元気発進！子どもプラン（第3次計画）【令和2~6年度】

　元気発進！子どもプラン（第3次計画）とは、北九州市の子どもの健全育成や子育て支援の基本的方向および具体的な取り組みを示す、令和2年度から5年間の総合計画です。

　この計画は、次世代育成支援対策推進法に基づく「北九州市次世代育成行動計画」と、子ども・子育て支援法に基づく「北九州市子ども・子育て支援事業計画」から成り立っています。

　本市の子育て家庭の現状や市民ニーズを把握するため、17,000件の子育て家庭等を対象にした市民アンケート調査（平成30年12月）やパブリックコメント（令和元年9～10月）を実施しました。また、子育て当事者や子育て支援関係者、有識者などからなる「北九州市子ども・子育て会議」での議論を踏まえ、市民の目線に立ち、これまでの取り組みをより充実・発展させる計画となるよう努めました。

1．計画期間

　　令和2年度から令和6年度まで（5年間）

2．計画の対象

　　子どもを中心とした、すべての市民

1．基本理念

『子どもたちの未来を育み、みんなの笑顔があふれるまち北九州』－「子育て日本一を実感できるまち」の実現を目指して－

　「未来」子どもたちが夢や希望を持ち続け、あきらめることなく目指す道を歩んでいけるよう応援します。

　「笑顔」子どもの笑顔は、家庭、地域をはじめ、子どもに関わるすべての人を笑顔にします。子どもの成長と子育てを「オール北九州」で応援し、「みんなの笑顔があふれるまち」の創造に取り組んでいきます。
 

2．計画の4つの視点

（1）子どもが主体であり、子どもの権利を大切にする視点

　子どもは自ら育つ主体です。また、子どもの権利を擁護し、子どもの利益を最大限に尊重します。

（2）すべての子どもと家庭を支える視点

　すべての子どもと子育て家庭を支援します。特に、社会的養護が必要な子ども、児童虐待、障害のある子どもや発達の気になる子ども、ひとり親家庭など、配慮を要する子どもや家庭をしっかりと支えます。

（3）子どもの成長と子育てを切れ目なく支える視点

　子どもは、乳幼児期、学童期、青年期と段階を経て成長し、さらには次の親世代になっていくため、長期的な視野に立ちながら切れ目なく支えていきます。子育てを行う親についても、子どもの成長段階に合わせ、切れ目なく支援していきます。

（4）地域社会全体で見守り支える視点

　子育ての第一義的責任は保護者にありますが、子育ては次代の担い手を育成する営みでもあることから、地域社会全体（家庭、地域、学校、企業、行政）が力を合わせて、子どもと子育て家庭を支えていきます。
 

3．計画の5つの目標と15の施策

　目標1　安心して子どもを生み育てられるまちをつくる

　　（1）母子保健の充実

　　（2）母子医療体制の維持・強化

　目標2　子どもや若者が健やかに成長するまちをつくる

　　（3）乳児・幼児期の教育や保育の充実

　　（4）放課後児童の健全育成

　　（5）地域における子どもの居場所づくり

　　（6）こころの教育、体験・学習機会の充実

　　（7）青少年の非行防止や自立・立ち直りの支援
 

　目標3　配慮を要する子どもや家庭をしっかりと支えるまちをつくる

　　（8）社会的養護が必要な子どもへの支援

　　（9）児童虐待への対応（北九州市子どもを虐待から守る条例の推進）

　　（10）障害のある子どもや発達の気になる子どもへの支援

　　（11）ひとり親家庭等への支援　
 

　目標4　子育ての喜び・楽しさを得られるまちをつくる

　　（12）子育てを応援する体制づくり

　　（13）家庭の育児力・教育力の向上

　　（14）子育てと仕事との両立に向けた環境づくり　
 

　目標5　子どもが安全安心に暮らせるまちをつくる

　　（15）子どもの安全を守る環境整備 

　北九州市子ども・子育て支援事業計画とは、子ども・子育て支援法第61条に基づき、国が示す基本方針に即して、5年を1期として定める計画です。

　計画の構成は、大きく分けて、

　（1）　乳児・幼児期の教育や保育の推進

　（2）　地域における子ども・子育て支援の推進

となっています。

　それぞれの具体的な取り組みについて、過去の実績等から見込んだ今後5年間の「量の見込み」と、それを充足するための「確保の方策」などを掲載しています。