第11回認定者(2017年度)
千々和 博之(ちぢわ ひろゆき)さん
ワイヤー放電加工 | 株式会社三井ハイテック |
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ワイヤー放電加工機械自体の精度では達成不可能な顧客からの要求に対し、材料の変形やそりなどを考慮した効率よい加工が可能。また、加工機械やワイヤー、加工物等を微細に調整し、放電ギャップも考慮したうえで、スチールのプレートから超硬・超微細の刃物まで、±1/1000mmの公差で超精密加工を行う技能を有する。
各部品・機械メーカーにも積極的に改善提案を行い、ワイヤー直径の高精度化や超硬専用水加工機械の高精度化など、部品や加工機械の開発にまで携わり、ワイヤー加工産業の発展にも寄与している。
中間市在住、1965年生まれ。
堤 和広(つつみ かずひろ)さん
仕上げ(回転機器) | 山九株式会社 |
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回転機器計測器を用いるメーカーをも超越した、豊富な経験に基づいた触診で異常を察知する、回転機器整備のスペシャリスト。取引先から指名が来るほど信頼が厚く、産業への貢献度も高い。
化学プラントの回転機器の故障時に、緻密な計測等によりハンマー等での修繕で回復可能と判断。稼働休止には至らず短時間で復旧させた。
知識や技能の伝承では、実際の工事や回転機器のオーバーホールを活用した具体的な指導等を通じて、効果的な人材育成に取り組んでいる。
八幡西区在住、1964年生まれ。
中井 ミヤ子(なかい みやこ)さん
電子機器組立(はんだ付け) | 安川マニュファクチャリング株式会社 |
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インバータ製作におけるプリント基板の組立技能で特に重要な「手はんだ付け」の熟練技能者。様々な新製品の開発・立ち上げの際に高品質のはんだ付け性を標準化し生産に寄与。 はんだ付けの作業や教育、社内認定の基準を制定し、社内認定制度を確立。後進の育成も長年続け、国内のみならず海外でも数多くの技術指導に取り組んでいる。
社内の育成にとどまらず、小学校等への技能伝承活動にも積極的に取り組んでいる。
築上郡在住、1952年生まれ。
野﨑 孝文(のざき たかふみ)さん
溶接(特殊鋼配管) | 山九株式会社 |
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訓練を重ね、左右いずれの手でも高い水準の溶接が出来るという、非常に稀な技能を有している。
非常に困難な条件の溶接に対して、経験、発想、知識を活用して無欠陥で正確な溶接を実現してきた。「銅」と「鋼」といった異種材料溶接や、障害物により手が入り込む隙間がないような厳しい条件下での配管溶接に対して、様々な経験を駆使して高品質な溶接を実現する。
平成10年度には全国溶接技術競技会で準優勝し、技能が国内トップレベルであることを証明した。
遠賀郡在住、1963年生まれ。
吉村 正浩(よしむら まさひろ)さん
電気保全工 | 新日鐵住金株式会社八幡製鐵所 |
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冷延工場の電気保全業務に建設から28年間従事し、工場の運転を制御する主幹制御装置から大型溶接機に至るまで、幅広い知識と技能で稼働の安定化を担っている。
大型溶接機の円滑な立ち上げやメンテナンス方法の確立を始め、大型圧延機へ社内初で導入された交流電動機の維持管理等に多大な貢献を果たし、冷延設備の電気保全業務の第一人者として、保全者への教育も行っている。
機械・電気と要素毎に別々になっている設備概要を纏めて整理することで、要素間の繋がりの見える化を推進。さらに、後進の育成では、問題解決型の勉強会を主催し、若手社員の実力向上と設備トラブルの減少を両立させている。
八幡東区在住、1962年生まれ。
(注)以上の紹介文は、認定当時のものです。
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