帯から熱帯にかけて広く分布し、成魚は群れを成して、春から夏にかけては北方へ、秋から冬に南方へ移動する。
 新鮮なコアジは刺身やタタキにしても美味しいが、何といっても、南蛮漬けにして食べるのがもっとも美味である。やや低めの温度の油でじっくり揚げて、漬け酢に漬けることにより、骨が柔らかくなり、頭から丸ごと食べることができるので、カルシウムを豊富に摂ることができる。
 また、アジにはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれており、血液をサラサラにしたり、頭の働きを良くする効果があると言われている。

赤舌平目

シタビラメの写真

 南日本から南シナ海までの水深20~70mの砂泥底に生息し、底曳網で漁獲される。
 長楕円形で尾端にかけて細くなっていて、口の前縁は丸く切れ込み、腹側後方に曲がっている。眼は小さく左側にあって、表側は赤褐色で、裏側の鱗の辺縁や口吻に赤色線がある。アカシタとも呼ばれ、体型が牛の舌に似ている。
 体長は30cmくらいまでになり、肉量も多く、美味である。シタビラメ類は、フランス料理によく使われる食材で、頭の先から皮を剥ぐと簡単にむけるので、塩、胡椒を振り、小麦粉をまぶしてバターオイルで焼き上げるムニエルにして食べると美味しい。グラタン、から揚げ、ワイン蒸し、フライ、煮付けなどにしても美味。

このページの作成者

産業経済局中央卸売市場
〒803-0801 北九州市小倉北区西港町94番9号
電話:093-583-2025 FAX:093-583-2031

このページに関するお問い合わせ、ご意見等は以下のメールフォームより送信できます。

メールを送信(メールフォーム)