北九州市政だより

NO.1473

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令和7年1月1日号 特集

特集
武内市長×光石研さん(俳優 北九州市出身)
新春対談

新年おめでとうございます

市長からのメッセージ

 令和6年は、北九州市にとって明るいニュースの多い1年でした。バレーボールや卓球、パルクールなど世界的なスポーツイベントの開催、小倉の街を連続62日間彩る、多くの注目をいただいた「コクラBEAT」の開催、Z世代のさまざまな舞台での活躍、子育て・介護の新たな取り組みや企業誘致における投資も相次ぎました。
 令和7年は、それらの動きをさらに加速させ、市民の皆さまと力を合わせて、より一層世界から憧れられるまちづくりを進めていきたいと存じます。
 皆さまにとって、この一年が笑顔あふれる年となりますことを、心からお祈り申し上げます。

北九州市長 武内 和久

12月29日(日)から配信
対談の一部を市公式YouTube
「KITAKYUSHU-SHI PRESS」
で配信します!

光石 研さんの写真

光石 研さん・俳優

1961年9月26日生まれ。北九州市八幡西区黒崎出身。16歳の時に映画「博多っ子純情」でデビュー。以降、数多くのドラマや映画で活躍中。2023年公開の主演映画「逃げきれた夢」は北九州市が舞台。

 武内市長と北九州市出身の俳優・光石研さんが対談し、新年の抱負などを語り合いました。
※北九州国際映画祭2024の際に実施

地元出身の名優が語る、北九州市への思い

市長 今日はよろしくお願いします。光石研さん、皆さんよくご存じのとおり、北九州市出身…というか、もう「黒崎出身!」ですよね?

光石さん(以下、敬称略) いやいやいや、そうなんですよ、黒崎出身で。

市長 北九州市が誇る、名優であられる。「逃げきれた夢」がカンヌ国際映画祭にも出品されるなど、ご活躍は皆さんご存じのとおりです。

光石 本当にありがとうございます。

市長 光石さんがいろんな仕事のたびに必ず北九州に来てくださる、これは本当にうれしいんですよ。

光石 帰ってきたいんですよ。本当にそうなんです。飛行機でも新幹線でも、関門海峡を越えるとね。この福岡の地だけじゃなくて九州どこでも、そこの地を踏むと何かほっとするんですよね。

市長 舞台挨拶などでも、「黒崎、黒崎」っておっしゃっている。あれがものすごく愛を感じて仕方ないんですよ。

光石 僕は18歳で東京に出たんですけど、その時は東京に憧れて「もう二度と帰ってこないぞ」と、そのつもりでいたんですけどね。どんどん年齢を重ねていくと、やっぱり帰巣本能が…。

市長 「自分がどこから来たか」って、年齢を重ねると深く考えてしまいますよね。

光石 いくら拭っても拭いきれないフレーバーが出てるんだなって思って。

市長 「逃げきれた夢」でも、黒崎でのシーンがもう板についてリアル過ぎて。光石さんの方言を聞いてると、今も黒崎現役って感じがします。

光石 18年間しかあの言葉を使ってないはずなんですよね。とうに45年、東京弁を使ってる方が長いのに。これは本当に不思議ですね。

映画でもイベントでも北九州の人たちの熱意に感謝

市長 改めて北九州のどこが一番お好きですか。

光石 やっぱり一番は人ですね。僕、映画の現場でよく聞くんですけど、とにかく北九州市はロケがしやすいと。山もあるし、都会もあるし、海もあるし、何でもできると。危ないことも結構やらせてもらえる(笑)。(道路を)封鎖したり爆破したり。でもそれ以上に、北九州の人たちがエキストラとして参加してくださる熱意がすごいらしいんですよ。

市長 エキストラ、今は9000人ぐらいいるんですよ。ありがたいですね。

光石 そう!市長、聞いてください。戦争のシーンなのかな?メイクさんが一人一人にメイクしてたら、北九州のエキストラの人たちは、「ちょっと貸しっ!」って言って自分でやるんですって。「これじゃ汚しが足りない!」と。みんなノリノリでやってくださるって。これが面白いしうれしいし、ありがたい、って言ってましたね。

市長 みんな全力投球、ノリノリですよね。そこが北九州の人の魅力。

光石 確かにそうなんですよ。(北九州)マラソンもね、その昔一度出させていただいたんですけど、その時の市民の皆さんのホスピタリティ(おもてなし)が本当にすごくて、僕、感動したんです。

市長 分かります!応援があったかいし、人と人の距離が近いですよね。

「映画の街・北九州」のこれから

市長 北九州国際映画祭、2回目ということで、今少しずつ育て始めたのがこの映画祭です。

光石 いや、これは本当に良い取り組みだと思うので、どうにか皆さんが頑張って、僕も何かできることがあったら合流させていただきたいので、続けていってほしいです。

市長 本当に皆さん、温かさだったりとか、ホスピタリティだったり、あと「北九州市が好きだ」「北九州市から生まれた作品が好きだ」っていう気持ちがね、熱になって。そういうような映画祭にしていきたいですよね。

光石 本当にそうですね。

2025年は常にフレッシュで好奇心旺盛でありたい(光石さん)

市長 さて、市政だよりの新春特別号ということで、光石さんの2025年の抱負や、「こんな年にしたい」っていうのがあればぜひ。

光石 どうですかね…。ただ、俳優は(役を)いただかないと始まらない。
 僕が「こうやりたい」って言っても、一部の俳優さんは自分がやりたいものができるんでしょうけど、僕なんかまだまだそれができるもんじゃないんで。
 でも、それをいただくためには常にフレッシュで好奇心を持っていないと、「光石」と指名してくださらないと思うんでね。

市長 だんだん年齢を重ねてくる中で、好奇心とかフレッシュさ、どうやって出せばいいのかなって。コツとかありますか?

光石 何でもいいと思うんですよね。何か夢中になれることがあると。
 子どもの頃なんか、ちょっと机の上で一生懸命何かをやってると、気がついたら外が真っ暗になっていたってこととかありますよね。そういうことが大人になっても見つけられるといいなと思いますよね。

市長 好きなこと、自分が好きだと思うことを、ですね。こうでなきゃとか、こういうのにしなきゃとかじゃなくて、自分の心が動くものに心を寄せていく、ということですね。

光石 本当にそう思いますね。そういうのがあればいいですよね。

市長 2025年にチャレンジしたいことはありますか?

光石 そう!今度の北九州マラソンに出るんですよ。5kmを走ろうと思ってます。フルマラソンに挑戦したかったんですけど、今は走ってないもんですから…。再チャレンジというか、もう一度フルで走れるように体を作りたいですね。

市長 あ、では一緒に走りましょう。楽しみです。
 それでは結びに、北九州市民の皆さんに一言お願いします。

光石 また、映画で必ず北九州に戻ってきますんで、その時は皆さんで協力してください。支えてやってください。そして2025年もぜひ北九州国際映画祭をやってくださいね。よろしくお願いします。

※記事作成にあたり、対談内容を編集・補足しています。

武内市長と対談中、笑顔で話す光石 研さんの画像

応援よろしくお願いします!

北九州マラソン2025
2月16日(日)9時スタート!

光石さんはファンランに参加します!
10時スタート

問い合わせ
都市ブランド創造局スポーツ振興課 電話093-582-2831

北九州市からのお知らせ

映画の街・北九州

 北九州市は映画関係者から「撮影しやすい街」として絶大な信頼を得ています。各地で映像作品のロケが頻繁に行われ、公開後は、ロケ地巡りに市内外から人々が訪れています。
 そんな「映画の街・北九州」を支えているのは、「北九州フィルム・コミッション」の熱意と北九州市ならではの多彩なロケーション、そして撮影を支えるボランティア・エキストラや、撮影を温かく見守ってくださる市民の皆さんです。

「映画の街」を支える力

他都市ではできない大規模ロケに積極的に挑戦!

爆破シーンの画像

 街なかでの爆破シーンや空港でのハイジャックシーンなど、国内では不可能とされてきた大規模ロケを関係先の協力も得ながら成功させてきた実績は、国内外の映画等の制作関係者から高く評価されています。

 雄大な自然や歴史的建造物、昔ながらの味わい深い市場やパワフルな工場群、近代的な都市景観など、北九州市には多様な名場面の舞台がそろっています。

市民の皆さんの温かい見守りと積極的なボランティア参加

エキストラ、ボランティアに参加された皆さんの集合写真

 9000人を超えるエキストラやボランティアが長期・長時間に及ぶこともある撮影を支えています。また、ロケに伴う道路や施設の利用制限も、市民の皆さんのご理解とご協力により実現できています。


「北九州国際映画祭2024」が11月に開催されました!

 1年に一度、多くの映画や映画人が北九州市に里帰りし、撮影を支えていただいた市民の皆さんと間近に交流するイベントです。令和6年は、船場広場など各所での映画上映や市民参加型企画などが行われ、多くの人に足を運んでいただきました。

北九州国際映画祭2024の画像

北九州フィルム・コミッション(KFC)とは?

 北九州市が1989年から映画やドラマなどの撮影誘致・支援に取り組み、2000年に設立した組織です。まちを挙げた取り組みは高く評価され、「東京ドラマアウォード2014・特別賞」「第23回福岡県文化賞」「平成28年ふるさとづくり大賞」など数々の賞を受賞しています。今後もKFCの活動を通して北九州市の知名度アップや来訪客の増加につなげていきます。

令和5年度実績 誘致・支援数 41作品 経済波及効果 1億円

対談の撮影場所はココ!

(リバーウォーク北九州6階)

 2003年の開館以来、北九州に「劇場文化を育む」というミッションの下、「観る」「創る」「育つ」「支える」という4つのコンセプトに沿って、さまざまな事業を展開しています。
 国内外の選りすぐりの演劇・ダンス作品の上演、オリジナル作品の制作・発信、多様なプログラムを通じた人材育成、地域の文化活動の支援に取り組んでいます。

J:COM北九州芸術劇場 大ホールの画像
J:COM北九州芸術劇場があるリバーウォーク北九州の画像
問い合わせ
同劇場 電話093-562-2655(代)10〜18時

育つ芸術劇場の地域活動

キタQアーティストふれあいプログラム

~想像力を刺激する「答え」のない授業たち~

 芸術劇場では、市内の小・中学校、特別支援学校を対象に、演劇やダンスのアーティストが出向き、子どもたちに体験してもらいながら豊かな想像力や表現力を育む授業を実施しています。

赤崎小学校(若松区)の授業におじゃましました


▲太めパフォーマンス
さん

 9月27日、北九州市在住のアーティスト・太めパフォーマンスさんが4年生を対象にダンスの授業を行いました。いつもと違う授業に最初は緊張気味の子どもたちでしたが、アーティストのリードでだんだんとテンションもアップ!思いっきりジャンプしたり、音楽に合わせてみんなで踊ったりと、たくさんの笑顔があふれる授業になりました。

ダンス授業の様子

難しい踊りも分かりやすく教えてくださるので楽しかったです
ダンスの授業は初めて!夢中になって汗をいっぱいかきました
この特集に関するお問い合わせ
都市ブランド創造局MICE・エンターテインメント課 電話093-551-8152

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