指定区分 | 市指定 無形民俗文化財 |
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文化財名称 | 小倉祇園 平松の神輿 |
名称かな | こくらぎおん ひらまつのみこし |
指定年月日 | 平成22年3月30日 |
所在地 | 北九州市小倉北区 |
概要 |
平松の神輿は、細川忠興が元和4年(1618)に鋳物師町に築いた旧小倉祇園社(現八坂神社)に奉納された3基の神輿のうちの一つであると言い伝えられており、小倉北区長浜の神輿とともに小倉祇園に担ぎ出されてきた。 小倉祇園では、神幸とともに、神幸の芸能化した形態である「廻り祇園」が、各町内の参加のもとで実施されたことが特色のひとつであった。 平松と長浜の神輿はそのなかで中心的な役割を果たしていたと考えられる。 大正から昭和にかけて、その「廻り祇園」が消滅し、祇園祭は「太鼓祇園」化していった。しかし、平松と長浜の神輿は、小倉祇園に担ぎ出し続けていたことが、明治、大正、昭和初期の新聞記事などにより確認できる。 そして第二次世界大戦後、両神輿は昭和20年代初期から太鼓競演大会に参加し始めた。現在長浜の神輿の小倉祇園への定期的参加は途絶しているが、平松の神輿は戦後、中断を経ながらも、現在も小倉祇園に参加し続けている。 なお、残された記録によれば、現在担がれている平松の神輿は、昭和43年(1968)、昭和62年(1987)、平成15年(2003)に修復を受けている。 |
【市指定】小倉祇園 平松の神輿
更新日 : 2022年6月24日
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