小倉駅前東地区は、小倉駅に隣接する恵まれた立地条件にありながら、老朽化した低層の木造建築物や未利用地が混在しており、都市機能の更新や、都市景観の整備が課題となっていました。
本再開発事業では、商業核となる再開発ビルの建設及び公共空間の整備により、小倉駅前を百万都市の表玄関にふさわしい機能と魅力を備えた空間として整備することを目的としました。
小倉駅前東地区
施行者 | 小倉駅前東地区市街地再開発組合 |
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施行地区 | 北九州市小倉北区浅野一丁目、京町二丁目、 三丁目及び魚町一丁目の各一部 |
施行面積 | 約1.8ヘクタール |
事業年度 | 昭和63年度~平成8年度 |
総事業費 | 約478億円 |
権利者数 | 土地所有者17名、借地権者5名、借家権者64名 |
権利変換方式 | 地上権非設定型(第111条) |
区域図
事業前の写真
事業後(平成5年9月)の写真
事業の目的
事業の概要
(1)再開発ビルの概要
再開発ビルは、都心の賑わいの核となる商業施設を中心に、来街者の多様なニーズにこたえるためスポーツセンター等も設置しました。また、地下には539台を収容する駐車場を整備しました。
(2)駅前広場等の周辺整備
建築敷地に壁面後退線を都市計画決定し、駅前にふさわしい空地を確保しました。空地の規模は、駅前広場前面側に幅20メートル、施設建築物の西側に10メートル、東側及び南側に4メートルとし、合計面積は約3,900平方メートルに及びます。
また、平和通り側の空地については、歩行者の安全性と快適性を高めるため、立体遊歩道(ペデストリアンデッキ)を設けました。
(3)周辺公共施設の整備
新たな交通需要に対応するため、施行区域の東側と西側に幅員12メートルの区画道路を整備しました。また、南側に位置する旧電車通り(通称勝山通り)からの進入路として、市道を12メートルに拡幅整備しました。
施設建築物の概要
敷地面積 | 約12,010平方メートル |
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建築面積 | 約8,390平方メートル |
延床面積 | 約114,450平方メートル |
建ぺい率 | 約70% |
容積率 | 約800% |
階数 | 地下3階、地上14階 |
用途 | 店舗・スポーツセンター・駐車場 |
事業経緯
年月 | 行政 | 施行者・地元 |
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昭和 53年 9月 | 小倉駅前東地区振興協議会発足 | |
56年 2月 | 小倉駅前再開発研究会発足 | |
10月 | 小倉駅前地区再開発計画策定 | |
57年 11月 | 小倉駅前再開発計画を商業近代化計画と整合 | |
12月 | 再開発促進協議会発足 | |
58年 9月 | 小倉駅前周辺地区再開発モデル計画発表 | |
11月 | 小倉駅前周辺地区再開発連絡協議会設立 | |
60年 12月 | 小倉駅前地区市街地再開発基本計画発表 | 小倉駅前東地区市街地再開発準備組合設立 |
63年 4月 | 高度利用地区の都市計画決定 第一種市街地再開発事業の都市計画決定 |
|
12月 | 事業計画/組合設立認可 | 小倉駅前東地区市街地再開発組合設立 |
平成 元年 12月 | 事業計画変更認可(第1回) | |
2年 3月 | 権利変換計画認可 | 権利変換期日 |
12月 | 建築工事着工 | |
3年 5月 | 事業計画変更認可(第2回) | |
4年 3月 | 再開発ビル商業計画策定 | |
6月 | 管理会社設立 (「小倉都市開発株式会社」) |
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5年 9月 | 事業計画変更認可(第3回) | |
10月 | 建築工事完了公告 再開発ビルオープン(「小倉そごう」) |
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6年 3月 | 事業計画変更認可(第4回) | |
8年 11月 | 組合解散認可 |
市街地再開発事業に関する都市計画
名称
小倉駅前東地区第一種市街地再開発事業
施行区域面積
約1.8ヘクタール
公共施設の配置及び規模
道路
種別 | 名称 | 幅員 | 延長 | 面積 | 備考 |
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幹線街路 | 3・1・5 8号線 |
40メートル | 約130メートル | - | 整備済み |
なお、小倉北区浅野一丁目地内に地積約10,100平方メートルの駅前広場を設ける | 整備済み | ||||
幹線街路 | 3・5・113 博労町線 |
15メートル | 約50メートル | - | 整備済み |
区画街路 | 7・2・23 京町線 |
12メートル | 約240メートル | - | 整備済み |
公園及び緑地
種別 | 名称 | 面積 | 備考 |
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- | - | - |
下水道
公共下水道整備(既定計画)
その他の公共施設
-
建築物の整備に関する計画
街区番号 -
建築物
建築面積 | 延べ面積 |
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約8,400平方メートル | 約108,000平方メートル(約96,000平方メートル) |
敷地面積に対する
建築面積の割合 | 建築物の延べ面積の割合 |
---|---|
約7/10 | 約80/10 |
主要用途
商業施設 業務施設 公益施設 駐車場
高度利用地区の制限内容
容積率の最高限度 | 75/10 |
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容積率の最低限度 | 30/10 |
建築面積の最高限度 | 7/10 |
建築面積の最低限度 | 500平方メートル |
壁面の位置の制限を設定 |
備考
駐車台数 約500台
建築敷地の整備に関する計画
街区番号 | - | |
---|---|---|
建築敷地面積 | 約12,000平方メートル | |
整備計画 | (1)建築物の周辺は、壁面後退線を設けて空地を確保し、広場及び歩行者空間等として歩道と一体的に整備する (2)建築敷地内及び周辺との連絡のため、立体的遊歩道を整備する |
住宅建設の目標
戸数 | - | |
---|---|---|
面積 | - | |
備考 | - |
決定年月日
昭和63年4月30日
最終決定年月日
-
事業費の内訳
(単位:百万円)
収入 | 支出 | ||
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一般会計補助金 | 6,488 | 調査設計計画費 | 1,512 |
公共施設管理者負担金 | - | 土地整備費 | 150 |
保留床処分金 参加組合員負担金 |
39,313 | 補償費 | 8,255 |
工事費 | 35,050 | ||
市街地再開発緊急促進事業 | 1,565 | 営繕費 | 824 |
市街地空間整備事業 | 226 | 事務費等 | 919 |
その他 | 249 | 借入金利子 | 1,131 |
合計 | 47,841 | 合計 | 47,841 |
権利者の内訳
(単位:人)
区分 | 事業着手時 | うち残留 | うち転出 |
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土地所有者 | 17 | 17 | 0 |
借地権者 | 3 | 3 | 0 |
使用賃借による建物所有等 | 2 | 0 | 2 |
借家権者 | 64 | 2 | 62 |
合計 | 86 | 22 | 64 |
管理運営 (事業完了時の状況)
ビル全体の管理運営の考え方
保留床は、借家権者を含む関係権利者の生活再建を最優先するように分譲し、残りは再開発ビル全体の収益性を考慮し株式会社小倉そごうと管理会社へ分譲した。
管理は、権利床、保留床とも管理会社が行う。
管理運営主体について
1.管理組合
名称
小倉そごうビル管理組合
形態
任意組合
2.管理会社
名称
小倉都市開発株式会社
所在地
北九州市小倉北区京町三丁目1番1号
設立
平成4年6月30日
資本金
236,000千円
出資者
関係権利者29.0%、出店者34.0%、金融機関12.0%、その他25.0%
床所有
保留床(一部)
管理対象範囲
自己所有床+権利床+他の保留床
このページの作成者
都市戦略局都市再生推進部事業推進課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2469 FAX:093-561-7525