10月の野菜(まつ茸、しいたけ、ブロッコリー)
まつ茸
日本人が好むきのこの王様といえば「まつ茸」と言えるでしょう。アカマツ林に発生するのが一般的ですが、クロマツ、コメツガ林などにも発生します。発生場所はシロ(代)とよばれ、毎年10cmから15cmほど移動します。
現在の国内の生産量は、約39トンに激減してしまい、国産ものは非常に高価になっています。市内に出回っているものは、中国、カナダ、アメリカなどの輸入物が多くなっています。
炭火焼き、土瓶蒸し、すまし汁、炊き込みご飯など各種の日本料理に向いた食材です。
しいたけ
しいたけは日本を代表する栽培きのこで、年間で生しいたけは、約6から7万トン程度、干ししいたけは5千トン程度生産されています。クヌギやコナラなどの原木による栽培と、おがくずを固めた菌床による栽培があります。国内で生産されるしいたけは原木栽培が主流ですが、中国から輸入されるしいたけは多くが菌床栽培となっています。
市内では、小倉南区から原木栽培の生しいたけ「木になるの」が出荷されています。
しいたけは、乾燥によってうま味や香りの成分が増すため、干ししいたけは和・洋・中華の各料理に使われています。
ブロッコリー
花蕾、花茎を食べるキャベツの仲間で、古くは南ヨーロッパで利用されていたものが、20世紀に入ってアメリカで急速に発達しました。日本では1970年代から消費が増え、1980年代に入って急増した野菜です。
日本では花蕾の色は緑色が主流ですが、他に黄緑、白、紫のものがあります。サラダや和え物、炒め物などの料理に使用されます。ビタミンCを多く含み、カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、無機質も豊富な緑色野菜です。
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