日本では、家庭や飲食店などから、食品由来の廃棄物等が年間約2,402万トン発生しています。このうちの約523万トンが、本来は食べられるのに捨てられている食品、いわゆる食品ロスと推計されています。
北九州市の家庭からは、年間1.5万トン(約35㎏/世帯)の食品ロスが発生しています。(令和4年度調査)この量は北九州市の1世帯あたり、約2万2千円の食品購入費に相当します。そこで、北九州市では、この食品ロスを削減するために、食べものの「残しま宣言」運動を実施しています。捨てるものを少なくして、みんなが笑顔になれる「食事」の輪を広げましょう!
食品ロスとは、本来食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食品のことです。
生ごみ(食品廃棄物)の中には、直接廃棄、過剰除去、食べ残しによる食品ロスが含まれています。
直接廃棄(手つかず食品)
賞味期限切れ等により料理の食材として使用又はそのまま食べられる 食品として使用・提供されずに直接廃棄されたもの。
過剰除去
野菜の皮を厚くむき過ぎるなど、食べられる部分まで捨ててしまうこと。
食べ残し
作りすぎなどで食べ切れずに捨ててしまうこと。
国民一人一人が毎日茶わん1杯分(約114g)のご飯を捨てていることに相当します。
※1 食品ロス及びリサイクルをめぐる情勢(令和5年6月農林水産省 公表値)
※2 ごはん茶碗1杯(114g)、令和4年12月時点の推計人数をおよそ92万として算出
食品ロスをなくすために、私たちの生活の中で
どんなことができるのでしょうか。
北九州市でも循環型社会の形成に向けて食品ロスの削減が重要な課題となっています。食べものの「もったいない」をなくすための取組みとして、私たち市民や飲食店が取組むことができる「残しま宣言」運動を実施しています。
「残しま宣言」運動の取組み例
- ・「残しま宣言」の周知
- ・「残しま宣言応援店」
- ・子ども向けの取組み
- ・冷蔵庫のクリーンアップ