下水道(雨水)の整備(浸水対策)
近年、1時間あたり50ミリメートルの以上の降雨回数は全国的に増加傾向で、最近の10年間では35年前と比べ、約1.4倍に増加しています。
北九州市においても、局地化、集中化する豪雨により、市内各所で広範囲にわたり浸水被害が発生しており、市民の生活を守るため、今後も浸水対策を推進していく必要があります。
これまで、北九州市では10年に1度の降雨(1時間に約53ミリメートルの降雨)に対して、浸水のない雨に強いまちづくりを目指して効率的に雨水整備を進めてきました。(令和2年度末の雨水整備率(注1)は73.0%)
これからは、近年、局地化・集中化する豪雨から市民の生活を守るため、令和3年3月に策定した「北九州市上下水道局雨水管理基本方針」に基づき、「浸水リスク」や「都市機能集積度」などを定量的に評価したうえで、新たに「重点整備地区」を設定し、より一層効果的な雨水整備を進めます。
「重点整備地区」については、現行基準に基づき、地形や雨水の流れ、既存の下水管やポンプ施設などの排水能力を十分に検証しながら、本市における過去最大規模の降雨(1時間あたり約70ミリメートル)に対して、床下浸水が概ね解消できるように取り組みます。
(注1)雨水整備率=整備済区域の面積/雨水整備対象区域の面積
整備済区域:5年に一度の大雨(1時間に約50ミリメートルの降雨)に対して浸水対策の整備が完了した区域
雨水整備対象区域:主に山手部の傾斜地を除いた市街地
一部のファイルをPDF形式で提供しています。PDFの閲覧にはAdobe System社の無償ソフトウェア「Adobe Reader」が必要です。 下記のAdobe Readerダウンロードページなどから入手してください。