歴史
タコマの名前は、その東部にそびえるレーニア山が北米先住民のことばで「水の源」を意味する「タホマ」と呼ばれたことに由来します。その歴史は1833年、ハドソン湾会社のニスクォーリー交易所が現在のタコマ市の南部に開設され、集落ができたことにはじまります。1873年のノーザン・パシフィック鉄道の開通を契機に、入植者が大量に流入し、1875年には市制が施行されました。
周辺の広大な森林資源に恵まれ、製材業の中心地として栄え、シアトルと並んで20世紀はじめには、日本人移民が多く渡った地域となり、永井荷風も一時ここに居を構えました。