今日の環境問題を解決するためには、廃棄物の発生を抑制するとともに、再使用や再生利用により物質の循環が促進される資源循環型社会システムを構築する必要がある。
しかし、循環型社会システムを実現するためには、技術面、経済面等の課題に加えて、分別排出や再生製品の購入等、県民(消費者)や事業者のライフスタイルや意識に関わる問題がある。
このため、産学官民の関係者が共同して、本県における課題解決に一貫して取組む先導的な研究開発拠点として、リサイクル総合研究センターを設立する。
福岡県リサイクル総合研究センター
更新日 : 2022年7月22日
ページ番号:000005045
1資源循環型社会システム構築の必要性とセンターの役割
2センターの設立
(1)センターの設置場所
センター事務所は、北九州学術研究都市内の産学連携センタービル内におく。
(2)実証試験地及び実証試験管理室
実証プラントによる実証試験の実施に必要となる試験地を、北九州エコタウン(北九州市響灘地区)内の実証研究エリア内に確保する。
併せて、実証試験管理室を北九州市エコタウンセンター内におく。
(3)組織体制
センター長のほか、総務課、企画情報課、研究開発課の3課体制とし、県派遣の研究職員や行政職員(事務、技術)により構成する。
3業務内容
(1)研究機能
リサイクル技術と社会システムをマッチングした実用的な研究開発を行うため、
- 課題を明らかにし、解決に必要な関係者の選定
- 具体的な取組を検討する研究会の設立
- 共同研究プロジェクトによる研究開発
- 研究成果の地域展開を図る実践支援
と段階的に研究を進める。(ステップアップ方式)
(2)環境情報機能
環境・リサイクル技術や社会システムに係る情報の蓄積を進め、研究開発業務や相談業務に活用するとともに、事業者や県民等に向けた情報提供をインターネットにより行う。
特に、県内の事業者が有する技術については、企業ホームページを作成し、環境モールとして、国内をはじめ海外に向けた情報発信を行う。
このページの作成者
産業経済局未来産業推進部未来産業推進課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2905 FAX:093-582-1202