美しい自然は、私たちが先祖から受け継いだ貴重な財産です。この遺産を汚染や破壊から守ることは、私たちの務めです。北九州市では、緑化の推進と自然愛護意識の向上をはかる意味から、北九州の気候風土に適合し、市内の神社などで多く見られる「いちいがし」を、昭和49年に北九州市のシンボルツリーに指定しました。
北九州市内では、神社の境内や山林地等のほか、指定に併せて植栽した主要な公園でも見ることができます。
シンボルツリー
更新日 : 2022年6月16日
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シンボルツリーについて
ご存知ですか?シンボルツリー
「いちいがし(ぶな科)」
(一位樫、学名:Quercus gilva Blume)
暖地の常緑大高木で、巨大なものは高さ30m余り、幹径1.7mにもなり、樹皮は暗褐色でところどころはがれている。
枝は黄褐色の星状軟短毛で被われている。葉は互生、有柄、倒皮針形で長さ10~15cm、先端は急に尖り、下半部はだんだんせまばり、側脈は10~14対。表面は深緑色、平滑、裏面は葉柄と同様に黄褐色の星状軟短毛を密生する特性がある。雌雄同様で5月頃、新枝の下部から褐黄色の小さいおばなを多数つける尾状花穂を垂れ下げ、5~10cmぐらいである。上部の葉液から短い柄を出し、3個の小さなめばなをつけるが目立たない。堅果は秋に熟し楕円形、長さ2cm前後、褐色である。殻斗は浅いわん形で、外面に鱗片が数個の輪を作っている。林質は堅く、建築器具等に用いられ、果実は食用となる。
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