配水管理システム及び配管図
水道管路を維持管理するための基本データ
水道管を管理するための基本データ
水道管路を維持管理していくための基本データとしては、
- 流量・水圧・水質などの監視データ
- 水道管の位置などを示す図面データ の2つがあります。
配水ブロックの監視
上下水道局では、浄水場でつくられた安全で良質な水を、高台に設置されている配水池を経由して各家庭の蛇口まで届けるための水道管(配水管といいます)を道路に埋設しており、その長さは約3800kmにのぼっています。このため、市内を90箇所に分割(配水ブロック化といいます)し、流量及び水圧計を常時監視し、水道管の漏水や管破損事故の早期発見等を効率的に行っています。
図形の管理
上下水道局が管理する水道管には、家庭に水を配る配水管だけでなく、遠賀川などの水源から浄水場まで水を送る導水管、浄水場から高台にある配水池まで水を送る送水管などがあります。上下水道局では、これらの水道管を管理するために、水道管の図面(配管図といいます)を作成しています。また、図面を作成する元資料として、水道管布設工事の完成図(竣工図といいます)を作成しています。
データの管理
配水ブロックの監視データや図面データは、膨大な量になるため、人手だけでは管理する事が不可能です。このため、上下水道局では平成9年度から12年度にかけて、これらのデータを管理するための設備を作りました。 これらの設備は、最新の電気計測・通信・情報処理技術も利用しながら、上下水道局でのこれまでの水道管路の維持管理技術をもとに整備されたものです。 上下水道局では、これらのデータを有効に活用して、水道管路の効率的な維持管理に努めています。