指定区分 | 県指定 史跡 |
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文化財名称 | 黒崎城跡 |
名称かな | くろさきじょうあと |
指定年月日 | 平成29年3月17日 |
所在地 |
北九州市八幡西区屋敷一丁目37番、38番、39番 北九州市八幡西区舟町5番7 |
概要 |
黒崎城跡は、北九州市八幡西区黒崎の北東に位置する近世の城跡である。洞海湾の南岸にある道伯山の山頂にあり、東に豊前を一望できる立地が特徴である。 黒田長政が筑前入部の際に築かせた出城「筑前六端城」の一つである。慶長9年(1604)に築城され、黒田家の重臣井上周防之房が封ぜられたが、元和元年(1615)の一国一城令で廃城となった。 廃城後は、新田開作の護岸のために石垣石材が多く持ち出され、戦中、戦後にも山頂部に改変が加えられたが、平成17年度から24年度にかけて、北九州市教育委員会が発掘調査を行った結果、複数の石垣や曲輪跡を確認することができた。 黒崎城跡は、江戸時代初期の不安定な情勢の下、隣国との緊張状態のなかで、国境付近に築かれたものである。近世成立期の時代情勢を物語る重要な遺跡である。 黒崎城跡の所在は旧来より知られていたが、後世の大規模な改変等もあり、城としての旧状がどの程度残っているか不明であった。 近年の確認調査で石垣や曲輪跡の存在が確認され、城の構造や規模を把握することができたため、指定による保護を図るものである。 |
【県指定】黒崎城跡
更新日 : 2022年6月24日
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