10月の果実(カキ、クリ)
更新日 : 2022年6月2日
ページ番号:000004957
カキ
東アジアの原産で、日本でも古くから栽培された果樹です。甘がきと渋がきの区別があります。渋の原因は可溶性タンニンによるもので、甘がきは樹上の果実が成熟する過程で可溶性タンニンが不溶性タンニンに変化し、渋みが感じられなくなる品種のものを言います。
年間の生産量は約30万トンで、栽培面積は約3万ヘクタールで、福岡県は日本一のかきの産地となっています。
クリ
クリは北半球の温暖帯に約12種類が分布している。日本で栽培されている種類は、山野に自生するシバグリから改良されたニホングリで、渋皮離れは悪いのですが果実が大きいのが特徴です。主な産地は茨城県や愛媛県などですが、当市場には大分県や福岡県からの入荷が多くなっています。
秋の味覚の代表で、ゆで栗、栗ご飯、甘露煮、渋皮煮、栗きんとんなど使用されます。
甘栗で知られるチュウゴクグリは小粒で甘味が強く、渋皮離れが良いのが特徴ですが、クリの害虫であるクリタマバチの被害が多く、収量も少ないので、日本での栽培には向いていません。
このページの作成者
産業経済局中央卸売市場
〒803-0801 北九州市小倉北区西港町94番9号
電話:093-583-2025 FAX:093-583-2031