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市長の部屋へようこそ

こんにちは、北九州市長の北橋です。
ここでは、定例記者会見や出席した式典・行事等を紹介しています。
少しでも市政を身近に感じていただけたらと思います。

市民の皆さまへ

6月29日・いわゆる第2波の抑え込み報告と今後の取組み

【患者発生の減少について】

 本市では、5月23日以降、病院や高齢者施設での集団感染も発生するなど、全国的にも注目され、市民の皆様には、大変なご心配とご苦労をおかけしました。
 しかしながら、6月2日から27日間、新規陽性患者の発生は一桁台であり、9日間で4件、ここ3日間は、患者ゼロが続くなど、市の専門家会議でも評価いただいたように、落ち着いてきており、いわゆる第2波の出口にいると考えられます。
 また、直近一週間の10万人あたりの新規感染者数も、先週の金曜日(6月26日)から0.42人となり、国が緊急事態宣言解除の目安の一つとしている0.5人という、都道府県単位の厳しい数字から下回ることが出来ました。いわゆる第2波について、北九州市民は抑え込むことができたと考えます。
 これもひとえに、医療・福祉関係の皆様のご努力・ご尽力をはじめ、国、県、そして何よりも市民・事業者の皆様のご理解・ご協力の賜物であり、深く感謝申し上げます。

【第1波と第2波の比較】

 この間のデータを第1波と比較してみると、いわゆる第2波は、

  1. 高齢者の感染者が増加している(10.5%→32.3%)
    (高齢者施設入所者:0人→17人)
  2. 無症状者が増加している(27.6%→46.3%)
  3. 新型コロナウイルス感染症以外の原因で救急搬送され、その後の検査で感染が判明するケースが増加した。(1人→25人)

 これらの理由から、医療機関や高齢者施設で集団感染が多く発生し、感染者数の増加につながったと考えられます。(1施設→6施設)

  1. 市内の充実した医療体制を背景として、市外居住者の方が本市の医療機関を受診して陽性が判明したケースも増加した。
  2. PCR検査をすべての濃厚接触者を対象とし、積極的に感染者を発見することで、早期発見・早期治療と感染拡大の防止につながった。
  3. 医療提供体制についても、市内の医療機関をはじめ、福岡県の協力により、円滑に対応できた。

  また、市の専門家会議の委員の皆様からは、
 ・ 新規感染者数は減少傾向であり、医療機関や高齢者施設等での集団感染が発生したものの広がりの抑え込みができている
 ・ 医療体制においては、十分な病床数を確保できている
 ・ 検査体制においては、積極的なPCR検査ができる
  といった意見をいただきました。

 一方で、本市のみならず、どの都市でも起こりえる状況であるとの意見もいただきました。

 国立感染症研究所でのゲノム解析については、第1波は大都市(東京)経由のウイルスがあることはわかっているが、いわゆる第2波については、ウイルス量が少なく解析ができませんでした。

【社会経済の活動レベルの引き上げ】

 一方で、外出自粛などが続いたため、北九州市の社会経済は相当のダメージを受けています。また、市民の皆様のお気持ち(マインド)にも、影を落としています。
 これからは、感染の再拡大の防止と医療提供体制の維持・確保に取り組みながら、社会経済活動のレベルを徐々に引き上げていかなければなりません。
 そこで、市民の皆様はもとより、全国の皆様には、これを機に、北九州の食や自然、文化、スポーツなど我が街の魅力を再発見し、楽しんでいただきたいと思います。
 そのため市としても、店舗などの感染予防の取組みに要した経費を助成する「新しい生活様式の店舗助成事業」をはじめ、中止となった児童・生徒のスポーツ大会の代替大会等の開催経費を支援するなど、市民の皆様の社会・経済活動をバックアップします。
 また、市のホームページを見直し、新型コロナウイルス感染症対策ページのトップに、市内の感染情報や医療提供体制等の情報を分かりやすくお知らせします。

【今後の感染症対策】

 今後の対策については、下記のとおり行ってまいります。

  1. 福岡県と協力し、医療体制の強化を図る(県内での病床確保)
  2. 検査体制の強化を図る 
  • 協力医療機関へのPCR検査機器の導入を支援する
  • (救急医療機関への抗原検査キット5,000個配布済み)
  • PCR検査センターのあり方を医師会と協議する
  1. 陽性患者への迅速な対応や保健所の負担軽減などのため、感染症等情報把握・管理システム(HER()()SYS(シス))の活用について、医師会と協議する
  2. 高齢者施設で患者が発生した場合の積極的なPCR検査や施設従事者への研修や情報共有
  3. マスクやガウン、フェイスシールド、消毒液などの物資について、備蓄を進めるなどを積極的に実施していく。

 また、患者になられた方には、市として、万全の医療が受けられるよう、全力をあげて取り組みます。
 そして、患者やその家族、関係者などに対するいわれなき差別や偏見が生じることのないよう、ウイルスに対する正しい理解と知識の啓発にも取り組みます。
 新型コロナウイルスが無くなったわけではなく、今後も散発的な発生が起こりえると考えられます。市民の皆様には、引き続き、感染リスクを抑えるために、マスクや手洗いなどの「5つの行動目標」を実践していただきたいと思います。

北九州市長 北橋健治