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11月の水産物(アラ、モクズガニ等)

更新日 : 2022年6月2日
ページ番号:000004975

クエ(アラ)

アラの写真

 九州ではアラ、関西ではクエ、関東ではモロコと呼ばれている。
日本中部以南、韓国、台湾、南シナ海方面の暖海に広く分布している。日中は水深15m以上の潮通しのよい岩礁地帯に潜み、日没から夜明けにかけての夜間、10m位の浅瀬に餌を求めて移動してくる。
 幼魚では体に特有の不規則な斑紋があるが、成魚になるとマハタと見分けがつかなくなるが、ひれ、特に尾びれの幅が比較的狭いなどの点で識別できる。  食性は主に魚食性であるが、胃袋から海鳥が出てきたこともあり、広く肉食性というべきである。寿命は10年以上とも言われている。
 高級魚として磯釣りの好対象。肉は白身で、刺身、あらいに向き、鍋料理は特に美味。

モクズガニ(カワガニ)

川がにの写真

 食用として有名な「上海ガニ」の同属同種であり、日本各地で食用にされている。
 甲長6cm、甲幅8cmの大きさで、体つきはがっちりしており、甲羅の前から横にかけてノコギリの歯のようなとげが3対ある。体色は暗褐黒色か暗緑灰色をしており、はさみにやわらかい毛がはえているのが大きな特徴。
 全国の河や汽水湖や川の上流にまで棲んでいて、カワガニとか、ツガニ、モクゾウガニとも呼ばれる。
 秋に海に下り、春まで産卵して生活する。 孵化した幼生や親ガニは再び川を上るということで、海水、淡水、汽水と生活する特異なカニである。
 肉は美味で、脚の付け根に多量の肉がある。秋から冬にかけて産卵のために、川を下るカニを塩ゆで、カニ汁にして食べると美味しい。

シロザケ

サーモンの写真

 サケ類の中で一般にサケと呼ばれているものが本種である。日本の中部地方からアメリカのオレゴン州まで広く分布している。
 成魚の全長は70~80cmだが、大きい個体では90cmを越えることも少なくない。
 夏季に東北地方以北の沿岸で漁獲される未成熟魚はトキシラズやオオメマスと呼ばれ高価である。また、秋季に河川に回帰するものはアキザケやアキアジと呼ばれ、この多くのものが新巻にされる。河川で漁獲される婚姻色の出たものはブナザケと呼ばれ、味はやや劣る。これは成熟して母川に回帰する途中でほとんど餌を食べないことによる。 
 沖合いで漁獲されるものは脂肪や旨味成分があって美味で、河川に遡上したものは脂肪が少なく淡白である。また、熟卵はイクラ(ロシア語で卵の意味)として、未熟卵は筋子として利用されている。

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