北九州市政だより

NO.1458

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令和6年5月15日号 特集

特集
市政変革

市民の皆さま、お力をお貸し下さい。北九州市の為に、医療や福祉、文化や教育など、あらゆるご要望にお応えしたい。市政を預かる身として当然です。しかし。行政サービスには元手が要ります。「ない袖は振れない」現実もあります。いざという時に暮らしを守り、子や孫たちにしっかり街を引き継ぐには、時には節約し、時には予算の使い途を変えるなど「やりくり」が必要です。「今まで通り」でないこともあるかもしれません。「ひと肌脱いで」くださる市民の皆さまのご理解とご協力で、北九州市をより魅力ある、安心できる街とすべく、一緒に力を合わせて進んで参りましょう。

北九州市長 武内和久

未来のために、今、ととのえよう。

なぜ市政変革に取り組む必要があるの?

A.未来への投資をこれからも続けていくためです

 北九州市の将来を担う若者や子どもたちのために、未来への投資を続けていけるよう、行財政運営の形を変えていきます。

世の中の状況が目まぐるしく変わっていく中で、
市民や地域の企業が行政に望むサービスが
多岐にわたるようになっています。

市民ニーズの一つ一つに応えていくことが
行政に求められていますが、
子どもや若者が少なくなり、(1)
まちの経済成長が伸び悩む状況が続けば、(2)
政策の実施に必要な市の収入を(3)
増やすことは容易ではありません。

一方で、福祉や医療に必要な経費は年々増え続けています。(4)

また、公共施設・インフラを安全に使っていただくためには、
古くなっている施設などの改修を急がなくてはなりません。(5)

物の値段や賃金の上昇などが続く中で、
市の政策を続けていくための
経費も年々高騰しています。(6)

さらに、市の借金(市債)が、総額で1兆円を超え、
市民一人当たりでは政令市で最も多くなり、(7)
子や孫の世代に大きな負担となっていきます。

※北九州市の数値です

市政変革推進プランを策定しました!

令和6〜8年度「集中変革期間」

 北九州市では、今年3月、市政変革の基本原則や目標値、具体的な取り組み項目を定めた「北九州市政変革推進プラン」を策定しました。

市政変革の目標

若者や子どもへの投資、産業基盤の強化・創出、公共施設の老朽化対策などへの投資を進めます(330億円目途/3年)。

市の借り入れを抑制するため、公共事業費の水準を前倒しで見直します。

市職員の連帯意識の向上や組織の活性化、デジタルの活用などによる市役所の改革に取り組みます。

具体的な取り組み
  • データなどを活用した経営的な手法等により透明性を確保しながら市民目線で市の事業を見直します。
  • 予算事務事業の総点検(令和5年度実施)1,288事業、151億円の見直しを行いました。

成長と幸福の好循環 北九州市のポテンシャル 「安らぐまち」の実現 「稼げるまち」の実現 「彩りあるまち」の実現

未来を創る改革を進めています

 北九州市の新ビジョンや市政変革推進プランに基づく取り組みを進めることで、まちの課題を解決し、次代を担う若者や子どもたちに、このまちを引き継いでいくための改革を進めています。

令和6年度 空港関連予算35%増[対前年度]

「稼げるまち」の実現に向けた取り組み

北九州空港大作戦

北九州空港大作戦のイメージ画像

北九州空港をもっと便利で、さらに使いやすく、魅力ある空港にするための取り組みを進めます。令和6年度はその第1弾として、エアポートバスの増便や鉄道との乗継改善に取り組みます。

「稼げるまち」への原動力 〜未来産業推進事業〜

「稼げるまち」への原動力のイメージ画像

北九州学術研究都市を中心に、半導体や宇宙、次世代自動車などの研究開発や人材育成などに取り組み、先端企業の集積や新ビジネスの創出などを推進します。

市役所に「Z世代課」が誕生!

日本一若者を応援するまちへ

若者の発想と創意工夫、チャレンジに基づくプロジェクトの遂行をまちぐるみで応援します。市内外の学生と企業が出会う機会を広く提供し、学生の地元就職を応援します。

「安らぐまち」の実現に向けた取り組み

地域のウェルビーイング人財育成に向けて

地域共生社会づくりの基盤となる、地域社会の創り手を担う高齢者リーダーの育成に取り組みます。

第2子以降の子どもの保育料を無料に 恒久化

昨年12月から、第2子以降の保育料を無償化しました。

おいしい給食大作戦!

おいしい給食の提供

市内の料理人などが応援団を結成しておいしい献立を考えます。また、新しいメニューの提供が可能となる調理機器を導入します。

+10億円[対前年度]

公共施設の老朽化対策

学校や市営住宅、若戸大橋など、公共施設の老朽化対策に取り組みます。市有建築物の老朽化対策に約10億円の予算を増額しています。

「彩りあるまち」の実現に向けた取り組み

インバウンド誘致の強化

観光プロモーションや消費喚起クーポン事業などを実施し、外国人観光客の誘致を促進します。

文化芸術次世代育成事業「TRY ARTs」

子どもの文化芸術環境のさらなる向上や若者の文化芸術活動の活性化などにつながる事業に助成します。

スマらく区役所サービスプロジェクト

オンライン手続きの推進などにより、全ての市民に便利で快適なサービスの実現を目指します。

この特集に関するお問い合わせ
財政・変革局市政変革推進室
 電話093-582-3170

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