気候非常事態宣言とは、気候変動問題を人類の「非常事態」と位置づけ、危機感を共有して対策に取り組むことを表明するものです。
世界の行政機関や団体で宣言する動きがあり、国内においても、昨年11月に国会(衆議院・参議院)で決議がなされ、宣言を行う自治体が増えています。
気候非常事態宣言とは、気候変動問題を人類の「非常事態」と位置づけ、危機感を共有して対策に取り組むことを表明するものです。
世界の行政機関や団体で宣言する動きがあり、国内においても、昨年11月に国会(衆議院・参議院)で決議がなされ、宣言を行う自治体が増えています。
近年、気候変動による影響は頻発化・激甚化し、まさに「気候危機」とも言うべき状況に直面しており、一日も早い脱炭素社会の実現が求められています。本市としても、昨年10月に「ゼロカーボンシティ」を宣言し、脱炭素エネルギーの確保に向けた取組みを進めているところです。
こうした中、本年3月に、市議会において「気候非常事態宣言」の決議が全会派一致で可決されました。また、本年4月に開催された環境審議会でも、「気候変動は異常状態であるという認識を持ち、市民へ広く伝えていく必要がある」などの意見を頂いています。
今回、市民の代表である市議会の決議を重く受け止めるとともに、環境審議会の有識者からの意見なども踏まえ、北九州市として、「気候非常事態宣言」を行うこととしました。今後、同宣言を通じて、市全体で機運の醸成を図り。市民・事業者の皆様と一体となって、脱炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。
令和3年6月5日(環境基本法に基づく「環境の日」)
・「北九州市地球温暖化対策実行計画」を改定し、産・官・学・民によるオール北九州で、脱炭素社会の実現に向けて取り組む。
・「北九州市グリーン成長戦略」の策定を通じて、脱炭素エネルギーの供給体制の構築や、脱炭素イノベーションの早期実現に向けた人材育成等の後押しを行う。
・周辺自治体との連携や環境国際協力を通じて、国内外の脱炭素化に貢献する。
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