工場の煙や自動車の排出ガスなどに含まれる窒素酸化物や炭化水素などが、太陽の紫外線により光化学反応を起こし、光化学オキシダントという有害な物質が生成され、この物質によるスモッグを光化学スモッグといいます。
4月から9月にかけて濃度が上昇しやすくなり、ある濃度以上になると目がチカチカしたりのどが痛くなったりすることがあります。日差しが強く、気温が高く、風の弱い日に発生しやすく、特に、遠くの山や建物がいつもより見えにくいなど、もやのかかったような視界の悪い日には、十分注意が必要です。
また、光化学オキシダントとは、オゾン(O3)を主体(90%以上)とする酸化性物質、パーオキシアセチルナイトレート(PAN)、アルデヒド、アクロレイン等の総称です。