グリーン購入

製品やサービスを購入する前に、その必要性を十分に考慮し、購入する際には、価格・機能・デザインだけでなく、環境という視点を加えて、環境負荷のできるだけ小さい製品やサービスを環境負荷の低減に努めている業者から購入することです。

本市では、北九州市環境基本条例第15条（環境への負荷の低減に資する製品等の利用の促進）に基づき、「北九州市環境物品等の調達の推進に関する基本方針（グリーン購入基本方針）」を定め、グリーン購入を推進しています。
グリーン購入基本方針の考え方は次のとおりです。
 
(1) 最優先されるのはリデュース
製品やサービスを調達する前に、まずその必要性を十分に考えます。また、長期使用や適正使用、分別廃棄などにも留意し、環境負荷の低減が着実に発揮されるよう努めます。

(2) ライフスタイル全般を考慮した物品等の購入
調達する場合には、価格・機能・デザイン等に、「環境」という視点を加えて検討します。
製品等の選択にあたっては、資源採取から廃棄までのライフサイクル全般における環境負荷の低減を考慮します。

(3) 環境負荷の少ない物品等を環境負荷の低減に努めている事業者から調達
環境負荷のできるだけ小さい製品やサービスを、環境負荷の低減に努めている業者から調達します。
特定調達品目として分野・品目・目標を定めている製品やサービスについては、北九州市グリーン購入基本方針の基準に適合した物品（特定調達物品等）を調達します。それ以外の製品やサービスについても、できる限り環境負荷のできるだけ小さい製品やサービスを調達します。

(4) 購入しようとする際、経費が著しく割高となる場合は、環境物品等でない製品やサービスを調達することができます。

令和5年度の北九州市グリーン購入対象品目は、22分野288品目です。
このうち、物品等の調達及び印刷（役務）については、調達目標を100％としています。
公共工事、自動車等のうち乗用車、印刷以外の役務については、調達目標の設定は行っていませんが、積極的にグリーン購入の適合に努めます。

（1）紙類（7品目）
（2）文具類（85品目）
（3）オフィス家具等（12品目）
（4）画像機器等（10品目）
（5）電子計算機等（4品目）
（6）オフィス機器等（5品目）
（7）移動電話等（3品目）
（8）家電製品（6品目）
（9）エアコンディショナー等（4品目）
（10）温水器等（4品目）
（11）照明（3品目）
（12）自動車等（8品目）
（13）消火器（1品目）
（14）制服・作業服等（4品目）
（15）インテリア・寝装寝具（11品目）
（16）作業手袋（1品目）
（17）その他繊維製品（7品目）
（18）設備（11品目）
（19）災害備蓄用品（10品目）
（20）公共工事（71品目）
（21）役務（20品目）
（22）ごみ袋等（1品目）

対象品目ごとにグリーン購入に適合する物品等の判断の基準を設定しています。
物品等を調達する際には、判断の基準に適合する物品等を購入します。
判断の基準は、国のグリーン購入基本方針に準じて設定していますが、必要に応じて独自の視点を加えて基準を引き上げています。
令和5年度は、（1）トイレットペーパー（分野：紙類）、（2）上塗用塗料（分野：公共工事）について、地元企業のエコ製品の優先購入や、より環境負荷の小さい製品の選定を図るため、独自に基準を上乗せしています。

市役所全ての組織とします。
また、公の施設の指定管理者及び外郭団体においても、市に準じた取組を推進しています。