北九州市では、JR、モノレール、筑豊電鉄および路線バスにより、充実した公共交通ネットワークが形成されており、それを補完するおでかけ交通を含め、他都市と比べても遜色のない交通サービスが提供されています。
しかしながら、人口減少や自家用車利用の増加に伴い、昭和40年から約60年間で公共交通利用者数は約7割減少しています。
加えて、公共交通の運転手不足が深刻化するなど、公共交通サービスの維持・確保が一層、困難な状況になっています。
通勤や通学、買物、旅行など、市民生活に欠かせない移動手段である公共交通を守るためには、皆さまが無理のない範囲で公共交通をご利用していただくなどのご協力がとても大切となります。
そこで、過度のマイカー利用から、地球環境にやさしい公共交通や自動車への利用転換を図るともに、多様な移動手段が確保された、持続的に利用することができる交通体系を実現することを目的に、北九州市環境首都総合交通戦略(北九州市地域公共交通計画)を策定しています。
本市では、この計画の中の主要な施策の一つであるモビリティ・マネジメントを実施し、公共交通の利用促進に取り組んでいます。