本市では、平成16年度に「北九州市ホームレス自立支援実施計画」を策定し、小倉北区大門の「ホームレス自立支援センター(以下、自立支援センターという)」での支援など、総合的かつ計画的に施策を実施することで、諸問題の解決を図ってまいりました。これらの取組みの結果、ホームレス数は大幅に減少し、その多くが就労自立するなど、大きな成果があがっています。
一方で、近年、路上とネットカフェや知人宅等の屋根のある場所との行き来を行っている不安定居住者からの相談増や、建設後約60年が経過した自立支援センターの施設の老朽化が課題となっており、新たな支援手法等を模索する必要があります。
これらの現状を踏まえ、今後の自立支援センター運営について、移転を含めた新施設(借上げ方式等)での運営を検討しており、今後のホームレス対策推進事業の実施方法や施設運営について、広く意見や提案を伺うサウンディング型市場調査(対話型市場調査)を行い、公募条件の整理等の参考にしたいと考えています。