北九州市内で、毛のないタヌキの目撃情報が寄せられています。
毛のないタヌキはダニの一種であるヒゼンダニによって引き起こされる疥癬症(かいせんしょう)に感染している可能性があります。疥癬症のタヌキは、かゆみによる脱毛や皮膚状態の悪化により免疫力が低下し、数週間程度で衰弱死する傾向にあります。野生生物には人が干渉すべきではなく、本市ではタヌキの保護や駆除は行っていません。(原則として、野生生物の自然界での出来事には干渉していません。)
また、ペット等も疥癬症のタヌキとの接触によって疥癬症に感染する恐れがありますので、餌をやるなど身近に呼び込むようなことはしないでください。
動物に感染しやすいヒゼンダニは人には感染しにくいですが、動物と同じように疥癬症のタヌキとの接触により感染する可能性があります。人が感染すると一時的なかゆみや発疹がでる場合があります。
疥癬タヌキを見かけた場合は、こちらから刺激を与えずに静観してください。