何を備えておけばいいの?
家具を固定しましょう
平成7年の阪神・淡路大震災でけがをした人の原因のうち、「家具の転倒」は48.5%と約半分を占めています(神戸市消防局調査)。家具が転倒すると、その下敷きになってけがをしたり、出口をふさいで逃げ遅れたりすることがあります。家具の固定や中身の落下防止対策をしておきましょう。
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〈タンス・本棚〉
L字金具や支え棒などで固定する。二段重ねの場合はつなぎ目を金具で連結しておく。 -
〈冷蔵庫〉
裏の取っ手などにベルトを通して、金具などで壁に固定する。 -
〈テレビ〉
テレビと壁をロープとフックなどで固定する。 -
〈食器棚〉
タンスと同じように、L字金具などで壁に固定し、棚板には食器が滑りにくいシートやふきんなどを敷く。重い食器は下の棚へ。扉の取っ手には、揺れで開いてしまわないように留め具を付けましょう。
非常時持ち出し品や備蓄品の準備をしておきましょう
いざという時、すぐに持ち出せるように、水や食料などをまとめた非常時持ち出し品や、在宅避難のための備蓄品を準備しておきましょう。また、定期的に賞味期限切れや不備がないか点検しておくことも大事です。
非常時持ち出し品(例)
家庭や個人の状況に合わせて必要なものを用意しましょう
●携帯トイレ ●飲料水 ●食料 ●歯ブラシ・歯磨き粉 ●衣類・下着●雨具 ●タオル ●携帯用充電池 ●頭に付けられる電灯 ●持病の薬 ●防災ガイドブック(下記参照)
- 【乳幼児などのため】ミルク、哺乳瓶、離乳食、おむつ
- 【女性のため】生理用品、防犯ブザー・ホイッスル、化粧用品
備蓄品(例)
災害復旧まで最低3日を過ごせるよう用意しましょう
●飲料水(一人1日3リットルが目安) ●生活用水(ポリタンクなど) ●米(水やお湯で戻せるアルファ米が便利) ●食料(缶詰・レトルト食品) ●チョコレート・あめ(菓子類) ●卓上コンロ・ガスボンベ ●携帯トイレ
使いながら備蓄する「ローリングストック法」とは?
缶詰やインスタント食品など普段利用している食品を多めに購入しておいて、使用した分だけこまめに買い足すことで、一定量を備蓄する方法です。
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