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北九州市の下水から新たな肥料が誕生しました!

ページ番号:000173903

北九州市上下水道局では、令和5年度より日明燃料化センターを運営している日鉄エンジニアリング株式会社と共同で、同施設で製造される燃料化物の肥料化に向けた研究に取り組んできました。

今回、実用化に向けた新たな一歩として、下水汚泥燃料化物を「菌体りん酸肥料」として九州で初めてしました。

窒素とりん酸の肥料成分を保証しており、下水を中心とした新たな資源循環の実現を目指します。

汚泥燃料化物について

生産場所:日明汚泥燃料化センター

「施設概要」

  燃料化方式:造粒乾燥方式(ジェイコンビ)

  燃料化物生成量:約20トン/日

「燃料物の特徴」

  • 年間を通じて、安定的に製造
  • 含有率10%程度、T-N約4から5%、T-P約3から4%、T-K約1.0%程度
  • 1から5ミリメートル程度の粒状に形成され、運搬、貯蔵性等の取扱い性に優れる
日明汚泥燃料化センター・肥料

肥料の概要

肥料名:OH!DAY!北九州

登録日:令和6年9月19日

保証成分:窒素全量4.0% りん酸全量3.2%

生産事業者:北九州ジェイコンビシステム

品質管理者:北九州ジェイコンビシステム

原料供給者:北九州市上下水道局

肥料名の由来について

  • 下水汚泥が肥料になることに驚き(OH!)
  • 下水汚泥が肥料として新たな日が始まることに喜び(DAY!)

  汚泥から生まれた新たな肥料「OH!DAY!北九州」

市長定例記者会見

菌体りん酸肥料とは

下水汚泥を活用し、肥料の安定供給と持続可能な農業生産の実現のため、令和5年10月に定められた肥料の公定規格です。

品質管理を徹底することで、肥料成分の保証や他の肥料との配合が可能です。

重金属分析結果(肥料登録時)

肥料に含まれる重金属は、農林水産省より示されている許容値以下です。

(ミリグラム/キログラム) 

  ひ素 カドミウム 水銀 ニッケル クロム
分析値

5

0.6

0.12

31

22

9

許容値 50 5 0.4 60 100 20

許容値:通常の施用量で100年連続施用しても人為的な農用地の汚染濃度を超えない値

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このページの作成者

上下水道局下水道部下水道計画課
〒803-8510 北九州市小倉北区大手町1番1号
電話:093-582-2480 FAX:093-582-2533

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