11月の野菜(大葉しゅんぎく、やまのいも、キャベツ)
大葉しゅんぎく
しゅんぎくには、葉の刻みの違いから大葉しゅんぎく、中葉しゅんぎく、小葉しゅんぎくと分かれています。
小倉南区では、大葉しゅんぎくの中でも刻みが全くなく、葉が丸く肉厚なのが特徴である「鍋旬ぎく」を栽培しています。しゅんぎく特有のにおいが少ないので、ふぐちりなど繊細な味の料理には欠かせない食材です。
また、サラダや酢みそ和えなど「生」でもおいしく食べられます。
やまのいも
やまのいもは、やまいも、じねんじょ、だいしょなどの総称で、それぞれが別の種になります。やまいもは中国原産で、ながいも、やまといも、いちょういもなどの種類があります。じねんじょは日本原産で全国に自生しており、山に掘りに行くのはこのねんじょを獲るためです。じねんじょも最近では栽培されたものがあります。
市場に出荷されているのは、ながいもややまといもなどで、時々じねんじょも出荷されます。
やまのいもをすりおろすと粘りの強い「とろろ」になります。やまといもはねばりがもっとも強く、ながいもはねばりが少ないのですが歯ざわりと特有の味で人気があります。
北九州市場においては、青森県がながいもの主力産地で、一年を通して市場に出荷されています。
キャベツ
食の欧風化が進むことにより需要が伸びた野菜がキャベツです。キャベツは一年中出回っているので、いつが旬かわかりませんが、地元若松区から出荷されるキャベツは11月からがスタートです。
若松区は、冬キャベツの国の指定産地に指定されています。この指定産地とは、国内で消費する量が多い野菜を大規模に生産している産地に対し、国が産地指定を行い、生産計画から出荷量、出荷先について管理を行なうものです。
若松区では、寒玉と呼ばれる寒さに強く葉がしっかり締まったキャベツを主に生産しています。春先から出回るキャベツで、葉が軟らかく、葉のしまりが弱いものは、早生キャベツと呼ばれます。
このページの作成者
産業経済局中央卸売市場
〒803-0801 北九州市小倉北区西港町94番9号
電話:093-583-2025 FAX:093-583-2031