北九州市が実施する帯状疱疹の予防接種を開始します。
令和7年度の実施期間は、令和7年4月1日から令和8年3月31日までです。
北九州市が実施する帯状疱疹の予防接種を開始します。
令和7年度の実施期間は、令和7年4月1日から令和8年3月31日までです。
対象となるのは北九州市内に住民登録がある方で、以下に該当する方です。
市が実施する予防接種はおひとりさま1度限りになりますので、接種の機会を逃さないようにご注意ください。
直接、各医療機関での個別接種となります。
予約が必要な場合がありますので、あらかじめ医療機関にご確認のうえ、接種をご検討下さい。
帯状疱疹に有効なワクチンは2種類あります。接種方法や効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも発症を抑制し、重症化や後遺症の予防につながるとされています。
接種については、かかりつけの医師とよくご相談のうえ、ご検討ください。
生ワクチン(ビケン) 阪大微研製 |
組換えワクチン(シングリックス) GSK社製 |
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接種方法 | 皮下に接種 | 筋肉内に接種 |
接種回数と間隔 | 1回 | 2回(2か月以上の間隔をあける)(注) |
接種条件 | 病気や治療によって、免疫の低下している方は接種できません | 免疫の状態にかかわらず接種可能 |
(注)病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。
生ワクチン(ビケン) 阪大微研製 |
組換えワクチン(シングリックス) GSK社製 |
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接種後1年時点 | 6割程度 | 9割以上 |
接種後5年時点 | 4割程度 | 9割程度 |
接種後10年時点 | ー | 7割程度 |
(注)帯状疱疹後神経痛(PHN)に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組み換えワクチンは9割以上と報告されています。
主な副反応の発現割合 | 生ワクチン(ビケン) 阪大微研製 |
組換えワクチン(シングリックス) GSK社製 |
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ワクチン接種部位の症状 | 全身症状 | ワクチン接種部位の症状 | 全身症状 | |
70%以上 | ー | ー | 疼痛 | ー |
30%以上 | 発赤 | ー | 発赤 | 筋肉痛、疲労 |
10%以上 | そう痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結 | ー | 腫脹 | 頭痛、悪寒、発熱、胃腸症状 |
1%以上 | ー | 発疹、倦怠感 | そう痒感 | 倦怠感、その他の疼痛 |
(注)各社の添付文書より厚生労働省にて作成されたものを改編
予防接種後の副反応による健康被害は、極めてまれではあるものの不可避的に発生する場合があります。当制度は、接種に係る過失の有無に関わらず、健康被害が生じたと厚生労働大臣が認める方に対し、国の負担により救済のための給付を行う制度です。
生ワクチン(ビケン) 阪大微研製 |
組換えワクチン(シングリックス) GSK社製 |
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自己負担額 | 4,600円 | 1回当たり11,000円×2回 |
注)ただし、(1)生活保護受給の方、(2)世帯全員が市民税非課税の方、のいずれかに該当する方は減免(無料)となります。 減免手続きについては下記(項目「減免手続き方法について」)をご参照ください。
対象者のうち、生活保護受給者又は世帯全員が市民税非課税の方は自己負担額が減免(無料)になります。
下記のいずれかの方法で減免します。
「生活保護受給証明書」の交付を受け、医療機関に提示する。
(注1)各区役所保護課での手続きのうえ、交付を受けてください。
(注2)生活保護を受けていることが医療機関で確認できる場合は不要です。
「令和7年度介護保険料納入通知書(保険料段階が1から3段階のもの)」
「介護保険負担限度額認定証」・「介護保険特定負担限度額認定証」を医療機関の窓口に提示する。
または
本人確認資料(運転免許証、住民基本台帳カード、健康保険証など)と印鑑(認印)と予診票を持参して、各区役所保健福祉課で減免確認を受け、医療機関に提出する。
(注1)本人が自署する場合は、印鑑は不要です。
(注2)区役所窓口での市民税非課税の確認は、お時間をいただくことがあります。ご了承ください。
上記の対象者のうち、生活保護の方、後期高齢者医療制度対象の方については、マイナンバーカードを医療機関にご提示いただくことでも確認ができます。
帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が現れる皮膚の病気です。
初期症状は、皮膚の痛みで体の左右どちらか片側の神経に沿って起こります。数日後にはピリピリ感・痛みのある部位に発疹が現れます。発疹は徐々に広がっていき、やがて水疱(水ぶくれ)に変化します。水ぶくれは時間の経過で破れてかさぶたとなり治癒します。皮膚の症状が元に戻るまでには1か月程を要します。
合併症の一つに、皮膚の症状が治った後にも痛みが残ることがあり、日常生活に支障をきたすこともあります。代表的なものとして、皮膚の症状が治まった後も3か月以上痛みが続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」があります。
加齢などによる免疫力の低下の影響もあり、50歳以上から発症率が高くなり、80歳までには、約3人に1人がかかると言われています。
帯状疱疹は、症状がひどくなる前に受診し、治療を始めることが重要です。
抗ウイルス薬を投与することにより、痛みの期間の短縮、発疹の発生の抑制、皮膚の症状の治癒を促す効果が得られますが、十分な治癒効果を得るためには、発症後速やか(発疹が現れてから3日以内)に投与を開始することが望ましいとされています。
症状が現れた際にはできるだけ早く医療機関を受診しましょう。
免疫の低下」が帯状疱疹につながることから、日頃からの体調管理に気をつけ、できるだけ健康的な生活習慣を保ち、免疫力を高めることが大切です。バランスのとれた食事や、適度な運動、適切な睡眠を心掛けましょう。
帯状疱疹予防ワクチンを接種することも有効であるとされ、日本では50歳以上の方が接種可能なワクチンが認可されています。
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保健福祉局健康医療部健康危機管理課
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定期予防接種:093-582-2090 新型コロナワクチン:093-582-2919
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