本市は「世界の環境首都づくり」を掲げ、環境問題に積極的に取り組んでいます。
市有建築物の設計においては、建築環境総合性能評価システム(CASBEE)を活用し、環境負荷の低減や維持管理運営段階における省エネルギー化などに取り組み、環境に配慮した施設の整備を行っています。
省エネ、環境への配慮
建築環境総合性能評価システム(CASBEE)の活用
CASBEEとは、国土交通省支援のもと産官学共同で研究・開発された「建築環境総合性能評価システム」で、建築物を環境性能で評価し、格付けする手法です。
評価結果が「Sランク(素晴らしい)」から、「Aランク(大変良い)」「B+ランク(良い)」「B-ランク(やや劣る)」「Cランク(劣る)」という5段階にランキング付けされていることも大きな特徴です。
一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構ホームページ(外部リンク)
本市では、平成17年度から市有建築物について環境性能評価を実施してきました。平成20年度からは、上記の評価結果に加えて、北九州市の地域性を考慮した「重点項目」への度合いを評価するシステムである「CASBEE北九州」を活用しています。
評価結果の概要については、ホームページ(下記『CASBEEによる評価結果一覧』)にて公表しています。
CASBEEによる評価実施方針
対象建築物:新築又は増築で、1棟あたりの床面積(増築の場合は増築部分)1,000m2以上の建築物
評価の時期:実施設計段階
評価レベルの目標:CASBEE‐建築(新築)による「B+」以上
CASBEEによる評価結果一覧
- 【令和4年度】
- 折尾保育所移転建替工事の評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:616KB)
- ボートレース若松外向発売所新築工事の評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:1.4MB)
- (仮称)桃園武道場新築工事の評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:650KB)
- 【令和3年度】
- 小池特別支援学校(第2期)の評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:373KB)
- 小池特別支援学校(第2期)のCASBEE北九州による評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:276KB)
- 【令和2年度】
- 小池特別支援学校(第1期)の評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:378KB)
- 小池特別支援学校(第1期)のCASBEE北九州による評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:275KB)
- 【平成30年度、令和元年度】
- 対象物件なし
- 【平成29年度】
- 桃園プールの評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:420KB)
- 桃園プールのCASBEE北九州による評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:358KB)
- 八幡西消防署の評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:207KB)
- 八幡西消防署のCASBEE北九州による評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:261KB)
- 【平成28年度】
- 門司消防署の評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:197KB)
- 門司消防署のCASBEE北九州による評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:162KB)
- 若松競艇場特別観覧施設の評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:187KB)
- 若松競艇場特別観覧施設のCASBEE北九州による評価結果の概要【評価B+】(PDF形式:243KB)
省エネルギー化
施設の整備では、建物配置の適正化、断熱材の使用、窓面積の最適化などの工夫や配慮を行っています。
また、建物の用途や規模に応じて、建材や機材などの適切な選択や、自然光や自然換気などを有効に活用した設計を実施し、効果的な環境への配慮や省エネルギー化に取り組んでいます。
グローバルマーケットアクアパーク桃園
北九州市立小倉南図書館
グローバルマーケットアクアパーク桃園では、廃熱や夜間電力の有効活用、LED照明の採用などによる環境に配慮した設備を導入しています。
また北九州市立小倉南図書館では、自然光による採光と自然通風による換気を確保出来る様 に開口部の形状及び位置を計画し、LED照明の採用により省エネルギーの配慮に取り組んでいます。
室内環境汚染(シックハウス)対策
ホルムアルデヒド等化学物質による室内空気汚染により、建物の利用者が様々な体調不良を起こす「シックハウス症候群」が社会的な問題になっています。
市有建築物においては、平成12年6月から建築材料等の使用制限を行い、化学物質等の発生の抑制を図っています。
さらに、平成17年4月からは、建築材料等の使用制限に加えて、すべての新築、増築及び改修工事を対象に、引渡し前の段階で室内濃度測定を行い、厚生労働省の示す指針値以下であることを確認しています。
(注)シックハウスとは
建材、塗料、家具などから発生するホルムアルデヒドなどの揮発性有機化学物質が、室内空気を汚染することによって引き起こされる病気や症状のことです。
近年、建物の高気密化が進む一方で、十分な換気が行われないことにより顕在化してきました。
リサイクル材料の使用や廃棄物の削減
本市では「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」を踏まえて、環境負荷を低減できる材料やリサイクル材料の使用に積極的に取り組んでいます。
また、工事の規模に関わらず、解体時に発生するコンクリート殻やアスファルト、木材等の建設資材は、平成12年に制定された「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)」に基づき、現場でできる限り分別を行い、原則としてリサイクルできる処分場に持ち込むなど、廃棄物の削減にも取り組んでいます。
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