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9月の野菜(さつまいも、小なす、かぼす)

更新日 : 2026年9月17日
ページ番号:000004954

さつまいも

さつまいもの写真

 中央アメリカを原産とするヒルガオ科の作物です。紀元前から栽培されていたとされ、日本へは17世紀初頭に中国から琉球(沖縄県)へと伝来しました。その後、薩摩(鹿児島県)や長崎などを経て、全国各地へ普及しました。その伝来の足跡を物語るように、「唐芋」「琉球芋」「薩摩芋」とよばれ、甘みが強いことから「甘薯(かんしょ)」という名称でも親しまれています。
 乾燥した土地や養分の少ない痩せた土壌でも健やかに育つことから、天候不順による凶作や飢饉から人々を救う「救荒作物(きゅうこうさくもつ)」として、重要な役割を果たしてきました。
 品種は極めて多彩で、ホクホクとした食感の「粉質(ふんしつ)」から、近年のトレンドであるしっとり甘い「粘質(ねんしつ)」まで幅広く、皮の色や果肉の色、でんぷんの含有量も品種ごとに異なります。
 焼き芋やふかし芋といった素材を活かす調理法のほか、芋焼酎の原料や和洋菓子の素材としても、その個性が存分に発揮されています。

小なす

小なすの写真

 小なすには、遺伝的に大きくならない品種と、一般的な「長なす」を若いうちに収穫したものの2種類があります。北九州市小倉南区から出荷されている小なすは後者で、長なすが小さいうちに収穫されたものです。
 調理の際は、その小ぶりな姿を活かして丸ごと、あるいは縦半分に切って、煮物や揚げ物、漬物などに幅広く利用されます。

かぼす

かぼすの写真

 古来より、芳香を楽しむ「酢ミカン」としてレモン、橙、柚子などが親しまれてきました。かぼすは柚子の近縁種にあたり、大分県では古くから日常的に用いられてきました。
 かつては限られた地域で消費される食材でしたが、大分県の「一村一品運動」を通じてブランド化が進み、全国的にその名が知れ渡りました。
 果汁が豊富で酸味が強く、独特の爽やかな香りを持つことから、特に和食を引き立てる調味料として高く評価されています。最も風味が豊かになる旬は、9月から10月頃とされています。

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