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令和6年小倉北区春の火災予防運動連絡会

更新日 : 2024年2月19日
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春の火災予防運動について

小倉北消防署長の相良です。

3月1日から「春の火災予防運動」がスタートします。

この運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるにあたり、『火を消して 不安を消して つなぐ未来』を統一防火標語とし、市民や事業所等の火災予防思想の普及と高揚を図り、住宅や事業所等における火災発生を予防し、高齢者や障害者等を中心とする死者の発生を減少させることや財産の損失を防ぐことを目的としています。

また、暖房器具等、火気を使用する機会も多いことと思います。火気の取り扱いは十分ご注意ください。

火災を防ぐためには行政の力だけではなく、市民の皆様お一人おひとりの防火意識と具体的な取組が大変重要になります。大切なご家族の命を守るためにも、この春の火災予防運動を契機に、今一度、ご自宅や職場の防火対策について見直しをお願いします。

ポスター

!こんろを使うときは絶対にその場を離れない!

令和4年8月に発生した旦過地区火災の出火原因は、「使用済みのてんぷら油に凝固剤を入れ、加熱したまま置いていたところ、てんぷら油が過度に熱せられ、出火したものと推定する」と公表されました(令和5年12月28日)

火災は、「自分が火災を起こすことはないだろう」といった油断や慢心から、発生します。

「こんろを使うときは、絶対にその場を離れない」ようにしましょう!

その他、北九州市公式HPやYouTubeもご覧ください。

毎日の防火チェック

令和5年(1月から12月)における北九州市の火災状況について

 令和5年1月から12月までの火災件数は197件でした。前年より50件減少し、北九州市発足以降、初めて200件台を下回り、過去最少となっています。このうち住宅火災は69件で、前年より25件減少しています。

 火災による死者数は10人で、前年より2人減少しています。このうち住宅火災による死者数は6人で、前年より4人減少しています。また、火災による死者全員が65歳以上の高齢者となっています。

 主な火災原因は表のとおりです。

順位 原因 件数
1 たばこ 33件
2 放火・放火の疑い 24件
3 こんろ 15件

小倉北区の火災状況について

令和5年中に小倉北区では42件の火災が発生し、火災による死者は2人でした。

また、火災による死者全員が65歳以上の高齢者となっています。

前年と比べて、火災件数は11件減少しています。

主な火災原因は表のとおりです。

順位 原因 件数
1 たばこ 8件
2 こんろ 6件
3 電気機器 5件

住宅防火いのちを守る10のポイント

4つの習慣
  • 寝たばこは絶対しない、させない
  • ストーブの周りに燃えやすいものを置かない   
  • こんろを使うときは火のそばを離れない
  • コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
6つの対策
  • 火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する
  • 火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する
  • 火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは防炎品を使用する
  • 火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく
  • お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく
  • 防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う
10のポイント

最近の制度改正等の情報提供について

蓄電池設備の構造、管理等の基準の改正について

本市の火災予防条例が改正され、令和6年1月1日から蓄電池設備の構造・管理等の基準が変わります。

蓄電池設備とは、『放電や充電をくり返すことができる「蓄電池」と、それに付随する「ケーブル」や「配電盤」などが一体となった設備』で、主に停電時における建物の非常電源として設置されています。

スマートフォンや電動自転車のバッテリーなど、持ち運びできるものは蓄電池設備の規制対象となりません。

詳しくは、北九州市消防局ホームページをご覧ください

有料老人ホームなどの防火対策について

 令和5年11月28日に大阪市で発生した有料老人ホームの火災では、9名の方が負傷しています。有料老人ホームなどは、自力で避難することが難しい方々が利用するため、日頃の火災予防や、火災時の避難誘導が欠かせません。

有料老人ホームなどの管理者および利用される皆様におかれましては、下記の事項及び参考資料を確認のうえ、防火対策の徹底を図られますようお願いします。

【出火防止の徹底】
  1. 電気コンセントは「たこ足外線」にしない
  2. 劣化した電気コードを使用しない
  3. スマートフォンなどに使われる「リチウムイオン電池」は、各機器に付属されている充電器やメーカー指定のものを使用し、膨張、異音、異臭などの異常が生じた場合は使用しないことなど、適切に取り扱うこと。
【避難上必要な施設(廊下、階段、避難口など)及び防火戸の適切な維持管理】
  1. 廊下、階段、避難口などの避難上必要な施設において、避難の支障になる物を置かないこと
  2. 防火戸の機能不良がないか確認し、閉鎖の支障になるものを置かないこと 
【初動対応の確保】
  1. 火災時において職員や入所者による初期消火、避難誘導、119番通報が確実になされる体制か確認すること
  2. 特に夜間に火災が発生した場合には、少数の職員により利用者の避難誘導を行う必要があることから、避難誘導が難しい状況を想定した消防訓練をすること
  3. 火災時に避難する際は、延焼防止や煙の拡散を防止するために、火災が発生した部屋や階段室の防火戸を閉鎖すること
限られた人員による入居者の円滑な避難のために

その塗料「危険物」ではありませんか

消防法で定める「危険物」に該当する塗料等は、火災の危険性が高いため消防法や北九州市火災予防条例で基準を定めています。

塗料等の「表示ラベル」をご確認いただき、「第4類第2石油類」等の標記があれば危険物となり、指定数量や少量危険物の数量を超えると、許可や届出、施設等が必要となります。

詳細な数量、必要な届出等に関しては下記のリーフレットを参照してください。

塗料

屋外の焼却行為に対する注意喚起

廃棄物の焼却は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」により原則禁止されていますが、政令で定めるものとして例外的に認められる場合があります。

焼却行為については、事前の準備から焼却終了後までの対策を怠ると、火災や事故につながる、大変危険な作業です。

特に空気が乾燥する時季における屋外の焼却行為は、火災につながりやすく、焼却を行う方の確実な火の管理が重要です。

屋外の焼却行為の前に、次の点を確認して、安全作業を心がけましょう。

(注)廃棄物の不法投棄や焼却行為(野焼き)は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」により禁止されています。

廃棄物の野焼きは原則全面禁止ですが、例外的に政令で認められるものもあります。

詳しくは下記の、環境局のホームページをご確認ください。

屋外で焼却を行う際のチェックポイント

飲食店や食品工場などでガス機器を使われている皆様へ

ガスが正常に燃えるためには、酸素をたくさん含んでいる新鮮な空気が必要です。

ガス機器を使っているときに酸素が足りなくなると燃焼が不完全になり、人体に有毒な一酸化炭素(CO)が発生して中毒になる恐れがあります。

下記チラシに記載の3つのポイントをチェックしましょう。

電子申請について

参考

古くなった消火器のリサイクルについて

 消火器を処分する際は、一般家庭ごみや大型ごみとして捨てることはできません。消火器の処分は「一般社団法人」日本消火器工業会が地域の消火器販売店等(特定窓口)と協力して行っています。

 まずは、以下のコールセンターへお問い合わせください。

 消火器リサイクル推進センター  電話:03-5829-6773

 受付時間:9時から17時(土曜日、日曜日、祝日及び12時から13時を除く)

 また、消火器を廃棄する際には、まずお手持ちの消火器にリサイクルシールが貼ってあるかご確認ください。

 貼ってある場合は、そのまま地域の消火器販売店等(特定窓口)にお持ちください。

 貼ってない場合は、リサイクルシールを購入して消火器に貼りつける必要がありますので、消火器販売店等(特定窓口)にご相談ください。

消火器リサイクル推進センターのホームページは下記リンク先をご覧ください。

消火器のリサイクルについて

消毒用アルコールの取り扱いについて

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、消毒用アルコールを使用する機会が増えています。

消毒用アルコールは取り扱いを誤ると火災を引き起こす恐れがあります。

以下のことに注意して取り扱うようにしてください。

消毒用アルコールの取扱い
  • 火気の近くで使用しない
  • 詰替え時は換気する
  • 高温を避ける

消毒用アルコールは蒸発しやすくその蒸気は可燃性です。

可燃性蒸気の近くに火源があると引火する恐れがあります。

また、可燃性蒸気は低所に滞留しやすい性質があります。

換気を行い、蒸気を滞留させないようにしましょう。

直射日光に当たる等高温になると可燃性蒸気が発生しやすくなりますので、高温になる場所を避けて保管しましょう。

危険物に該当する消毒用アルコール

消毒用アルコールは、アルコールの濃度が60%以上(重量%)の製品が危険物に該当します。

危険物に該当する消毒用アルコールを貯蔵、取扱う場合、80リットル以上で届出、400リットル以上で許可申請が必要となります。

アルコールの取扱いについて

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このページの作成者

消防局小倉北消防署予防課
〒803-0814 北九州市小倉北区大手町8番38号
電話:093-582-0119 FAX:093-582-5525

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