「元気印企業に学ぶこれからの経営戦略」 法政大学大学院教授 坂本光司氏
記念講演では、坂本講師から「好況でも不況でも業績が高い会社が元気印企業。元気印企業とそうでない企業は何が違うかと言うと、経営者が『正しい経営を行っているか』ということ。
経営者の仕事は大きく分けると三つ。まず進むべき方向を示す。そしてこの方向に向かって社員が努力したくなる良い環境を用意する。そして社員を育てる。この三つしかない。景気が悪い、業種や業態が悪い、規模が小さいなどを業績が悪い理由にすること自体、誤解であり、錯覚、甘えである。
経営者にとっての『正しい決断』とは、人本主義を貫き、業績よりは継続を重視し、多角・多面・多重・多層な人材をつくる、これが本当に人を幸せにする経営である。」と、全国の元気印企業の事例をもとにお話しいただきました。
また、結びに「今回の認定企業5社はとても良い会社。会場に来られている皆さんもぜひ、北九州オンリーワン企業にチャレンジしていただきたい。」とエールが送られました。