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介護ロボットの導入状況などに関するアンケート調査(令和3年度)

更新日 : 2025年10月3日
ページ番号:000162312

市内の介護保険施設等における、介護ロボットの導入状況等を調査し、今後の取組の参考とする為に、令和3年11月にアンケート調査を実施しました。

そのアンケートの結果について、下記のとおり公表いたします。

調査項目

  1. 基本情報 (施設種別・定員・職員数・開設年月日)
  2. 介護ロボットの導入状況等 (介護ロボットの導入状況・機器・時期・目的・効果・形態)
  3. 今後の介護ロボットの導入意向 (導入予定・介護ロボットを導入促進するために必要なこと)
  4. 介護ロボットを効果的に活用するために必要なこと (自由記載)
  5. 先進的介護「北九州モデル」について

調査対象施設

介護老人福祉施設(特養):60か所

地域密着型介護老人福祉施設(地域密着特養):22か所

介護老人保健施設(老健):34か所

認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム):149か所

特定施設入居者生活介護事業所(特定施設):50か所

合計315か所 

注:括弧内は下記のアンケート結果の表中で用いる略称

実施時期

令和3年11月

回収結果

アンケート回収:206か所

回収率:65.3%

介護ロボット導入状況

介護ロボットの導入状況:令和3年度集計結果
施設種別 施設全体の数 導入施設数 普及率
特養(広域・ユニット) 60 14 51.2%
特養(広域・ユニット以外) 17
地域密着特養 22 11
老健 34 13 38.2%
グループホーム 149 30 20.1%
特定施設 50 20 40.0%
無回答 - 1 -
合計 315 106 33.7%
参考:令和2年度集計結果
施設種別 施設全体の数 導入施設数 普及率
特養(広域・ユニット) 59 14 45.7%
特養(広域・ユニット以外) 18
地域密着特養 22 5
老健 34 9 26.5%
グループホーム 146 17 11.6%
特定施設 50 10 20.0%
無回答 - 4 -
合計 311 77 24.8%

【結果】

  • 他の施設種別に比べ、特養全体の普及率が高い
  • 特養以外の介護施設でも導入が進んでいる。
  • 令和2年度調査時より普及率が上昇している

分野別の導入状況

分野別の導入状況:令和3年度集計結果
機器種別 導入施設 構成比
移乗支援 27 15.5%
移動支援 6 3.4%
排泄支援 6 3.4%
見守り 60 34.5%
コミュニケーション 3 1.7%
入浴支援 19 10.9%
介護業務支援(記録支援) 53 30.5%

インカム
(令和3年度から調査)

25 14.4%
合計 174 100.0%
参考:令和2年度集計結果
機器種別 導入施設 構成比
移乗支援 23 19.2%
移動支援 3 2.5%
排泄支援 2 1.7%
見守り 46 38.3%
コミュニケーション 5 4.2%
入浴支援 21 17.5%
介護業務支援(記録支援) 20 16.7%
合計 120 100.0%

【結果】

  • 見守り機器の導入が多い
  • 記録支援の導入が増えている 

初めて導入した時期

初めて導入した時期:集計結果
導入時期 施設数
令和3年 45
令和2年 26
令和元年(平成31年) 32
平成30年 16
平成29年 19
平成28年 9
平成27年 7
平成26年 4
平成25年 5
平成24年 1
平成23年 1
平成22年 0
平成21年以前 22
時期不明 12
合計 199

【結果】

  • 平成28年度以降、ほぼ、毎年機器導入の件数が伸びている。

導入効果

導入効果:集計結果
施設種別 効果あり 効果なし
特養(広域・ユニット) 12 0
特養(広域・ユニット以外) 17 0
地域密着特養 10 0
老健 10 3
グループホーム 28 1
特定施設 17 2
無回答 1 0
合計 95 6

【結果】

  • 効果なしを分析すると、ほとんどの施設が平成28年度から平成29年度にかけて、補助金で移乗支援機器を導入。

導入形態

導入形態:集計結果

導入形態

補助金あり 補助金なし 合計
購入 54 47 101
リース 3 20 23
その他 - - 1
無回答 - - 1
合計 57 67 126

【結果】

  • 半数以上の施設が補助金を利用して購入
  • リース利用は少数

 

今後の導入予定

今後の導入予定:集計結果
回答数 206
導入を考えている施設 106
導入を考えている施設の割合 51.5%

【結果】

  • 半数を超える施設がロボット導入を考えている 

導入を考えている分野

導入を考えている分野:集計結果
機器種別 回答数 構成比
見守り 58 54.7%
移乗介助 43 40.6%
介護業務支援(記録支援) 40 37.7%
コミュニケーション 23 21.7%
入浴支援 19 17.9%
排泄支援 11 10.4%
移動支援 14 13.2%

【結果】

  • 見守り、移乗介助、記録支援等、これまで本市で実証してきた分野の導入希望が高い 

参考:導入を考えていない理由(抜粋)

金額面

  • 経営者側が、投資することに消極的。
  • 補助金を利用しても、一定額の支出があり、現状では導入が難しい。
  • 小さな施設に必要なのか、それに見合ったコストなのか。

機能面

  • 使用するメリットがない。
  • 装着など準備に時間がかかる。
  • 装着型の移乗支援機器は常時の着用は難しい。
  • 現時点で必要としていないが今後さらに良いものがあれば導入したい。
  • 利用者の状態変化などにより使用しなくなりそうで、ムダな感じがする。

設置スペースの問題

  • 施設の規模が小さく、収納場所がない。

その他

  • 法人本部の意向に従う。
  • 可能であれば導入したいが、決定権がない。
  • すでに導入しており、充足しているため。

介護ロボットを効果的に活用するために必要なこと(抜粋)

金額面

  • 低価格化の実現
  • 購入費用の補助
  • 導入検討のための無償での試用支援

サポート面

  • 機器選定のサポート
  • 機器を使いこなし活用するための継続的なメーカーのサポート
  • 定期的なメンテナンスを含めた、導入後のメーカーのサポート

意識改革

  • 使用する側が使用する必要性を理解するとともに、使用環境を整備する。

人材育成・教育

  • 導入の意義・目的を理解するための研修の実施。
  • 職員の使いたいイメージを多く引き出す。
  • 機器の特性を活かせるよう、効果を理解して取り組む。
  • パソコン等の機器に対する抵抗感を改善するための、操作方法の研修の実施。
  • 効果事例の理解のため、他施設の見学や職員間のコミュニケーションの場を増やし、現場の職員から活用の必要性の声が上がるようなセミナー開催や動画作成等。

性能・使い方

  • 操作が分かりやすく、簡易に使える機器であること。
  • 使用方法の伝達の仕組みづくり。
  • マニュアルや手順書を機器ごと・利用者ごとに設定する必要があるので、マニュアル等の作成ができる現場職員の育成が必須。
  • 介護者の動作代替よりも、利用者のメンタルの多様化に対応するもの。

その他

  • 例えば「サブスク」のようなもので機種や台数を利用者に応じて使うことができるようなシステムがあれば良いと思う。
  • 移乗用のリフトを導入したが、家族の同意を得られず使用できないことがあった。家族が拒否した時の対応の問題がある。

先進的介護「北九州モデル」について

(1)「北九州モデル」について知っていますか

集計結果
  回答数
名称のみ知っている 95
内容も知っている 69
知らない 35
無回答 7

(2)「北九州モデル」の導入について

集計結果
  回答数
すでに同様のものに取り組んでいる 14
導入を検討したい 42
内容を詳しく知りたい 66
現時点では興味ない 65
無回答 19

(注)先進的介護「北九州モデル」とは

 介護業務の作業観察・分析を踏まえたICT・介護ロボット等の導入実証により、本市が構築した、ICT・介護ロボット等を活用した介護現場の新たな働き方モデル

このページの作成者

保健福祉局先進的介護システム推進室
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2712 FAX:093-582-2095

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