8月の水産物(ウニ、マダコ等)
ウニ
ウニ類は分類上、ナマコやヒトデと同じ棘皮(きょくひ)動物に属しています。 石灰質の体に多数の棘が密生し、棘の間に細くやわらかい突起物があります。
日本近海には約160種のウニ類が生息していますが、食用として流通しているのはごく少数で、代表的な食用ウニはムラサキウニ、アカウニ、バフンウニの3種です。
ウニの食用となる部分は生殖巣で、生で食べるほか、塩蔵したもの、またアルコールで加工したものを「練りウニ」として食用にします。 また、ウニの生殖巣は、旨味成分となるアミノ酸を含み、ビタミンAを豊富に含んでいます。
マダコ
東北南部以南の沿岸部に広く生息し、全長60cm、体重5kgに達します。 瀬戸内海の明石沖で獲れる明石タコが有名ですが、関門海峡で獲れる「関門海峡タコ」は、激しい潮流に流されないように海底の岩にしがみつくため、筋肉が発達した短い足をしていて、吸盤が足の先までついています。その足は、プリプリの歯ごたえで、噛めば噛むほど味がでます。
マダコは、刺身、すし種、酢の物、塩辛、おでんの種、タコ飯、煮物と色々な料理の食材として利用されています。 また、タコには血中コレステロールを抑制したり、疲労回復、視力回復の効果がある遊離アミノ酸の一種であるタウリンが豊富に含まれています。
スズキ
日本沿岸から南シナ海に分布し、大きいものは全長1mにもなります。また、ブリとともに成長するにつれて名前が変わる出世魚のひとつとしてよく知られている高級魚です。(コッパ→セイゴ→フッコ→スズキ)
スズキはビタミンA・Dが豊富な白身の魚で、味は淡白で、身の締りがよく、適度に脂ものって、刺身や洗いは美味です。また、塩焼き、煮付け、天ぷら、ムニエル、酒蒸し、奉書焼きなど色々な料理が楽しめます。
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