この調査は、環境省が実施している環境保健サーベイランス事業の一環として、全国38地域にお住まいの3歳児および6歳児のお子さまを対象に実施しているものです。環境省が自治体に委託し、3歳児については3歳児健康診査の機会を利用し、6歳児については小学校に依頼して質問票による呼吸器症状等の健康調査を実施しています。
環境保健サーベイランス調査
調査の経過および概要
昭和30年代以降、高度経済成長の過程で重化学工業を中心とした経済の急速な拡大により、いわゆる四日市喘息等の大気汚染による深刻な健康被害を生み出し、重大な社会問題となりました。昭和48年に公害健康被害補償法が制定され、著しい大気汚染の影響により気管支喘息等が多発している地域として、41の地域が第一種地域に指定され、その地域に一定期間以上居住し、気管支喘息等の指定疾病に罹患した患者等に対し、補償給付が支給されることとなりました。
環境省では、昭和63年公害健康被害補償法改正(第一種地域指定解除)に伴い、地域人口集団の健康状態と大気汚染との関係を定期的・継続的に観察し、必要に応じて所要の措置を講ずるために、大気汚染に係る環境保健サーベイランス調査を平成8年度から毎年度実施しています。
調査対象者
住民登録されている北九州市八幡西区在住の3歳児および北九州市八幡西区の小学1年生(6歳児)
調査方法
北九州市では、八幡西区が指定地域となっており、乳幼児健康診査が登録医療機関での個別健康診査で行われているため、3歳児健康診査の機会を利用することが困難な状況です。そのため、北九州市八幡西区に住民登録されている3歳児のお子さまを対象に、個別に質問票を郵送し実施しています。
6歳児については、各小学校に環境省が直接調査依頼を行っております。
調査結果の管理
この調査で得られた個人情報は、環境省の監督の下、社団法人 環境情報科学センターにおいて安全管理責任者が管理を行い、個人を特定できないよう集計して地域的な特徴を把握することのみに用い、環境保健サーベイランス調査(3歳児及び6歳児)以外の目的に使用することはありません。また、個人の回答の内容は一切公表いたしません。
なお、調査票の氏名等に関する個人情報は、3歳児の調査結果と小学1年生(6歳児)になられたときに実施する追跡調査結果を比較検討する際、同一人の判断に用いるために必要なものです。
調査結果
調査結果は、調査実施地域の自治体に配布されるとともに、環境省ホームページに掲載されます。
このページの作成者
保健福祉局保健所保健企画課
〒802-8560 北九州市小倉北区馬借一丁目7番1号
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