※ 以上の紹介文は、認定当時のものです。
第1回認定者(2004年度)その1
池浦 鈴子 (いけうら れいこ) さん(故人)
ファッションアートディレクター <元・株式会社ミズレイコ 代表取締役>
昭和35年に、小倉魚町にニューロビンを創業。
いろいろな花や動物を図案化したレリーフワーク(アップリケの一種)を施した婦人服を作り続け、オリジナルブランド(MS.REIKO)を確立し、東京、パリ、ニューヨークと世界的レベルに発展させる。現在は、レリーフワークを絵画風に使ったレリーフアートも手がける。
とびうめ国体(「第45回国体」)では、北九州大会服飾総合プランの委嘱を受ける。1933年生まれ。
井上 定子 (いのうえ さだこ) さん
婦人服仕立職 <井上洋裁研究所 代表>
昭和33年、洋裁研究所を開業。洋裁工としてオートクチュールの製作を行うとともに、洋裁教室の講師として後進の育成を図る。立体裁断における工法改善の実績や洋服に施すパッチワーク刺繍の独自デザインに高い評価を得ている。全日本洋裁技能コンクールで7年連続上位入賞を重ねた後、平成3年に最優秀の内閣総理大臣賞を受賞。婦人服メーカーの専属デザイナーとしての実績も持つ。1933年生まれ。
横手 哲也 (よこて てつや) さん
理容師 <Hair Salon YOKOTE 代表>
昭和63年から平成9年まで、大阪、島根の全国大会優勝者の店で修行を積む。
平成10年、全国理容競技大会で準優勝。
平成12年、最も権威があり理容のオリンピックと言われる理容競技世界大会(ドイツ)に参加。欧米を中心に約20ヶ国、約100名の選手の中で、総合銅メダルを獲得。その経験をいかし、競技大会に出場する後進の育成にも尽力している。1970年生まれ。
菊池 辰也 (きくち たつなり) さん
調理師(日本料理)<割烹・仕出料理「七彩」 料理長>
有名料亭数軒で勤務した後、いくつかの料理店やホテルの料理長を歴任し、現在に至る。
調理コンクール等で多数の受賞歴を持ち、平成13年には技能グランプリ全国3位入賞を果たす。翌年には直接指導した後進も全国3位入賞するなど、後進育成にも定評がある。北九州の豊富な山海の食材をいかし、北九州の味を育みながら技を練磨し、日本料理の伝統を守っている。1952年生まれ。
戸田 研二 (とだ けんじ) さん
豆腐製造工 <元・大和食品工業株式会社>
家業の豆腐店で経験を積み、その後小倉北区で豆腐料理専門店経営を経て、平成2年に現在の会社に入社。全国初の生しぼり(大豆を炊く前に豆乳とおからに分離する)工法による豆腐製造ラインを導入。日々変化する大豆をその日の天候や気温に対応させ、常に最高の味を引き出す。100%国産大豆、天然にがりを使用した安全で美味しい豆腐と豆乳は、地場大手生協の人気商品に育っている。1947年生まれ。
尾倉 保 (おぐら たもつ) さん
菓子製造工 <尾倉照月堂 代表>
家業の菓子店の二代目だが、材料、製法、形、ネーミングに工夫を凝らしたオリジナルの菓子造りに精力的に取り組む。郷土自慢となる菓子の創作を目指し、これまでに発売した菓子は十数種類にのぼる。「足立まんじゅう」、「恐竜の卵」等の菓子は、長期間品質が変わらず、味が落ちないことでも定評があり、新聞や雑誌などで度々紹介されている。1935年生まれ。
尾崎 松之 (おざき まつゆき) さん
コーヒー焙煎職 <極東ファディ株式会社 勤務>
入社3年後の昭和50年から焙煎工程に従事。豆の産地、銘柄、季節によって、一瞬のベストな煎り上がりのタイミングを見極め、釜上げする技術を持つ。機械任せの焙煎では決して味わうことができない香りが高く、ライトな飲み口でありながら、コク、キレがあるコーヒーをつくる。
2003年度に、全日本コーヒー商工組合連合会が全国で8名選定した初代コーヒーインストラクター1級講師の一人。1952年生まれ。
原田 昭人 (はらだ あきと) さん
貴金属細工師 <原田貴金属加工所 代表>
指輪、ブローチ、ペンダント、ネックレスなどの貴金属加工を行うが、特に難しいと言われるたがね彫刻に特徴があり、唐草模様や動植物の模様を表現彫刻する技能は他に類のないものである。
住み込みで弟子入りして修行した経験から、昭和49年に貴金属装身具製作技能検定1級の九州第一号の資格取得者となり独立開業して以来、現在も住み込みの弟子を預かり指導育成している。1943年生まれ。
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