下水のゆくえ
家庭や工場などで使用され汚れた水は、下水管を流れ直接またはポンプ場を経由し、浄化センターまで運ばれます。そして浄化センターで綺麗な水に戻り、水質検査を受け、川や海へ流されます。下水道の種類には分流式と合流式があります。
家庭と工場
私たちが生活の中で排出する生活排水や、工場などが排出する汚水、雨水なども下水として処理されます。工場などで使用した水は、浄化センターで取り除けないようなもの(水銀やシアンなど)が含まれていることがあります。また、油などを下水管に流すと、汚れて詰まることがあります。ガソリンなどは爆発することもあり、とても危険です。このようなものを含んだ水が、下水管に流れてこないように、使用した水は工場内できれいにして、下水管に流すように下水道法で定められてます。
ポンプ場
下水管は、汚水を自然の流れを利用して運ぶため、ゆるやかな傾斜をつけて埋められています。
あまり深くなりすぎないように、ところどころにポンプ場を作って汚水を汲み上げ、浄化センターへ送っています。
浄化センター
下水管やポンプ場を通ってきた汚水は、最後に浄化センターで処理されます。
川や海へ
浄化センターできれいにされた水は、川や海に流す前に水質検査が行われます。水質基準は下水道法で決められています。