北九州市政だより

NO.1466

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令和6年9月15日号 特集1

特集1
みんなで守る命
〜救急・救命〜

 市民の命を守るための、救急車や救急外来などの救命医療。119番に電話する際のポイントや、症状について相談したいときの電話相談など、自分や家族の「いざという時」のために、今一度確認しておきましょう。

市の担当課
消防局救急課 電話093-582-3820
市の担当課
保健福祉局地域医療課 電話093-582-2678
こんな症状が出たときはすぐに119番を!
参考:消防庁「救急車を上手に使いましょう」
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大人

  • 突然の激しい頭痛
  • 突然の高熱
  • 支えなしで立てないぐらい急にふらつく
  • 顔半分が動きにくい、しびれる
  • ニッコリ笑うと口や顔の片方がゆがむ
  • ろれつがまわりにくく、うまく話せない
  • 見える範囲が狭くなる
  • 突然、周りが二重に見える
  • 顔色が明らかに悪い
胸や背中
  • 突然の激痛
  • 急な息切れ、呼吸困難
  • 胸の中央が締め付けられるような、または圧迫されるような痛みが2〜3分続く
  • 痛む場所が移動する
おなか
  • 突然の激しい腹痛
  • 激しい腹痛が持続する
  • 血を吐く
  • 便に血が混ざる、または真っ黒い便が出る
手・足
  • 突然のしびれ
  • 突然、片方の腕や足に力が入らなくなる
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子ども(15歳以下)

  • 頭を痛がって、けいれんがある
  • 頭を強くぶつけて、出血が止まらない、意識がない、けいれんがある
  • くちびるの色が紫色
  • 顔色が明らかに悪い
  • 激しい咳やゼーゼーして呼吸が苦しそう
  • 呼吸が弱い
おなか
  • 激しい下痢や嘔吐(おうと)で水分が取れず食欲がなく意識がはっきりしない
  • 激しいおなかの痛みで苦しがる
  • 嘔吐が止まらない
  • 便に血が混じった
手・足
  • 手足が硬直している

【共通】●意識がない、または、おかしい ●けいれんが止まらない ●物を喉に詰まらせて呼吸が苦しい ●広範囲のやけど ●交通事故に遭った、溺れた など

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119番通報の流れ(例)

消防指令センター
119番、消防です。火事ですか?救急ですか?
通報者(あなた)
救急です。

消防指令センター
あなたのお名前と住所を言ってください。
通報者(あなた)
名前は、●●●●です。住所は、●●区●●町●丁目●番●号です。
※住所が分からない時は、近くの大きな建物、交差点など目印になるものを伝えてください。

消防指令センター
誰がどうしましたか?
通報者(あなた)
父が胸の痛みを訴えて倒れました。

消防指令センター
分かりました。直ちに救急車を出動させます。救急車のサイレンが聞こえたら誘導してください。
通報者(あなた)
(電話をお切りください)
※救急車が到着するまでに、保険証やお金などを準備しましょう。

市長からのメッセージ

 命を守る医療は市民生活の安心の要です。北九州市の病院までの救急車到達時間は政令市の中でもトップクラスを誇るなど、第一線での消防職員らの奮闘により、市民の暮らしが守られています。
 他方、救急車や救急医療は限られた資源でもあります。救急サービスは市民みんなの大切な財産だからこそ、これからも「賢く、上手に」ご活用ください。事前の電話相談や民間救急を適切に組み合わせてご利用ください。
北九州市長の画像  これからも、生涯にわたって、老若男女、市民の皆さまの安心を守るため、北九州市民みんなで取り組んでいきましょう。

北九州市長 武内 和久

皆さんの協力で救われる命があります

 119番通報をした後は、まずは落ち着いて、住所をしっかりと教えてください。住所が早く分かることで、救急車をいち早く出動させることができます。通報をした際は、私たちがいろいろと質問しますが、それに答えていただければ十分です。私たちも日々訓練を行っていますので、安心して通報してください。
消防局指令課 札本 翼主任の画像  また、救急車が到着するまでの間、通報者に対して電話口で心臓マッサージや止血などの応急手当をお願いすることがあります。私たちが分かりやすくお伝えしますので、ご協力をお願いします。
 市では、応急手当のための講習(救命講習会)を実施していますので、ぜひご参加ください。詳細は「講座・教室」の「普通救命講習」に掲載しています。

消防局指令課 札本 翼主任

あかきゅう」を知っていますか?

あかきゅうの画像

 119番通報で救急車を要請した際に消防車が出動する場合があります。
 これは、最寄りの救急車が出動していて、他の救急車の到着に時間を要する場合や、傷病者の心肺停止等が疑われる場合などに、応急手当の資器材を積んだ消防車を出動させ、救急隊到着までの間の応急処置を行うことなどを目的としています。

ヘリコプター」で駆け付けることも!

ヘリコプターの画像

 山間部や離島など、医療機関への搬送に時間を要する場合などに救急資器材を積載した消防ヘリコプターで傷病者を搬送しています。また、遠方の専門病院への緊急搬送を行うなど、ヘリコプターの機動力を生かした救急活動を実施しています。

救急車の利用が増えています!

市内の救急出動件数

平成26年 52,289 平成29年 55,490 令和2年 51,265 令和5年 63,061

1日あたり172.88.3に1回の割合で出動)

※1日あたりの通報件数は約260件

しかし

約3割軽症と診断されています!

  • ●軽 症:入院を必要としないもの
  • ●中等症:3週間未満の入院を必要とするもの
  • ●重 症:3週間以上の入院を必要とするもの

救急車の適切な利用をお願いします

搬送人員数(令和5年中) 56,043人 軽症 33.6% 中等症 63.2% 重症 2.5% その他 0.7%

「民間救急」をご存じですか?

 民間救急は、緊急性の低い人が通院などに利用できるサービスです。寝たままや、車いすに乗ったままでの移動も可能です。消防局が実施する講習を受講し、患者等搬送乗務員適任証を交付された人が乗務していますので、安心してご利用ください。詳細は消防局救急課 電話093-582-3820へ問い合わせを(※料金は各事業者に問い合わせを)。


かかりつけ医をもちましょう

 日頃の健康状態を把握している「かかりつけ医」を持つことで気軽に健康管理や体調面の相談ができます。また、必要に応じて適切な医療機関や専門医を紹介してくれます。
 夜間や休日に開いている救急医療機関は、緊急性の高い患者さんを受け入れるためのものです。かかりつけ医などの診療時間内に受診しましょう。

ポイント

かかりつけ医が不在の時や、救急車を呼ぶべきか、病院を受診すべきか迷った場合は、電話相談をご利用ください

急な病気やけがに関する相談に看護師などがアドバイスを行っています。

■福岡県救急医療電話相談
電話#7119か電話092-471-0099
〈受付時間〉
24時間・年中無休
■テレフォンセンター(夜間・休日急患センター内)
電話093-522-9999
※必要に応じて医療機関の案内も行います
〈受付時間〉
24時間・年中無休
■福岡県小児救急医療電話相談
電話#8000か電話092-731-4119
〈受付時間〉
【日曜・祝・休日】7時〜翌日7時
【土曜】12時〜翌日7時
【平日】19時〜翌日7時
ポイント

医療機関をお探しの方へ!

 「ふくおか医療情報ネット」では、住所や診療科目などの条件から、医療機関を探すことができます。詳細は保健福祉局地域医療課 電話093-582-2678へ問い合わせを。

ふくおか医療情報ネットの画像

この特集に関するお問い合わせ
消防局救急課 電話093-582-3820
保健福祉局地域医療課 電話093-582-2678

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