北九州の郷土料理「ぬか炊き」
北九州の郷土料理「ぬか炊き」
 
ぬか炊きは、青魚をぬか床で炊き込んだ旧豊前国地域を中心に伝わる郷土料理です。
	全国的にぬか床を調味料として炊き込む料理は珍しく、独自の食文化と言えます。
「ぬか床」とは?
米ぬかに塩、水、昆布や唐辛子、山椒の実などを加え、混ぜ合わせて発酵させたものです。
	毎日かき混ぜて空気を入れ、漬けた野菜は、ぬか漬け(床漬け)として食べられます。
寛永3年(1626年)に小倉城主の細川忠利が父の忠興にぬか床を贈り、忠興が大変満足したという史料が残っています。
	その後、旧豊前国地域の庶民の間で、新鮮な魚(サバ・イワシ)をぬか床で煮た「ぬか炊き」が食べられるようになりました。
作る人によってちがう!みんなおいしい郷土の味
ぬか床は、山椒の実、柑橘や渋柿の皮を加えるなど、手入れする人によって異なります。
	そのため、当然、ぬか炊きの味もさまざまです。
幼いころから慣れ親しんだ味は、おばあちゃんのそのまたおばあちゃんも作っていたなど、家族の歴史があり、美味しい味の記憶を紡ぐ料理ともいえます。
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