北九州市では、「都市と自然との共生」の実現を目指した施策を推進するため、平成22年度に北九州市生物多様性戦略(以下、戦略)を策定しました。
その後、平成28年に改定した現行の戦略に基づき、市民、団体、企業、研究機関、行政等が一丸となり、生物多様性の保全に向けて取組を進めてきました。
現行の戦略期間の終了に伴い、近年の生物多様性を取り巻く国内外の動向を踏まえ、現在、国際的な課題となっているネイチャーポジティブ(生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せること)の実現に向けた取組をより一層加速させるため、現在、戦略の改定に取り組んでいるところです。
戦略の改定にあたりましては、
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これまで基本理念として掲げてきた、「都市と自然との共生」を引き続き継承すること
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北九州市の特徴である、都市に近接した豊かな自然を、新たに「アーバンネイチャー」と定義し、市民の皆様に市の魅力を再認識していただくこと
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市民の皆様にも手に取ってご覧いただけるよう、理念、方向性はしっかりと示しつつ、シンプルでわかりやすいものとすること
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ネイチャーポジティブの実現に向けて、「生物多様性を大切にする価値観の形成」、「生物多様性の適切な保全と回復」、「自然を活用した多様な課題の解決」の3ステップで取組の輪を広げ、都市ブランドの向上を図ること
などを基本的な方針とし、北九州市環境審議会において審議を重ねてまいりました。
今回、戦略の改定案を取りまとめましたので、その内容を市民の皆様に公表するとともに、ご意見を募集します。
なお、いただいたご意見は、住所、氏名を除き、公開されることがあります。
また、いただいたご意見に対して個別の回答はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。