2月の野菜(ブロッコリー、ほうれん草、青ねぎ)
ブロッコリー
ブロッコリーは花蕾(からい)を食べるキャベツの仲間です。同じ仲間で白い花蕾のカリフラワーがあります。
日本では、1960年代に急速にカリフラワーが普及しましたが、その後ブロッコリーが登場し、緑黄色野菜で体に良いということから、1980年代に急速に普及しました。そのため、カリフラワーは激減し、ブロッコリーに入れ替わりました。
日本では花蕾の色は緑色が主流ですが、他に黄緑、白、紫のものがあります。サラダや和え物、炒め物などの料理に使用されます。ビタミンCを多く含み、カロテン、ビタミンB1・B2、無機質も豊富な緑色野菜です。
ほうれん草
黒海東岸のカフカス地方からイランにかけて自生する一年草で、ペルシャで栽培が始まったと言われています。葉が薄く切れ込みが深い東洋種と、葉が厚く丸葉の西洋種があります。現在、流通しているほうれん草の品種は、東洋種と西洋種の交配種が主流を占めています。
ビタミンA、ビタミンC、鉄分を多く含む緑黄色野菜ですが、細胞の中にシュウ酸を多く含むことから下茹でして除かないと食べられませんでした。しかし最近では、シュウ酸の含有量の少ない品種が開発され、生でも食べられるサラダほうれん草が出回ってきました。
青ねぎ
青ねぎは、九条細ねぎ系の品種を使い、土寄せなどをせず白い葉鞘部分を少なくし、主に緑の葉身部分を使うねぎのことをいいます。
博多万能ねぎは、青ねぎの代表的なものです。それまで白ねぎしか使われなかった関東で、薬味や汁の実として一年中使われるようになり、全国的に青ねぎの利用が広がりました。
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