黒崎宿とは・・・
更新日 : 2023年6月15日
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黒崎は、かつて長崎街道東端の宿駅として江戸時代には福岡と小倉両藩の境界にあり、福岡藩では唯一の上方への渡海船(乗合貨客船)が発着する港を持つ宿場町でした。九州の喉元にあるため、対馬と五島を除く九州西半の大名や多くの旅人がこの宿場を利用しました。江戸時代後半にはこれら諸藩の御用達や定宿も設けられていました。
宿内には、藩主の別館としての御茶屋(本陣)や町茶屋(脇本陣)が設けられていました。また、宿駅の機関である人馬継所、行政上の施設である制札場、関番所、郡家、代官所などが完備され、一般の旅籠屋(旅館)や商店も軒を並べていました。このほか、非常事態に備えて、御立退所(火災時の避難所)や御除道(伝染病の発生時に宿内を迂回する道)が設けられていました。
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