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令和6年度 北九州市教育委員会児童生徒善行表彰「福原賞」表彰式について

更新日 : 2025年3月14日
ページ番号:000167342

 北九州市教育委員会児童生徒善行表彰「福原賞」(以下、福原賞)は、学校法人「福原学園」を創設された故福原軍造氏のご遺族から「学校の教育に役立てて欲しい。」というご意向でいただいた寄付金を元に、平成元年に創設されました。前理事長の故福原弘之氏、現理事長の福原公子氏からも重ねてご寄付をいただいています。
 北九州市教育委員会では、子どもたちの健全育成を図るとともに、学校教育の充実・発展に資するために、顕彰すべき行為のあった児童生徒を表彰しています。
 令和6年度は、表彰基準に合致した小・中学生個人122名と10団体が受賞しました。

1 表彰対象

 北九州市立小・中・特別支援学校に在籍する小・中学生で、善行やボランティア活動、地域貢献等顕彰すべき行為のあった個人及び団体。

2 福原賞表彰式 男女共同参画センター ムーブ(対面とオンラインで開催)

  • 日時 令和7年2月6日(木曜日)15時00分から16時00分
福原賞表彰式1
福原賞表彰式2
福原賞表彰式3
 

福原賞4
福原賞5
福原賞6

3 令和6年度受賞者の紹介

個人の部
校種 内容 内容詳細
小学校 善行  通学路で倒れていた高齢女性に気付いた。女性の反応がないため、周囲の大人に声をかけて、助けを求めて助けることができた。
小学校 善行  公園に落ちているゴミが気になり、ビニール袋を持参してごみを拾った。悪天候の日も継続的にごみを拾い続けるなど、公園の美化を意識した行動をとることができた。
中学校 善行  自宅が分からずに迷って泣いている小学1年生がいた。その様子を見て、声をかけ、寄り添い、小学校まで送り届けることができた。
中学校 善行  高齢者が雨の中、傘もささずに困り佇んでいる様子に気付いた。その際、高齢者に声をかけて、傘をさし、施設の方が迎えに来るまで一緒に待ち、施設の方に引き渡すことができた。
団体の部
校種 内容 内容詳細
中学校 地域貢献  地域の中の学校として、校区で開催される市民センター等が主催の取組について、中学校としてできる範囲で協力しようと呼びかけてきた。市民センター文化祭において、受付係・ステージの進行係、高齢者の支援など様々な行事に主体的に取り組むことができた。

4 児童生徒の言葉 (一部抜粋)

中学校 生徒

 放課後、友達と雑談しながら雨の中歩いていると、前から傘をささずにおばさんが歩いてきました。最初は「助けた方が良いのかな、でも」と恥ずかしさもあり少し悩みました。それでもやはり無視できず友達に話すと「じゃあ一緒に話しかけよう」と言ってくれた言葉に勇気が湧きました。話しかけると、おばあさんはすごい笑顔で「ありがとう」と言ってくれました。なれていなくて戸惑ってしまっても何度も笑顔で「ありがとう」と言ってくれたのでその度に、友達3人で頑張ろうと気合を入れ前へ進むことができました。
 私が今回おばあさんを助けることができたのは、寒い中最後まで一緒に手伝ってくれた友達とおばさんの「ありがとう」と言う言葉が強かったです。これからは、もっと沢山の人の手助けができるよう今回の「ありがとう」を忘れず一人でも人助けをしてみようと思います。

「福原賞をいただいて」 中学校 生徒

 部活動を終えて、二人で下校していた時、小学生の男の子が道路に座っていました。男の子は「お家が分からなくなった。」と言い、困っている様子だったため男の子の通っている小学校に一緒に連れていき、小学校の先生に事情を説明しました。
 親や先生から困っている人がいたら助けることの大切さは日頃から学んでおり、今回は、二人で勇気を出して声をかけたことが人助けにつながり、本当によかったと思います。何より、男の子が無事家に帰ることができ、感謝の言葉を伝えられて、うれしい気持ちになりました。
 何気なく行ったことで、このように立派な賞をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。この賞に恥じぬよう、これからも、学校や地域で困っている人を助けていきたいと思います。ありがとうございました。

「人助けの大切さ」 小学校 児童

 この度「福原賞」という素晴らしい賞をいただくことができ、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
 私たちは、道端で大きな音が聞こえ、すぐに駆け寄ると、転倒している高齢女性を発見しました。声を掛けるのには勇気がいりましたが、困っている人を助けたいという気持ちでいっぱいになり「大丈夫ですか」と声を掛けました。すると「ありがとう」と返してくれました。そして、高齢女性を家まで送り届けている途中で、近くに住む女性も加わり、助けることができました。「助けてあげたい」という優しい気持ちをもつと、優しい人が集まり優しい気持ちになることがわかりました。この福原賞の受賞をきっかけに、人助けの大切さを学ぶことができました。これからもこの経験を活かし、人のために頑張りたいと思います。ありがとうございました。

「福原賞を受賞して考えたこと」 小学校 児童

 福原賞に選ばれたことを聞いて、周りの友達からも「すごいね、おめでとう。」と言ってもらったことから、自分のしたことは正しいことだったのだなと思いとてもうれしくなりました。ぼくが普段遊んでいる公園にごみがたくさん落ちているのを見たとき、とても悲しい気持ちになりました。みんなが使う公園はいつもきれいな公園であってほしいと思いました。ごみを拾うことは大変だったけれど、きれいになった公園を見てとてもスッキリした気持ちになりました。
 この経験から、次からボランティアなどを進んでやってみたいです。自分一人で公園をきれいにするだけでなく、ゴミをポイ捨てする人をより少なくする方法について考えてみたいです。

「地域の中の学校」 中学校 団体

 本校では、新型コロナ感染症の5類移行を受けて「地域の中の学校」を実現するために、これまで行われてきた地域行事への参加を再開しました。その一環として、今年は、地域で行われる朝のラジオ体操に合計85名、地域の文化祭や敬老会等の運営に合計15名が参加しました。
 先生方から、地域のボランティアの取組に参加しないかという依頼があった時は、朝6時30分集合という時間の設定に正直、大変そうだなと思いました。しかし、実際に参加した際に、小学校が楽しそうに体操をしている姿を見たり、地域の方の感謝の言葉を受けたりして、やってよかったと思いました。最終日に、地域の会長から、「この町は高齢化が進んでいて、これまでできていた地域の行事ができなくなってきている。そうした中で君たち若者が地域の支えとなってくれたことが本当に心強かった。ありがとう。」といわれました。
 最初は、大変だなと思っていた地域ボランティアでしたが、地域の会長の言葉を聞き、改めて私たちは、まだ中学生だけれども、地域を支える一員であることにきづきました。
 私達は、これから高校生になりますが、これからもボランティア活動を続けていきたいと考えています。
 本日は、表彰していただき、誠にありがとうございました。

5 受賞者一覧

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