7月の水産物(スズキ、シロギス等)
スズキ
日本沿岸から南シナ海に分布し、大きなものは全長1mにもなる。また、ブリとともに成長するにつれて名前が変わる出世魚としてもよく知られている高級魚である(コッパ→セイゴ→フッコ→スズキ)。
スズキはビタミンA・D豊富な白身の魚で、夏場が旬。味は淡白だが、身の締りがよく、適度に脂も乗って、新鮮なものの刺身や洗いは特に美味である。また、塩焼き、煮付け、天ぷら、ムニエル、酒蒸し、奉書焼きなど色々な料理にして楽しむことがでる。
シロギス
キス科には、シロギス、ヤギス、ホシギスがいるが、ふつうキスといえば、シロギスのことをさす。北海道から東シナ海、台湾に分布し、内湾から沿岸の砂底に生息している。背中側が飴色、腹側が銀白色で、体長は20cmほどになる。主にゴカイなどの環形動物を餌としている。キスは、脂質が非常に少ない上品な白身の魚で、天ぷらの種として、欠かせない食材であり、塩焼き、干物、吸い物のほか、新鮮なものは刺身にしても美味である。
サザエ
北海道から沖縄まで、ほぼ全国に広く分布している。通常、サザエは殻に立派なつのをもっているが、養殖や波の静かな内湾で育ったものにはつのがない。
サザエは、年中獲れるが、旬は春から夏の産卵期。刺身にしてもおいしいが、殻のまま、焼いて醤油を垂らすつぼ焼きがもっとも美味しい食べ方として有名。また、生で食べるとコリコリしてかたい部分には、硬たんぱく質であるコラーゲンが多量に含まれており、特に女性にはお勧めの食材である。
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