韓国百済の始祖伝説によれば、仁川は沸流(ピリュ:東明聖王 朱蒙の子)が建国した国、彌鄒忽(ミチュホル)の都であり、三国時代には百済・高句麗・新羅の領土として変遷しました。1883年の開港以来、港町として栄え1895年に新しい管制によって仁川府が設けられ、1949年に仁川市として人口27万人の地方自治体が誕生しました。1981年には直轄市に昇格し、1995年に仁川広域市となりました。
韓国仁川広域市について
韓国仁川広域市についてご紹介します。
姉妹都市仁川広域市は、ソウルから28キロメートルの距離にある、黄海に面した港湾都市です。人口は約292万人、面積は1,063平方キロメートル、市の花はバラです。
松島新都市の風景
歴史
産業
港湾、道路、鉄道などの交通手段が発達し、自動車、鉄鋼、電子製品などの生産が盛んで、2003年には韓国初の経済自由区域の指定を受けました。ハブ空港である仁川国際空港を軸に、知識情報産業と物流産業を中心とする都市です。
港湾
10メートルを超える潮汐干潟の差を克服するため、1974年に閘門式ドック施設を設置し、5万トン級の大型船舶が直接接岸して荷役できる基本施設を備えています。内港、南港、北港、新港、沿岸港があり、国際線旅客ターミナルを新築するなど継続的な港湾拡張で接岸能力を増やしています。
姉妹都市提携の経緯
1988年4月から5月にかけ行われた「日韓親善交流フェスティバル」や「ソウルオリンピック」を契機に、韓国との交流が盛んになり、本市も都市形態や性格が類似している仁川広域市と末永い友好関係を結びたいと希望し、姉妹都市として締結することになりました。
おすすめの観光地
月尾島
月尾島は仁川駅から1キロメートルはなれた島でしたが、1922年に堤防道でつながりました。月尾山の展望台からは多くの島が浮かぶ黄海や仁川大橋の幻想的な夜景を眺めることができます。海上観光遊覧船に乗り月尾島沖から見る景色も素晴らしいです。
月尾島の風景
松島の文化歴史空間
海水浴場、ボート乗り場、オールシーズン型ソリ場等を有する遊園地で、周辺には仁川上陸作戦記念館、市立博物館等の名所があります。
江華島
韓国で5番目に大きな島である江華島は「屋根のない博物館」といわれています。世界文化遺産に指定された遺跡、伝統ある寺院、登山客でにぎわう磨尼山等があり、豊かな自然と歴史が魅力です。また、2と7のつく日には、有名な江華カブ、高麗人参、ウナギのほか、地元の農作物を販売する市場が開かれます。
開港場・チャイナタウン
中区庁周辺は開港場と呼ばれ、開港期の近代建築物が多く残っています。商船会社の倉庫だった建物は芸術活動の場「仁川アートプラットフォーム」、旧十八銀行は「近代建築展示館」として利用されています。韓国と中国の文化が共存した街並みのチャイナタウンのジャージャー麺が名物です。
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