観賞用の「花梅(はなうめ)」には300を超える品種があり、それらの中から食用に適した「実梅(みうめ)」の品種が選抜・育成されてきました。梅には、同一品種の花粉では結実しにくい「自家不結実性」という性質があるため、開花時期が重なる別の品種を混植して栽培します。
大粒の品種では「南高(なんこう)」の栽培が盛んで、特に和歌山県の「紀州南高梅」は広く知られています。大うめ・小うめともに梅干しやカリカリ漬けなどに加工されますが、初夏に収穫した青梅で作る「梅ジュース」も絶品です。砂糖漬けにして抽出したエキスを加熱殺菌して冷蔵保存し、夏の盛りに氷水で割って楽しむ一杯は、格別の清涼感を与えてくれます。
6月の野菜(ジャガイモ、らっきょう、うめ)
更新日 : 2026年9月17日
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ジャガイモ
原産地は、南米のアンデス高地で、古くから主要な食糧として栽培されてきました。ヨーロッパへは16世紀初めに導入され、日本へは関が原の戦いの翌年(1601年)に、オランダ船によってジャガタラ(現ジャカルタ)から長崎へと伝来しました。「ジャガイモ」という名は、この「ジャガタラ」に由来しています。
一般的に広く流通しているのは、「男爵薯(だんしゃくいも)」と「メークイン」の二種類ですが、ほかにも多彩な品種が存在します。主な産地は北海道ですが、伝来の地である長崎県でも盛んに栽培されています。
らっきょう
中国から東南アジアにかけて広く分布する「らっきょう」は、中国では紀元前から利用されていました。日本での栽培の歴史も古く、かつては主に薬用として重宝されていたようです。生命力が強く、痩せた土地でも健やかに育つ特性を持つため、砂丘地帯における農業の主力品目となっています。
収穫の最盛期は6月で、生の状態のものはこの時期にしか市場に出回りません。主に甘酢漬け、塩漬け、醤油漬けといった漬物として親しまれています。
うめ

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