医療機関において集団感染が発生した場合の報告について

医療機関において、「インフルエンザ等による集団感染の発生の疑いがある」、「入院中の患者から薬剤耐性菌が検出した」等で下記の報告基準に該当する場合は、保健所医務薬務課へご連絡をお願いします。

また、感染者の患者リストを電子申請（外部リンク）にてご報告いただきますようお願いいたします。

感染性胃腸炎およびインフルエンザの集団感染事例が発生した際は、平成27年3月9日付厚生労働省医政局地域医療計画課事務連絡「インフルエンザ及びノロウイルス感染症の院内感染に関する保健所への報告及び相談について」（PDF形式：76KB）のとおり、保健所へ報告するようお願いしているところです。

また、新型コロナウイルス感染症の集団感染事例が発生した際は、令和5年4月28日付厚生労働省医政局地域医療計画課事務連絡「新型コロナウイルス感染症の院内感染に関する保健所への報告及び相談について」(PDF形式：93KB)のとおり保健所への報告をお願いします。

医療機関において、下記の報告基準を満たす事例が発生した場合には、保健所医務薬務課へ事前にご連絡の上、患者リストを作成いただき、電子申請（外部リンク）にて報告をお願いいたします。

（1）　保健所への報告基準（目安）

次のいずれかに該当する場合

・同一病棟内など、1事例につき10名以上の院内感染による感染者（患者、職員合わせて）が発生した場合

・院内感染事案と因果関係が否定できない死亡者が確認された場合

・その他重大な院内感染発生時および医療機関が報告・相談が望ましいと判断した場合

（2）　報告様式

下記の様式を参考に、患者リストを作成してください。

感染性胃腸炎患者リスト　（Excel形式：20KB）

インフルエンザ患者リスト　（Excel形式：22KB）

新型コロナウイルス感染症患者リスト（Excel形式：20KB）

（3）　公表について

集団感染事例については、「北九州市感染症公表要領」に基づいて、公表することがあります。

ただし、公表に当たって、施設名は公表しません。

下記の報告基準を満たす場合は、保健所医務薬務課へ事前にご連絡の上、患者リストを作成していただき、電子申請（外部リンク）にてご報告をお願いいたします。報告いただいた患者情報をもとに、保健所から医療機関の感染対策等の確認をさせていただくことがございます。

（1）　保健所への報告基準（目安）

入院中の患者において、保菌例も含めて、1例でも下記の耐性菌が発生した場合

ア カルバペネム耐性腸内細菌目細菌（CRE）

イ バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌（VRSA）

ウ 薬剤耐性緑膿菌（MDRP）

エ バンコマイシン耐性腸球菌（VRE）

オ 薬剤耐性アシネトバクター（MDRA）

（注1）ア、イ、エ、オの耐性菌の感染症については、、感染症法において5類感染症（全数把握）となっており、感染症の診断を行った際は、全ての医療機関において、7日以内に北九州市保健所保健予防課へ届出が必要です。なお、ウの耐性菌の感染症については感染症法において5類感染症（定点把握）です。詳細は下記をご覧ください。

感染症の分類及び感染症法に基づく医師の届出

【厚生労働省ホームページ】感染症法に基づく医師の届出のお願い（外部リンク）

（注2）医療機関において、菌種が異なっていても多剤耐性菌による感染症例もしくは保菌例が複数見られた場合は、念のためアウトブレイクを疑い、保健所へ報告するとともに、必要な対策をお願いします。

（2）　院内感染発生時の初期対応

医療機関内で薬剤耐性菌によるアウトブレイクが疑われると判断した場合は、管理者および院内感染対策員会（又は感染制御チーム）へ迅速に報告し、速やかに必要な疫学的調査、感染対策を実施してください。

下記の通知の「医療機関における院内感染対策に関する留意事項」をご確認下さい。

平成26年12月19日付医政地発1219第1号厚生労働省医政局地域医療計画課長通知「 医療機関における院内感染対策について」（PDF形式：155KB）

（3）　報告様式

下記の様式を参考に、患者リストを作成してください。

薬剤耐性菌患者リスト　（Excel形式：25KB）

上記の報告様式を作成しましたら、下記から、電子申請にて報告をお願いいたします。

感染症集団感染等の患者報告（医療機関用）　（外部リンク）

（注）電子申請が難しい場合はご連絡ください。

上記、1から2以外の感染症についても、医療機関にて集団感染が発生した場合や感染対策の相談は、下記の北九州市保健所医務薬務課へご相談下さいますようお願いいたします。